2013年12月21日土曜日

鎌ケ谷で見られる草本(2) ヒヨドリジョウゴ

植物(とくに草本)は、一年の中で刻々とその姿を変えていくため、四季を通じて写真を撮っておく必要があります。
しかし、すぐによい写真がたまるわけでもありませんので、時季に応じて いいと思われる写真が撮れたら載せていくことにしました。
前に取り上げた ミツバアケビ の場合は、少しずつ写真がたまっていきました。こんな例もありますので、息長く撮っていこうと思っています。

今回は、秋に美しい実をつけるヒヨドリジョウゴです。
粟野コミセンの「なかよしまつり」の際、 準備作業をしていて隣の林の中で見つけました。

赤い実と緑の実の交じったヒヨドリジョウゴ 2013.10.19 粟野コミセン隣

ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸、学名  Solanum lyratum Thunb. )は ナス科ナス属の多年生植物です。
ヒヨドリジョウゴという名前は、ヒヨドリがこの実を好んで食べることから名付けられたとされますが、実際にはとくに好んで食べるわけではないようです。

赤い実をいっぱいつけたヒヨドリジョウゴ 2013.10.19 粟野コミセン隣

私は実を見つけると口に含みたくなるのですが、このときは「どうして鳥に食べられてしまっていないのだろう」と疑問を感じてやめておきました。

疑問を感じたのは正解でした。
家に帰った後に調べたところ、ソラニンというアルカロイド系の毒を含んでいるということがわかりました。
このこと以来、私は見つけた実をむやみに口にしないことにしました。
このソラニン (solanine) という毒の名前は、学名に由来しているようです。
同じナス科ナス属であるジャガイモの芽に含まれる毒と同じです。


割 込 2015.12.04

参 考 ヒヨドリジョウゴの花 (2014.08.29 佐津間・大宮神社にて撮影)

割 込 おわり


さて、ヒヨドリジョウゴの実の写真は、粟野コミセンの隣にあった林で撮りました。

ヒヨドリジョウゴは この林に生えていました 2013.10.19 撮影

この場所は、2014年の3月下旬に一部開園予定の「(仮称)粟野地区公園」の駐車場になります。
いまでは下の写真のように更地となっています。

工事中の(仮称)粟野地区公園の駐車場 2013.12.17 撮影
 
その後、2014年3月22日の粟野地区公園の開園式に向けて 工事が続けられ、間近になって 完成しました。
 
完成した粟野地区公園駐車場 2014.04.12 撮影 


「(仮称)粟野地区公園」の概略は、下記の鎌ケ谷市のパブリックコメント公表資料にあるとおりです。

下図は、公表資料の駐車場平面図です。

駐車場平面図

粟野地区公園の全体計画は、以下にある公表資料の平面図のとおりです(樹木を示す黒いドット等は緑色に色調変更しました)。
2014年3月下旬に開園される部分は、第一期整備計画の対象となっている赤い点線で囲まれた区域です。
大津川支川沿いの第二期整備計画区域は、2014年度から5年間かけて整備されていきます。
5年ちょっと経ったところで全体が開園される計画になっています。

粟野地区公園計画平面図

 

2013年12月19日木曜日

鎌ケ谷で見られる草本(1) ジャノヒゲ

鎌ケ谷に生育している草本を紹介していきます。
すでにスタートしている木本(樹木)のシリーズと平行して進めていきます。

第1回は、「ジャノヒゲ」です。
ジャノヒゲ(学名  Ophiopogon japonicus (Thunb.) Ker Gawl.)は、クサスギカズラ科ジャノヒゲ属の常緑多年草です。
漢字では「蛇の髭」(Wikipedia)、「蛇鬚」(小学館『日本大百科全書』)などと書かれます。
別名では「リュウノヒゲ」(竜の髯)とも呼ばれます。

ジャノヒゲの葉 2013.04.13 鎌ケ谷市・粟野の森にて撮影

Wikipedia には、以下のようなことが書かれています。

・高さ10cmほどの多数出る細い葉が、竜の髯に似ているのでこう名付けられたといわれる。
・ジャノヒゲという名前は、ジョウノヒゲが転訛したものと考えられる。
・ジョウノヒゲとは、「尉(じょう)の鬚」の意であり、能面で老
人の面を「尉(じょう)」といい、この葉の様子をその面の鬚(あごひげ)に見立てた。

この説でいくと、「蛇の髭」というのは当て字ということになります。
蛇にはヒゲが生えていませんものね。

しかし、ヒゲひとつにしても、「髭」「鬚」「髯」と漢字が使い分けられていて、面倒です。
Wikipedia には、「くちひげ(髭)、あごひげ(鬚)、ほおひげ(髯)で漢字を使い分ける」とあります。

林床にひろがるジャノヒゲ 2013.12.17 鎌ケ谷市・粟野の森にて撮影

ジャノヒゲは、大変に生命力が強い植物で、地下には長い走出枝を伸ばして拡がっていきます。
粟野の森では、林床のそこかしこに見ることができます。

ジャノヒゲの種子 2013.04.13 鎌ケ谷市・粟野の森にて撮影

また、ジャノヒゲは、多くの細い葉の根本にサファイアのように美しい種子をつけます。
種子は外見上は果実に見えますが、果皮は発達せず、直径7mm 程度の濃青紫色の種子が裸出しています。

葉をかき分けて根本をさぐってみてください。
私は初めて見たとき、本当に感動しました。

 

2013年12月11日水曜日

2013.12.11 市民プール跡地の北にできた小さな池

2013年11月17日に実施されたかまがや環境フェア」(主催 市環境課) 報告会 において、「かわ・水・みどり」の代表の方から、市民プール跡地の近くに生きものが住める池ができたと聞きました。

報告会の後しばらくしてから確認にいったのですが、池は見つけられませんでした。
その後、知人のU氏から 「中沢みんなのスポーツ広場」のそばに小さな池ができていると聞きました。
そこで、もう一度 見にいくことにしました。

まず はじめに、2013年5月に撮影した写真をご覧ください。

コミュニティバスの「市民プール」停留所


停留所のそばには 駐車できるスペースがありました


在りし日の市民プール すでに使われなくなっていました


プールが使われなくなった後も 管理棟には人が常駐していました


この小さな記念碑は いまいずこ


いまでは市民プールも取り壊されており、周囲の景観も変わってしまいました。
2013年12月には、以下のような状況になっています。

プールのあった場所は更地になりました  ここに弓道場が建設されます


駐車スペース周辺の木は伐られ、更地とひとつらなりになりました

はてさて、池はいったいどこにできたのでしょう。
「中沢みんなのスポーツ広場」の方から入って、よく調べてみることにしました。

プールのほぼ西に隣接する「中沢みんなのスポーツ広場」


広場に入って右奥の方を見たところ


緑色のフェンスに囲まれた場所ができています 右手は市民プール跡地


さらに近寄り、角度を変えて見てみました 池が見えます


安全対策でしょうか、鍵がかけられていて入れません


フェンスの上にカメラをあげて 池を撮影しました


違う角度から撮った写真 大きな黒いプラスチックの箱は何でしょう

ようやく小さな池が見つかりました。
この周辺は、今後どのような展開をみせるのでしょう。
経過を記録していきたいと思います。


2013年12月10日火曜日

かまがや散策マップ(6) 野馬土手めぐりコース
(野馬土手の跡を訪ねる 2)

今回の「かまがや散策マップ」は、前回に引き続き、市内の野馬土手の跡を訪ねるコースです。
市域の南の方面に残る野馬土手の跡をたどります。

https://drive.google.com/file/d/0B0eo8wCrTacCVWQzdm9hZ0pPT3c/view?usp=sharing
画像をクリックすると、拡大できます


訪ねる場所は、以下のとおりです。
クリックすると本ブログで以前に紹介した記事にジャンプします。

 ➀ コープ鎌ケ谷店にある木柱
    ⇩
 ➁ 囃子清水七面堂前の勢子土手跡
    
 ➂ 川慈公園隣の野馬除土手跡
    ⇩
 ➃ 船橋市咲が丘に残る下野牧の捕込跡
    
 ➄ 稲荷前三差路近くの勢子土手跡


上記のコースに、さらに2カ所を加えたコースがあります。
以下を参照してください。

  ➜ 鎌ケ谷の野馬土手(8) 「野馬土手在りき」の木柱



➜  かまがや散策マップ(5) 国史跡コース

➜  かまがや散策マップ(7) 水辺の散策コース


2013年12月7日土曜日

2013.12.07 大町公園 12月の長田谷津散策会

好天のもと、初冬の大町公園を散策しました。
市川自然博物館の学芸員の方から 今回も多くのことを学びました。
教わったことのいくつかは 写真の説明に加えてあります。

ヤブコウジ (藪柑子)


ムラサキシキブ (紫式部)


ゴンズイ (権瑞)


ヒマラヤスギ (ヒマラヤ杉) の球果 樹上からハラハラとこぼれてきます


発芽したコナラ (小楢) 強い生命力を感じます


ガ マ (蒲) 綿クズのような冠毛を持つ微小な果実が風に舞っていました


ノイバラ (野茨)


コブシ (辛夷) の花芽


ハリギリ (針桐) の落ち葉 同じウコギ科でもヤツデやキヅタは常緑です


シロダモ (白だも)


カラスウリ (烏瓜) 蔓や葉っぱが 枯れ残っています


ハンノキ (榛の木) の雄花序


ヤツデ (八つ手) の雄蕊〔おしべ〕 葉の上には雄蕊が落ち始めています


ヤツデ (八つ手) の雌蕊〔めしべ〕 雄蕊が落ちきると雌蕊が出てきます


オ ギ (荻) オギは湿地に、ススキは主に乾燥地に生育します


ヨ シ (葦) 「アシ」ともいいますが、「ヨシ」が標準和名


紅葉が2週間前と比べて いっそう鮮やかになっていました。
散策会が解散したあと、また もみじ山にのぼってみました。

もみじ  1


もみじ  2


もみじ 3


2013年12月6日金曜日

こんぶくろ池自然博物公園

来年の3月下旬に鎌ケ谷市では「粟野地区公園」が 自然保全型の公園として開園します。

お隣の柏市の北部にある「こんぶくろ池自然博物公園」は、自然保全型公園の先行例として 大変参考になります。

概要を知るためには 以下のパンフレットが便利です。

➜ 画像を拡大する (開いた画面をさらにクリックする)


➜ 画像を拡大する (開いた画面をさらにクリックする)

詳しくは「こんぶくろ池自然博物公園」のホームページを参照してください。
とてもよくできたホームページで、感心させられます。

 ➜ 「こんぶくろ池自然博物公園」のホームページ


以下は、2012年秋に撮った写真です。
掲示物の内容や掲示方法、樹木プレートの付け方、散策路の杭の打ち方などに関心が偏っていますので、見ていてちっとも面白くないと思いますが、ご容赦ください。

情報を削ぎ落とした とてもわかりやすい案内図


がんセンターのすぐ隣にある出入口


出入口のそばには掲示板があります


左手には広い管理棟 右手に進むと こんぶくろ池と その森があります


オオスズメバチへの注意 と 立入禁止の表示


比較的大きな樹木プレートが付けられています


湿地なので 要所要所は 足元に木材が敷かれています


散策路の杭の近くは 草が刈られていることがわかります


散策路上にある大事な植物が 竹で保護されています


湧水池なので ところどころに橋が架けられています


池の近くにあった掲示板 こんぶくろ池も野馬の水呑み場でした


整備中になっており、近くには木の杭が多数置かれていました


鎌ケ谷の見慣れた森によく似た景色です


ここの杭には赤いロープが渡されていました(理由不明)