カタバミは、旺盛な繁殖力を持つ植物です。
高さは 5~20cm、地下に球根を持ち、匍匐茎を伸ばして地表に広がります。
 |
カタバミ (片喰、傍食、酢漿草) 別名 雀の袴 学名 Oxalis corniculata
カタバミ科 カタバミ属 |
属名の「オクサリス(
Oxalis)」は、ギリシア語の「oxys(酸っぱい)」が語源とのこと。
葉や茎が蓚酸を含んでおり、酸味があることに由来しているそうです。
酢漿草という和名もありますね。
酸素(oxygen)という言葉が、「酸(oxys)+生む(genen)」を語源としているのも同様です。
種名の「
corniculata」は 「小さな角のある」という意味。
暗くなると 葉がたたまれ、傘をすぼませたような 尖った形になることに由来しているのでしょうか?
 |
| 三出複葉 一枚一枚は ハート型をしています |
 |
| 花期は 5~10月 春から秋にわたります |
 |
| 花弁は5枚 花は陽が当たらないと すぐにしぼみます |
カタバミの葉は 暗くなると、ハート型の小葉が閉じます。
すると、まるで半分だけ食べられてしまったように見えるので「片喰」と名付けられたといいます。
葉がどんな形に閉じるのかを調べるため、暗くなるのを待って、カタバミの写真を撮りました。
 |
夜のカタバミの葉 (フラッシュ撮影)
下の写真のウスアカカタバミと同じ個体です 比べて見てください |
上の写真に写っている葉の一つひとつをよく見てください。
なんと、三枚のハート型の複葉が、葉柄に付いている中心のところから、パタリと地面の方に向けて下がり、葉の裏同士はくっつき合っています。
たたまれた葉は、傘をすぼませたような形をしています。
「雀の袴」という別名は、ここに由来しています。
ビデオで早回し撮影してみると面白そうですね。
以下は、カタバミに近似する種です。
 |
ウスアカカタバミ 学名 Oxalis corniculata forma atropurpurea
カタバミとアカカタバミの交雑種だといわれています |
ウスアカカタバミの学名を「
Oxalis corniculata forma tropaeoloides」としているものもあります(調べ中)。
 |
アカカタバミ 学名 Oxalis corniculata forma rubrifolia
乾燥地に適応した カタバミの変種です |
学名の「
forma」の後ろに続く名前は 品種名です。
ハリソン『植物ラテン語事典』(原書房)に拠ると、ウスアカカタバミの「
atropurpurea」は 「暗紫色の」、アカカタバミの「
rubrifolia」は 「赤い葉の」という意味だそうです。
ウスアカカタバミとアカカタバミは、種としてはカタバミと一緒です。
 |
オキザリス(カタバミ) 「名月のめぐみ」(流通名)
学名 Oxalis luteola 葉裏と茎が赤いのが特徴です |
種名の「
luteora」は 「黄色みがかった」という意味。
花の色から名づけられたのでしょう。