2016年11月26日土曜日

沼南散策(1) かにうちの森 (柏市・高柳) 2016.11.25

10月下旬に行われた「手賀沼流域フォーラム 講演会」で、大津川をきれいにする会の会長さんから紹介された「かにうちの森」に行ってみました。

「かにうちの森」は、東武野田線 高柳駅から歩いて10分ほどの場所にあります。

「かにうちの森」とその周辺
国土地理院 電子国土Webシステム配信の地図を利用

駅を出たら、大通りを真っ直ぐに東へと進み、船取線(千葉県道8号 船橋我孫子線)にぶつかったら右折します。
しばらく進んで、「Sanki」(サンキ)の建物が見えたら、その手前の道を左折します。
道なりに進むと、「こもれびの坂」に続く三叉路に行き当たります。
「かにうちの森」は、その近くにあります。

「こもれびの坂」へと続く三叉路 御嶽神社への案内標示があります

はじめに「かにうちの森」の周辺を見てみましょう。

「こもれびの坂」を下り、ほんの少し進むと橋が見えてきます。

「かにうちの森」の近くにある かにうち橋 右手は沼南高柳高校


かにうち橋は大津川に架かっています


橋の上から見た大津川の下流(北の方角)


橋には、小さな小さなプレートが貼ってありました

大津川をきれいにする会の会長さんのお話では、かにうち橋が近くにあることから「かにうちの森」と名づけられたとのことです。
それで、最初にこの橋を見てみたいと思ったわけです。

「かにうち」は、漢字では「蟹打」と書くようです。
船取線の「サンキ」(三喜)の近くに、ちばレインボーバスの「蟹打」というバス停があります。

「蟹打」は、『角川日本地名大辞典  12  千葉県』のカバーの背には『千葉県地名大辞典』と大きく印刷されています)の「小字一覧」に、高柳の小字名として載っています。
この地名の由来については、調べてはみたものの、分かりませんでした。

かにうち橋から続く「こもれびの坂」の下には青面金剛像が建っています


青面金剛像
宝暦11年(1761)11月吉日 高柳村 造立

青面金剛像の近くに、色鮮やかなマユミの実が鈴生りに生っていました。

マユミ(檀、真弓、檀弓) ニシキギ科 ニシキギ属
別名 ヤマニシキギ(山錦木)


では、「かにうちの森」を見ていくことにしましょう。

「かにうちの森」は、低地の斜面林につくられた花壇と、高台の樹林地の2カ所からなっています。

「かにうちの森」配置図 〔右が北〕 (大津川をきれいにする会 HPより)


まず、花壇の方から見てみましょう。

青面金剛像の道路反対側にある 「かにうちの森」花壇への入口


「かにうちの森」花壇 この時期、ほとんど花が咲いていません

かろうじて、ツワブキが花を咲かせていました。

ツワブキ(艶蕗、石蕗) キク科 ツワブキ属
花の形を見ると キク科であることが納得できます


「こもれびの坂」の上にも 花壇の出入口があります


出入口の標示板 柏市の「カシニワ制度」による緑地だと書かれています


では、次に樹林地を見てみましょう。

「こもれびの坂」を上がったところに 樹林地への入口があります。

「こもれびの坂」の斜面の上が「かにうちの森」の樹林地


「かにうちの森」樹林地の入口 「こもれびの坂」に続く三叉路の近く


「かにうちの森」樹林地は高台にあります


きれいに整備された樹林


道の脇には木が並べてあります


清々とした感じの樹林です


「かにうちの森」でのイベント案内