2015年8月15日土曜日

鎌フィル 第25回定期演奏会 (2015)

毎年恒例の鎌フィル定期演奏会、今年度は以下のとおり開催。

日 時  2015年9月13日(日)

       14:00 開 場
       14:30 開 演

会 場  鎌ケ谷市民会館 きらりホール

曲 目  ベートーヴェン 交響曲第1番
     シューマン     交響曲第3番 「ライン」

指 揮  小久保 大輔


定期演奏会 案内チラシ (オリジナルは黒インクで印刷)


演奏曲目は、ベートーヴェンの最初の交響曲と、シューマンの代表的な交響曲である第3番の「ライン」。

前回の定期演奏会に引き続き けっこう重量級のプログラムであり、演奏する方は大変だと思いますが、どちらの交響曲も 明るくメロディアスで、楽しめます。

ちなみに、私はシューマンの「ライン」交響曲の冒頭部分が大好きです。


入場券について



例年と異なるのは、会場が 「白井市文化会館 大ホール」(802席)から 「鎌ケ谷市民会館 きらりホール」(540席)に変わったことと、それに関連して 入場時に入場券が必要になった ことです (入場自体は無料です)。

入場券は、東武野田線(東武アーバンパークライン)鎌ケ谷駅の東口 ロータリーにある NPO法人「KAO(カオ)の会」(カーラシティ1階のもっとも北側にある)で配布されるそうです。
取扱期間は、8月17日(月)~9月11日(金)の間となっています。
平日の 午前10~12時 と 午後1~5時 に取り扱います。
土・日曜日は、窓口がお休みです。

入手が若干手間かもしれませんが、2月のファミリーコンサートのように「せっかく聞きにいったのに 入場できなかった」という残念なことはなくなるでしょう。



追 記 2015.08.28

今日、鎌フィルの公式サイトを見たら、以下のとおり書かれていました。

   入場券は好評につき予定枚数に達し終了いたしました。
   なお、入場券の当日配布はございませんのでご了承ください。
   ありがとうございました。


入場券の配布は すでに終了してしまったようです 。
いつ予定枚数に達したのでしょうか?
嬉しいことでもあり、ちょっとビックリしたことでもありました。

追 記 おわり



演奏曲目の情報



➊ ベートーヴェンの交響曲第1番


以下に解説があります。

➜ Wikipedia 交響曲第1番 (ベートーヴェン)

楽譜については、上記の末尾にリンクが載っています。


シューマンの肖像

➋ シューマンの交響曲第3番

以下の解説をご覧ください。

➜ Wikipedia 交響曲第3番 (シューマン)

次の解説も参考になります。

➜  クラシック楽曲解説 シューマン:交響曲

楽譜は、次のサイトで無料で手に入ります。

➜ Symphony No.3, Op.97 (Schumann, Robert) - IMSLP/ペトルッチ楽譜ライブラリー: パブリックドメインの無料楽譜

上記には 楽譜がいっぱい載っていますが、以下がお勧めです。

➜ Schumann Symphony No.3 Complete Score

ダウンロードできない場合は、ブラウザーのクッキーをオンにしてください。

また、以下は  Leonard Bernstein の書き込みがある総譜(スコア)です。

➜  New York Philharmonic Digital Archives  Schumann Symphony No.3



追 記 2015.09.13

定期演奏会を聞きにいってきました。
座席は ほぼ満席でしたが、空いている席もあったので もう一工夫が必要なようです。

ベートーヴェンもシューマンも とても活き活きした演奏でした。
シューマンの交響曲では、特徴的なオーケストレーションの音色が楽しめました。
生だからこそ分かるよさですね。
きらりホールは、直接音がよく聞こえるホールだと思いました。

演奏終了直後の様子

アンコール曲は何なのだろうと思っていたら、聞き覚えのある美しいメロディーが流れてきました。
シューベルトの劇付随音楽『キプロスの女王ロザムンデ』 における 第3幕と第4幕の間の間奏曲でした。
作曲者自身により、弦楽四重奏曲の第13番「ロザムンデ」の第2楽章に転用されている、よく知られたメロディーです。
とてもすてきな演奏でした。
自分の好きな曲が演奏されると嬉しいものです。

シューベルトは、ベートーヴェンとシューマンの中間に位置する作曲家ですね (今回も 実に上手な選曲です)。

シューベルトは 生涯にわたってベートーヴェンを尊敬していましたし、ベートーヴェンもシューベルトの天分を心底から認めていたようです。

シューマンは、シューベルトの死から10年後、最期を看取った兄・フェルディナントの家を訪問しています。
そして、多くの遺稿の中にあった交響曲第8番(通称 「ザ・グレート」)の自筆譜に目をとおして感動し、盟友メンデルスゾーンに初演を依頼しました。
演奏会は、シューベルト再評価へとつながる きっかけのひとつになったようです。


配布されたプログラムをよく見たら、表紙下には ポスターの写真と同じものが載っていました。
「文字に隠れていたポスターの写真は ライン川だったんだ」と思いました。
シューマンの交響曲に因むものだったんですね。

当日配布されたプログラムの表紙写真


コンサートでは、ぜひプロコフィエフを取り上げていただけると嬉しいです。
定期演奏会で「古典交響曲」、ファミリーコンサートで語り付きの『ピーターとおおかみ』など、 どうでしょう?
きっと楽しいですよ