2016年7月17日日曜日

師戸川上流沿いの神社・仏閣 (印西市・草深)

(2) 稲荷神社・妙光院

3 稲荷神社


谷津沿いに さらに東へと進むと、左手に石段が見えてきます。
稲荷神社の石段です。

稲荷神社 石段


石段を上りきったところに 鳥居があります


参道が続きます

大正2年(1913)発行『千葉県印旛郡誌』の「船穂村誌」内の「神社誌」には、稲荷神社について以下のように書かれています(後編 P.453)。

 (5) 村社 稲荷神社

惣深新田 字寺台てらだいにあり、保食神うけもちのかみを祭る。
由緒不詳。

社殿 間口 5尺、奥行き 5尺。
境内 264坪あり。
氏子 97戸を有す。

境内一社を祭る。即ち、
 ・天神社 菅原道真を祭る。由緒不詳。建物 間口 4尺5寸、奥行き 4尺5寸。

稲荷神社 拝殿


稲荷神社 本殿


4 妙光院


稲荷神社の境内は 妙光院へとつながっています

『千葉県印旛郡誌』の「船穂村誌」のうち、「寺院仏堂誌」には、妙光院について 以下のように書かれています(後編 P.455)。

 (4) 妙光院

惣深新田 字寺台にあり、天台宗泉倉寺末なり。
阿弥陀如来を本尊とす。
由緒不詳。

堂宇 間口 6間、奥行き 5間3尺。
境内 492坪あり。
檀徒 488人を有す。

妙光院 本堂


本堂内には「稲荷山」と書かれた扁額が懸かっていました


「稲荷山  妙光院 改築記念碑」

妙光院の山号は「稲荷山」。
稲荷神社と妙光院は、本来一体だったのではないでしょうか。

大師堂がありましたが、印西大師の「本番」や番外の札所ではありません


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