2019年2月15日金曜日

2019.02.11 鎌フィル 第29回 定期演奏会 (2019 ・ 2月)

鎌フィルの「第29回 定期演奏会」が開かれました。
いつもなら、この時期に開かれる演奏会の名前は 「ファミリー・コンサート」です。

今年(2019年)の9月には 次回の定期演奏会が開かれますが、鎌フィル「創立30周年記念演奏会」となります。
これを「第30回 定期演奏会」とするため(「30」という数を合わせるために)、 今回は「ファミリー・コンサート」を「第29回 定期演奏会」としたようです。
来年からは、 「ファミリー・コンサート」に戻るとのこと。

今回のコンサートの曲目については、以下をご覧ください。

当日配布のプログラムから

モーツアルトの『魔笛』の序曲、佳演でした。
オペラについても その序曲についても 詳しくないので、書けることがありません。

チャイコフスキーの「スラブ行進曲」、オーケストレーションが楽しめました。
座席が舞台に向かって前方右端であったため、目の前のヴィオラやコントラバスの動きがよく見えました。
ヴィオラが金管楽器と同じ旋律を奏でていたり、コントラバスが打楽器の音を補ったりしていることがよく分かりました。
チャイコフスキーもオーケストレーションの達人です。

チャイコフスキーの交響曲第1番 「冬の日の幻想」は、実によい演奏で楽しめました。
第4楽章のクライマックスでは 指揮者の小久保さんが指揮台のうえで飛び上がっていました。
それを見て、昔、来日したマルティノンが マーラーの「巨人」を振ったとき、2台のティンパニが連打される最後のクライマックス部分で、同じように飛び上がっていたことを思い出しました。

演奏のあと小久保さんの解説があり、この交響曲は、チャイコフスキーにとって最初の交響曲であっただけではなく、ロシアにとっては ペテルブルク音楽院の第1期卒業生が作曲した記念すべき最初の交響曲であったと知りました。

アンコール曲は、チャイコフスキーの『白鳥の湖』から「ワルツ」でした。
とてもよい演奏でした。


鎌フィルのHPによると、次回と次々回の演奏会は、以下のとおりとなっています。


第30回定期演奏会
創立30周年記念演奏会 第1弾


・日 時 2019年9月8日(日)
    開場 13:30  開演 14:00
・会 場 白井市文化会館 なし坊ホール
・指 揮 小久保 大輔
・演 奏 鎌ケ谷フィルハーモニック管弦楽団
・曲 目 ベートーヴェン   献堂式序曲 作品124    ドヴォルザーク  スラヴ舞曲集より抜粋
          ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
    ブラームス: 交響曲第4番 ホ短調 作品98

創立30周年記念の演奏会では、ブラームスの4番が演奏されます。
鎌フィルとブラームスは非常に相性が良いので、いまから楽しみです。


ファミリーコンサート 2020

創立30周年記念演奏会 第2弾


・日 時 2020年2月予定(日)
    開 場 13:30  開 演 14:00
・会 場 未 定
・指 揮 小久保 大輔
・演 奏 鎌ケ谷フィルハーモニック管弦楽団
・曲 目 ビゼー 『アルルの女』第1組曲・第2組曲
          ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
    ラ ロ   《スペイン交響曲》 ニ短調 作品21 *
          * ヴァイオリン独奏 丹羽 道子

来年2月に予定されている「ファミリーコンサート 2020」では、ラロの「スペイン交響曲」が演目にあがっています。
「交響曲」という名前ですが、中身はヴァイオリン協奏曲。
コンサート・ミストレルの丹羽さんの素晴らしい演奏が聴けます。



当日配布されたプログラムには、この3月末に開かれる 鎌吹の定期演奏会の案内が入っていました。
ディズニー・メドレーが楽しそうですね。

鎌吹 定期演奏会のチラシ


2019年2月1日金曜日

2019.02.16 囃子水から鳥さんぽ(環境課主催)



今年も環境課の主催による「冬の自然観察会」が開かれます。
囃子水公園を起点とした野鳥観察会(探鳥会)です。
詳細は、以下の「広報かまがや」の記事をご覧ください。

「広報かまがや」 2019年2月1日号 7面より




2019年1月30日水曜日

散歩で見たもの (2019年 1月下旬 ②) スイセン ・ マテバシイ

近所で見たものです。


1 スイセン


スイセンが咲き始めました。
もうすぐ2月です。

ニホンズイセン(日本水仙)
ヒガンバナ科 スイセン属

とてもよい匂いがしていました。


スイセンの一種 「ペーパー ホワイト」という品種
 花の中心部分にある副花冠も白い色

こちらの花は、真っ白で清楚な感じですが、ちっともよい匂いではありませんでした。



2 マテバシイ


マテバシイの葉が 陽に照り映えていました。

マテバシイ(馬刀葉椎) 1 ブナ科 マテバシイ属


マテバシイ 2 とても大きな葉です


2019年1月23日水曜日

散歩で見たもの (2019年 1月下旬 ①) 中沢谷津の湧水 ・ ロウバイ


 1 中沢谷津の湧水


中沢の谷津は、いまの貝柄山公園の辺りを谷頭 や とうとする、根郷川により侵食されて できた谷です。
この谷津は北から南へと続いています。
谷津の東西両側にある斜面林からは、搾り水が湧いており、それらは根郷川に流入しています。

以下は、西側の湧水を中心に撮った写真です。
写真は おおむね北に向かって撮影されています。

集まった湧水が姿を見せる地点です


湧水は谷津の縁に沿って進みます


途中で向きを変えて根郷川に向かいます
 (東に向かって撮影しています)


湧水は根郷川に流入しています 川は 写真の奥から手前へと流れています


東側には、「あじさいの里・もみじの里」という名の場所に湧水溜まりがあります。
下の写真は、その近くで撮ったものです。

湧水は 道路の下をとおって浸み出しています



2 ソシンロウバイ


ソシンロウバイが佳い匂いを放っていました。

ソシンロウバイ(素心蝋梅) 1
ロウバイ科 ロウバイ属

ソシンロウバイはロウバイの園芸品種。

ロウバイの基本種は、花の中心部が暗紫色あん し しょくです。
ソシンロウバイは、花の中心部も黄色です。

ソシンロウバイ 2


2019年1月19日土曜日

散歩で見たもの (2019年 1月中旬) 県立北総花の丘公園


印西ウエットランドガイドの北総花の丘公園散策会に参加しました。

北総花の丘公園は、総面積が 50ha もある 大きな県立公園です。

今回は、北総花の丘公園の Cゾーンにある「野鳥観察施設」と、 Bゾーンにある「花と緑の文化館」を訪れました。

北総花の丘公園 案内図



1 戸神川防災調節いけの鳥たち


まず はじめに、ニュータウン大橋からオオハクチョウなどを観察したあと、野鳥観察施設に向かいました。
これらの位置は、上に載せた案内図をご参照ください。

オオハクチョウ(大白鳥) カモ目 カモ科 ハクチョウ属

三羽は親子づれのオオハクチョウです。
真ん中の灰色っぽい個体が幼鳥。
昨年、親鳥とともにシベリアへと飛び立ち、 今冬、日本へ渡ってきたのだそうです。

マコモ(真菰) イネ科 マコモ属

最近では、すっかり珍しい植物になってしまったマコモ。
マコモは、オオハクチョウの餌となっています。


左上: オオハクチョウ  下: カワウ(河鵜、川鵜) カツオドリ目 ウ科


カワウの糞 川岸の樹木は真っ白で、雪が降ったかのようです


野鳥観察施設 観察している姿を鳥たちから隠すため 小さな窓から見ます



2 調節池周辺の植物


調節池周辺の緑は、気持ちよく手入れされていました。
野鳥観察施設への往復時には、様々な植物の果実が見られました。

クロガネモチ(黒鉄黐) モチノキ科 モチノキ属


ガマズミ(莢蒾) レンプクソウ科 ガマズミ属


ヘクソカズラ(屁糞葛) アカネ科 ヘクソカズラ属


マユミ(檀、真弓) ニシキギ科 ニシキギ属


次は果実ではありません。
これもロゼットというのでしょうか?

オオキンケイギク(大金鶏菊) キク科 ハルシャギク属



3 「花と緑の文化館」の植物


午後には、Bゾーンの「花と緑の文化館」で植物を観察しました。

建物の周囲は芝生に覆われています。
その中に小さな植物が顔を出していました。

ミチタネツケバナ(道種漬花) アブラナ科 タネツケバナ属


「花と緑の文化館」は温室になっています。
そこでは様々な花が咲いていました。

シコンノボタン(紫紺野牡丹、学名 Tibouchina urvilleana
ノボタン科 ティボウキナ属 (和名 シコンノボタン属)


メディニラ(学名 Medinilla magnifica) ノボタン科 メディニラ属


オンシジウム(Oncidium) ラン科 オンシジウム属


アングレカム・ビーチー(Angraecum Veitchii
ラン科 アングラエクム属

花から細く垂れ下がっているのは きょ
距は、袋状の突起であり、中に蜜腺があります。
ランには、それぞれの種に固有な昆虫がいるようです。


観葉植物であるベンジャミンに花がついていました。
花は、まるで実のような姿をしていました。

ベンジャミン(学名 Ficus benjamina) クワ科 イチジク属

ベンジャミンは イチジク属の植物。
イチジクと同じように「隠頭花序」であり、多肉となった壺形の器の内壁に微小な花が多数ついています。

スタッフの方から、ベンジャミン等のイチジク属の植物とともに共進化した昆虫について 興味深いお話をうかがいました。
以下の記事における イチジクコバチの項が参考になります。

➜ ブログ仙台ハーブアロマ.com イチジクコバチ


なかには、とても面白い花を咲かせた植物も見られました。

「ブラックキャット」(学名 Tacca chantrieri
タシロイモ科 タシロイモ属(タッカ属)

細長い糸状の花柄は、猫のヒゲを思わせます。
この植物については、以下の説明をご覧ください。

「ブラックキャット」の説明


最後に、変わった葉をした植物 2種です。

カラテア(Calathea)の一種 クズウコン科 カラテア属

葉の表面には、深い緑色をした葉のような模様があり、しかも その部分は盛り上がっています。
まるで、葉の中に葉があるように見えます。

右下: オオタニワタリ(大谷渡)
シダ植物門 チャセンシダ科 チャセンシダ属

オオタニワタリは、昆布のように大きな葉をしています。
葉の中央に 水や 腐葉土となる落ち葉等が集まるそうです。


今回の散策会でも、スタッフのみなさんから 様々なことを教えていただきました。
末筆となりましたが、厚く御礼申し上げます。


2019年1月10日木曜日

散歩で見たもの (2019年 1月上旬) 冬の中沢谷津

久しぶりに中沢の谷津を歩きました。
この谷津は南北に長く続いています。
北の方からは 冷たい北風が吹いていました。

以下の写真においては、おおむね 左手が北の方角です。
写真に撮られた場所の周辺は、市の河川管理課により きれいに草が刈られていました。











寒風に 南北の谷津 北にゆく


2019年1月1日火曜日


謹 賀 新 年

平成31年 (2019) 元 旦  

今年はイノシシ年。

十二支では、うしとらたつうまひつじさるとりいぬ の最後になります。

そして、平成最後の正月です。

さて、イノシシについてですが、先日訪れた 千葉県立印旛沼公園 に 「イノシシ出没注意!」 という張り紙がありました。
この公園にもイノシシが出没するようになったようです。

印旛沼公園の張り紙


印西市では、以前からイノシシにより農作物が被害にあっています。
そうしたことが分かる2枚の写真を載せます。
どちらも 印西市・ 滝にある瀧水寺の近くで撮ったものです。

瀧水寺近くの道路沿い 道路の反対側に畑がありました (2014.11.24 撮影)


瀧水寺下の谷津田 電気柵が張り巡らされています (2014.07.30 撮影)

千葉県では、イノシシ以外にも、 タヌキ、ハクビシン、キョン、カミツキガメ などが大繁殖しているようです。


ともあれ、この一年が、平和な よい年となりますように