2014年2月19日水曜日

鎌ケ谷で見られる木本(11) カラタチバナ

カラタチバナ(唐橘  学名: Ardisia crispa )は、「鎌ケ谷で見られる木本(7) ヤブコウジ 」 でみたように、マンリョウとともにヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木です。
ただ単に タチバナ、コウジともよばれるようです。

ヤブコウジ科ヤブコウジ属の赤い実をつける植物たちの通称に、「十両」「百両」「万両」というのがありますが、カラタチバナはそのうちの「百両」に当たります。
みな小低木ですが、この順に 樹高が高くなり、つける実の数も多くなります。
「十両」はヤブコウジ、「万両」はマンリョウです。

カラタチバナの高さは 20~70センチであり、枝分かれしません。
あまり日の当たらない林床に生育します。
花期は7月。初夏に白い花が咲きます。
結実期は11月から翌年の3月。秋が深まった頃、赤く美しい実をつけます。
実をつけたあと、鳥に食べられなければ 冬の間も赤い実が残っています。

以下の写真は すべて 鎌ケ谷市内にある林で撮ったものです。

カラタチバナは ヤブコウジ科の植物


秋が深まると 美しい実を葉の上に上向きにつけます


カラタチバナの葉は 細くて 先がとがっています


いつの間にか 赤い実は鳥に食べられてしまいました

植物に詳しいJさんのお話だと、カラタチバナを 同じヤブコウジ科のマンリョウと見分けるポイントは、実のつき方と葉の形だそうです。

・カラタチバナは、実を葉の上に上向きにつけ、葉の縁は波打っていない。
・マンリョウは、実を葉の下に下向きにつけ、葉の縁は波打っている。

両者を区別するうえで、葉の形が一番の決め手になりそうです。
マンリョウの葉は、触ってみると 厚く立体的に波打っていることがわかります。

マンリョウの実は 葉の下に下向きにつきます


マンリョウの葉の縁は 立体的にも波打っています