2017年4月6日木曜日

2017.04.05 身近な植物 (4月上旬 ➀)

近所で見た植物です。

ハナカイドウ(花海棠) バラ科 リンゴ属
別名 カイドウ(海棠)


友人宅のチューリップの花が咲きました。

チューリップ(英 tulip) ユリ科 チューリップ属


以下の3枚の写真は、マクロ撮影したものです。
対象までの距離は同じなので、大きさを比較することができます。

ウグイスカグラ(鶯神楽) スイカズラ科 スイカズラ属


ユキヤナギ(雪柳) バラ科 シモツケ属


ヤハズエンドウ(矢筈豌豆) マメ科 ソラマメ属
別名 カラスノエンドウ(烏 野豌豆)


「ヒメリュウキンカ」が咲いていました。
葉が大きかったので、ツワブキかと思ってしまいました。
ツワブキは、秋から冬にかけて咲く花なので 違うと気づきました。

ツワブキは、もっと細い花弁ですし、もっと大きな厚い葉をしています。

和名  キクザキリュウキンカ (菊咲き立金花)
別名 「ヒメリュウキンカ」(姫立金花) ??
キンポウゲ科 フィカリア属(学 Ficaria verna

追 記 2017.04.08

「ヒメリュウキンカ」は流通名であり、標準和名は キクザキリュウキンカ となっているようです。

大場秀章(編著)『植物分類表』(アボック社 2009) 2011 初版第3刷(訂正入) (APGⅡ準拠) には、以下のようにあります。

Ficaria verna Ranunclus ficaria、 セランダイン、 パイルワート、 「ヒメリュウキンカ」 ;帰、栽)

この書では、通称等には「」が付けられており、〔帰〕は日本の帰化植物、〔栽〕は外来の栽培植物であることを示しています。

また、邑田 仁(監修)・米倉浩司(著)『日本維管束植物目録』(北隆館 2012) 2016 重版 (APGⅢ準拠) には、以下のようにあります。

Ficaria verna Huds. キクザキリュウキンカ (ヒメリュウキンカ) 〈帰〉

この書では、非自生植物の学名は 細字斜体ゴシックで表記されており、これに該当しています。


なお、『日本帰化植物写真図鑑第2巻』では、「ヒメリュウキンカ」と 「キクザキリュウキンカ」 を別のものとして扱っているようです。

➜  Cosの散歩道 キクザキリュウキンカ

経験的には納得がいくものだと思いました。
以下でも、詳しく述べられています。

➜  松江の花図鑑 キクザキリュウキンカ


参考のために、以前に撮った「ヒメリュウキンカ」の写真を以下に載せます。

「ヒメリュウキンカ」 (千葉県立印旛沼公園にて撮影)
ひとつ前の写真の個体よりも、葉がずっと小さいです


「ヒメリュウキンカ」 (千葉県立房総のむら にて撮影)
陽の光に 黄色い花びらが ピカピカと反射していました