2016年9月26日月曜日

泉八幡神社 (印西市・泉)

印西市の泉地区を歩きました。
今回は、八幡神社をご紹介します。

道路沿いに鳥居が建っています


鳥居の隣にある建物は 泉新田組合集荷所のようです


建物の横にあった手水石(➀)と石碑(➁)

印西町教育委員会発行の『印西町石造物 第三集 草深地区調査報告書』(1983)には、以下のように書かれています。

➀ 手水石
 ・材 質  安山岩
 ・造立年  明治20年9月9日(1887)
 ・造立者  白石八右衛門
 ・銘 文  奉 納

➁ 石 碑
 ・材 質  頁 岩
 ・造立年  明治30年8月27日(1897)
 ・造立者  森川豊治郎 ほか
 ・銘 文  奉 納 泉邑神楽連名塔

鳥居をくぐって入りましたが、社殿が見えません


正面にあった建物には「泉会館」と書かれていました


泉会館の左手には 幟竿を格納する建屋がありました


泉会館の裏に回ってみると、隠れるようにして 本殿と石塔がありました


由緒書きと思いきや、八幡神社の一般的な説明が書いてあるだけでした

大正2年(1913)発行の『千葉県印旛郡誌』所収の「船穂村誌」には、「(7) その他の神社」として12の神社が表覧の形でまとめられています(後編 P.454)。

八幡神社の部分だけを以下に書き出します。

・社 名  八幡神社
・社 格  村 社
・所在地  泉新田 字東北側
・祭 神  応神天皇
・由 緒  不 詳
・社 殿  間口6尺、奥行き6尺
・境 内  62坪
・氏子数  269戸

本 殿 泉会館の裏にあるとは、実に気の毒です


本殿の左手にある6つの石塔

これらの石塔は、『印西町石造物 第三集 草深地区調査報告書』に載っています。
右側から順に書き出してみます。

➀ 愛宕山神社 祠
 ・材 質  大谷石
 ・形 状  切妻型
 ・造立年  昭和54年12月吉日(1979)
 ・造立者  氏子一同

➁ 天満宮神 祠
 ・材 質  砂 岩
 ・形 状  切妻型
 ・造立年  不 明
 ・造立者  前田マキ

➂ 道祖神 祠
 ・材 質  凝灰岩
 ・形 状  唐破風型
 ・造立年  明治15年10月(1982)
 ・造立者  不 明

➃ 三峯神社 祠
 ・材 質  砂 岩
 ・形 状  切妻型
 ・造立年  明治33年5月3日(1900)
 ・造立者  不 明

➄ 金比羅大権現 祠
 ・材 質  砂 岩
 ・形 状  入母屋型
 ・造立年  文政10年8月吉日(1827)
 ・造立者  白石利右ェ門

➅ 阿夫利神社 祠
 ・材 質  砂 岩
 ・形 状  唐破風型
 ・造立年  天保4年6月吉祥日(1833)
 ・造立者  不 明


八幡神社の隣には 泉王寺があります


泉王寺とは、塀と生け垣の間を抜けて 行き来できます