(1) 『手賀、印西を歩く』
崙書房出版より今年(2018)の6月に発刊されたものです。
新書判、168ページ。
定価は1000円(税別)。
佐々木 寛『手賀、印西を歩く』 表紙 表紙の写真は 多聞院(印西市・ |
著者の 佐々木
その内訳は、「手賀を歩く」 7コース、「印西を歩く」 10コース。
詳細なコースマップが載っているだけではなく、実際に歩くときの便宜を考えて コースのポイントが具体的に記述されています。
「問い合わせ先」も掲載されており、下調べのときに役立ちます。
全編を通じ、無駄のない、きりっとした文章です。
各コースを読み始めると、いつの間にか そのコースを読み終わっています。
(2) 『マンダラと生きる』
Eテレの「こころの時代」で曼荼羅について取り上げています。
6回のシリーズであり、2018年 4月から9月にかけての 月1回ずつの放送です。
たまたま第3回を見た後、行きつけの本屋で このテキストを見つけました。
NHKテキスト 『マンダラと生きる』 表紙 表紙の絵は 胎蔵曼荼羅の中心部分 大日如来と四仏・四菩薩 |
著者の 正木 晃 氏 は、宗教学が専門。
特に密教が その研究領域。
このテキストにおいては、曼荼羅について、様々な側面から詳しく解説されています。
曼荼羅についての恰好な入門書だといえます。
曼荼羅は、《両界》曼荼羅として、〈胎蔵界〉曼荼羅 と 〈金剛界〉曼荼羅 の両者が一対として取り上げられることが多く、大日如来像にも 双方の像容があります。
〈どうしてなんだろう〉と思いました。
テキストを読み進むうちに、何故なのかが分かってきました。
追 記 2018.07.28
二様ある曼荼羅の一方を 「胎蔵」曼荼羅という場合には、《両界》曼荼羅 を『両部』曼荼羅とよぶようです。
曼荼羅の五智如来(五仏)は、五智にそれぞれ対応しています。
四智に、「法界体性智」が加わったものが五智です。
金剛界曼荼羅 ( |