2018年10月11日木曜日

散歩で見たもの (2018年 10月上旬 ➁) イシミカワ ・ 白花のカントウヨメナ

散策会の下見で、佐津間地区と粟野地区公園を歩きました。

散策会の下見で歩いたコース

から まで、丸数字の番号順にたどりました。
赤く塗りつぶされた丸数字の場所は、植物を観察した場所です。


(1)


まず、宝泉院近くの路傍で見た植物です。

イチイ(一位) イチイ科 イチイ属 赤い仮種皮の中に種子が見えます


イシミカワ(石実皮) タデ科 イヌタデ属

茎を見ると、托葉が囲っていることが分かります。

追 記 2018.10.17

この写真については 当初「ママコノシリヌグイ」としましたが、散策会の当日、植物に詳しい方から、同属の「イシミカワ」であると教えていただきました。
三角形の葉が、その特徴だそうです。
ここに訂正します。

この追記 おわり


(2)


佐津間の大宮神社で見たものです。

ホタルガ(蛍蛾) チョウ目 ガ科


マテバシイ(馬刀葉椎、全手葉椎) 1
ブナ科 マテバシイ属


マテバシイ 2 左: 大きな葉が特徴 右: ドングリが付いていました


(3)


山ノ下湧水地の近辺で見た植物です。

ガマ(蒲) ガマ科 ガマ属 佐津間城跡のある台地が遠くに見えます


コセンダングサ(小栴檀草) キク科 センダングサ属


オクラ(英 okra、秋葵) アオイ科 トロロアオイ属


キンエノコロ(金狗尾) イネ科 エノコログサ属 


ミゾソバ(溝蕎麦) タデ科 イヌタデ属 群落をなしていました


カントウヨメナ(関東嫁菜) キク科 シオン属

追 記 2018.10.17

この植物については、当初「ユウガギク」としましたが、散策会の当日、植物に詳しい方が 実物を手に子細に観察し、おそらく同属の「カントウヨメナ」ではないかとのことでしたので、そのように訂正しました。

この追記 おわり

「カントウヨメナ」には、白花の他に 紫色の花のものもあります。

参 考 カントウヨメナ(関東嫁菜) キク科 シオン属
(2018.10.08 囃子水公園にて撮影)


クコ(枸杞) ナス科 クコ属


アレチウリ(荒れ地瓜) ウリ科 アレチウリ属


ハキダメギク(掃溜菊) キク科 コゴメギク属

この名の命名者は牧野富太郎。
世田谷の掃き溜めで発見したのが、名前の由来とか。

牧野の名付けた和名には 他に、 ワルナスビ、 ノボロギク、 オオイヌノフグリ等があります。
ママコノシリヌグイも、牧野が和名としました。


(4)


佐津間の母路橋近くにある「かば田んぼ」では二番穂を出したイネを見ました。

イネ(稲、稻、禾) イネイネ  二番穂


追 記 2018.10.21

前に撮った「かば田んぼ」の写真を追加します。

「かば田んぼ」掲示板 掲示板は2つあります


稔った稲 モミで120kg、精米後は80kgとのこと


稲穂を干すためにつくられた 稲架(はさ)

(上の写真3枚: 2018.09.11 撮影)

この追記 おわり


(5)


粟野地区公園で見た植物です。

チャノキ(茶の木) ツバキ科 ツバキ属


コブシ(辛夷) モクレン科 モクレン属


ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科 テンナンショウ属


マムシグサ(蝮草) サトイモ科 テンナンショウ属

ウラシマソウ、 ムサシアブミ、 マムシグサは、 よく似た花(仏炎苞)や実を付ける テンナンショウ属 三兄弟です。

(2018.10.10 撮影)