2018年10月30日火曜日

「大津川中流域の自然と歴史を歩く」 (その4)
 徳本 ・ 神明社

 

 (7) とく ほん


善龍寺から程近い「徳本」とよばれる一画。
そこには大きな覆屋があり、4基の石塔が建っています。

この一画は 高柳地区の最北部であり、県道8号(船取線)を隔てて 塚崎地区の神明社の反対側にあります。

特徴的な字体で「南無阿弥陀仏」と彫られた六字名号みょうごう(1818)ほかの石塔


覆屋の左手(「徳本脇」というそうです)には 馬頭観音が並んでいました

詳しくは、以下をご参照ください。

➜  石仏神心 73 北総石仏 柏・旧沼南町の石仏(高柳Ⅰ)

➜  雨曇子日記 徳本上人念仏塔


(8) 神 明 社


県道8号(船取線)を渡って、塚崎地区の鎮守である神明社に向かいました。

塚崎神明社 表参道側 石段の右手には駐車場と弁財天社


弁財天社 池の中央に 辯才天祠(1757)ほかの石祠が祀られています


弁財天社と石段の間を進むと 駐車場があります


表参道へと続く石段


表参道 7対の石燈籠があります


鳥 居 神明鳥居系ですが、その変形です


反対側からみたところ この参道の方向のずっと先には、伊勢神宮があります


手水石 安永2年(1773) 大々講中 奉納 「大々講」は「伊勢講」の別称


社務所

神明社の社務所で 素晴らしいパンフレットをいただきました。

神明社パンフレット 1 表紙


神明社パンフレット 2 由緒書き

実に見事な由緒書きです。
客観的に書かれており、おかしな誇張は一切ありません。
由緒書きは このようにあってほしいものです。


神明社パンフレット 3 御祭神や例祭日等


神明社パンフレット 4 境内の様子等


社務所の反対側に 絵馬掛所があります


塚崎神明社  拝 殿


拝殿正面 「神明宮」と神額が懸かっています


拝殿の右側に 「奉千本桜」と 今風に左から右に書かれた扁額があります


石垣(拝殿外側) 寄進した多くの人々の名前と金額が彫られていました


三社神明造の本殿 中央に天照皇大神、 右に八幡大神、 左に春日大神


神楽殿


いまでも「十二座神楽かぐら」が奉納されています


神明社例祭の案内チラシ

神明社の例祭は、毎年10月17日に実施されています。


「十二座神楽記念碑」


裏参道を見下ろしたところ


裏参道を上りつめた場所 拝殿や神楽殿が見えます

裏参道の入口周辺については、以下の記事をご覧ください。

➜ 散歩で見たもの (2018年 8月上旬) 塚崎支部土地改良事業「竣功記念之碑」 


当社には、合祀された多くの境内社が並んでいます。

左から 大杉神社、 疱瘡神社、 子安社


合祀された多くの石祠


左: 猿田彦神社、 右後方: 子ノ神社


神明社については、以下の記事が参考になります。

➜  美しい神社 塚崎神明社(千葉県 柏市)

➜  神社メモ 塚崎神明社 / 千葉県柏市


(9) 沼南の森


境内で昼食をとった後、境内背後の社叢林「沼南の森」の散策路を一周しました。

散策路は、神明社の後方にあります


手描きの「沼南の森」案内図 好い感じです


散策路として よく整備されています


散策路を一周し、 神明社へと戻ってきました


➜  「大津川中流域の自然と歴史を歩く」 (その3) 福寿院 ・ 善龍寺

➜  「大津川中流域の自然と歴史を歩く」 (その5) 永木屋 ・ 慈本寺 ・ 藤心陣屋跡