2018年5月23日水曜日

千葉県北西部の神社(20) <印西市・萩埜はぎ の  鳥見・長柄神社>

当神社には、「鳥見神社」と「長柄神社」の両社が祀られています。
ただし、千葉県のHP「宗教法人一覧」 には、「鳥見神社」として載っています。
所在地は、印西市萩埜はぎ の 17番地です。
萩埜は、印西市に編入合併する前には 本埜村の飛地でした。
2000年6月発行の『ゼンリン住宅地図 印旛郡本埜村』には、「本埜村飛地」として「萩原」の名が記されています。
「本」の「原」なので「萩埜」と改名されたのでしょうか。
その周囲は 現在も萩原はぎわらです。
こちらの萩原の方は、印西市に編入合併する前には  印旛村に属していました。
萩原の南の方に行くと、そこにも鳥見神社があります。
以下をご覧いただけると幸いです。
➜  千葉県北西部の鳥見神社(16) <印西市・萩原鳥見はぎわらとり み 神社>


鳥見・長柄神社とその周辺
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用


鳥見・長柄神社 遠景 田んぼの中にポツンとあります


とても小さな神社です 周囲には ほとんど樹木が見られません


石造の明神鳥居です


神額には「鳥見・長柄神社」と併記されています

いったい何と読むのでしょう。
「鳥見」は、「とみ」でしょうか、「とりみ」でしょうか。
「長柄」は、「ながえ」でしょうか、「ながら」でしょうか。

本殿 右は拝殿もしくは集会所

当神社について、大正2年(1913)発行『千葉県印旛郡誌』所収の「埜原 や わら村誌」のうち、「神社誌」の「(5) 其の他の神社」の1社として 以下のように書かれています (P.642)。

社 名  鳥見神社
社 格  村 社
所在地  萩原字上
祭 神  面足命おもだるのみこと
由 緒  不 詳
社殿間数  間口 9尺、奥行 2間
境内坪数  60坪
氏子数  13戸


本殿の中には二つの祠

左が「鳥見神社」、右が「長柄神社」でしょうか。

長柄神社 赤い紙垂と御幣


本殿の右隣にある建物 表示がありませんでした


右: 印西大師 番外の札所の大師堂 左: 小廻組合の石塔


弘法大師像


本殿の左側には 石塔が並んでいました


水神宮の神碑や 庚申塔、十九夜塔、二十三夜塔 などの石塔


境内に ニワゼキショウの小さな花が咲いていました