染井入落 と その周辺 |
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用
染井入落は、泉揚水機場のすぐ近くにあります。
その手賀沼に近い部分は、柏市の染井入新田 と 泉村新田の間を流れています。
左は手賀沼 右奥に見える建物は泉揚水機場 |
手賀沼沿いの道路は 自転車・歩行者専用道路 |
この道には自動車が来ないので、安心して歩けます 道路の奥に盛り上がって見えるところに 染井入橋があります |
余った農業用水を染井入落に排水しているポンプ場 |
このポンプ場には、名称を書いたものが見当たらなかったので、千葉県手賀沼土地改良区の事務所でおききしました。
「沼南中央排水機場」というのだそうです。
農業用排水機場であり、田んぼの水位が上がったときに 染井入落に排水を行うようです。
染井入落の拡幅により、ここのポンプに頼る必要が あまりなくなったため、 以前と比べると 稼働する機会が ずっと減っているとのことです。
染井入落 左奥が上流 |
染井入橋 橋の下部に 名前が書かれたプレートが付いています |
染井入橋は、橋の両端に その名を書いたプレートが付いていません 正式名称は「染井入橋」 「日の出橋」は通称です |
染井入橋の上から見た染井入落 上流に向かってみたところ |
染井入落は 河口付近で拡げられており、その幅は10mほどあります |
染井入落の近くから見た手賀沼 対岸は我孫子市 |
付 記 2018.09.01
「染井村」とか「染井入村」といった村も存在しませんでした。
赤松宗旦『利根川図志』〔安政5年(1858)発刊〕 より 地名に付された「・」は 「新田」の意味です (上が北になるように 180°回転してあります) |
一方、『東葛飾郡誌』(大正12年(1923))の「後巻 町村誌」 の「手賀村誌」 P.2418には、以下のように書かれています
新田の中でも、染井入新田は 開発の時期が早かったため、それに伴い人家も早くに建てられたのではないでしょうか?
染井入落の上流寄りに位置する染井入新田には、いまも人家があります。
その辺りの染井入落対岸(柏市・泉)が、泉村新田ではなく、かつての泉村(親村)であるというのも興味深いことです。