2013年3月23日土曜日

鎌ケ谷で見られる木本(1) ヒサカキ

鎌ケ谷に生育している樹木を紹介していきます。
ただし、写真は鎌ケ谷以外の撮影地を含みます。

第1回目は「ヒサカキ」です。
漢字では、姫榊・非榊・姫栄樹などという字が当てられています。

ヒサカキ (印旛郡栄町千葉県立房総のむらにて撮影)

ヒサカキは、モッコク科ヒサカキ属の常緑小高木です。
神社などにも植えられていて、よく見る樹木です。
3月下旬ともなると、いっぱいに花を咲かせています。



小さな白い花がびっしりと付きます。
花は、都市ガスのにおいに似た、芳香とは言いかねるにおいがします。




サカキとヒサカキは、似て異なるものです。
ヒサカキの葉には上の写真に見られるように鋸歯(葉の周囲がぎざぎざしている)がありますが、サカキの葉には鋸歯がありません。

参 考 サカキ(榊) モッコク科 サカキ属 
(2015.12.10  印西市・船尾宗像神社にて撮影)

サカキは関東以南の比較的温暖な地域で生育するため、関東以北では類似種(別属)であるヒサカキをサカキの代わりに用いています。
ヒサカキの枝は、玉串として用いられます。




ヒサカキというと、とても小さな木を想像しがちですが、成長すると4mを超える高さに達します。
祠の鳥居のそばに立っているヒサカキの写真から、その大きさを想像してみてください。


水神宮 傍のヒサカキ(印西市・平岡つばくろ口 


2013年3月10日日曜日

2013.3.10 春の自然観察会 (主催 鎌ケ谷市郷土資料館)

以下、『広報かまがや』より

市の南部に位置する中沢の谷地川地区は自然の宝庫
です。早春の野鳥を中心に観察しながら、身近な自然
の息吹を感じてみませんか。

日 時 3月10日(日) 午前9時15分~正午 (小雨決行)
集 合 中沢自治会館   (註: 中沢 八幡春日神社の隣)
定 員 30人(申込先着順)
費 用 50円(保険代)
講 師 都市鳥研究会会員の唐沢 孝一さん
申し込み 郷土資料館 ☎ 445-1030 へ
※ 歩きやすい服装・靴でお越しください。


唐沢先生を講師に、自然観察会が催されました。
先生は、特に鳥類の研究がご専門ですが、路傍のちょっとした植物の解説ひとつにしても ていねいにお話しされていたことが大変印象的でした。


さまざまな年齢層の方が参加 最年少は小学1年生


道端の草花を観察 ホトケノザについての懇切な解説


大きく変わった中沢の谷津景観 50年前の写真と比較する唐沢先生


大柏川第2調節池予定地で ハンノキの雌花についての説明



追 記 2013.03.14


当日歩いたコース

以下の赤い線で示したコースを往復