2014年10月31日金曜日

2014.10.27 谷津ミュージアム(我孫子市・岡発戸) 1 景 観

我孫子市岡発戸おかほっと都部いちぶ 谷津ミュージアムの会 会報 Vol.12(2014 春)より

印西ウエットランドガイド 昆虫班のお誘いで、我孫子市岡発戸おかほっとにある「谷津ミュージアム」を訪れました。
「岡発戸」は、「おかほっと」または「おかぼっと」と読むそうです。

岡発戸谷津への入口 JR東我孫子駅からほんの5分です


「谷津ミュージアム」の掲示板


「谷津とのやくそく」 基本的なルールが書いてあります


かつては一面が谷津田でした 谷津の広さは20ha


赤いカラスウリの実がきれいです


部分的にボランティアの手で田んぼが復活しています


谷津に沿った道を行きます


我孫子ゴルフクラブの所有地もあるようです (ゴルフ場の隣)


懐かしさを覚える谷津沿いの道


野菜の無人販売所がありました


湿地が多く見られます


稲が干してあります 田んぼは地権者から借りているそうです


稲の「オダがけ」(はさがけ)の様子 これも懐かしい


湿地への立ち入りが禁止されています


木陰の湿地


池があり、オタマジャクシなどがいました


この木は桜のようです


水辺のハンノキ


水田には様々な稲が植えられており、穂の色が同じではありません


作業小屋の付近の風景


作業小屋とその前を流れる小川


かつては全面がコンクリート3面張りでした


一部だけ「多自然型護岸水路区間」となりました


ボランティアの作業拠点である作業小屋


刈り入れ前の稲 5反の田の手入れは重労働であるようです


黒い穂 多様な稲が植えられています


➜  2014.10.27 谷津ミュージアム(我孫子市・岡発戸) 2 植 物


2014年10月27日月曜日

鎌ケ谷の神社(5) 初富稲荷神社(その1) 祭礼日

10月19日は 初富稲荷神社の祭礼日でした。

初富稲荷神社については、先に書くべきことが多々あるのですが 、まだ出来上がっておりません。
祭礼日の記事が先になってしまったことを ご容赦ください。

赤い「奉納旗」は 普段から立てられています


幟竿は立てられず、国旗が交差して掲げられていました


境内で行われていた「奉納剣道大会」


大きな提灯が2つさげられています


拝殿には長椅子が並べられていました



2014年10月22日水曜日

鎌ケ谷の神社(4) 根頭神社(その3) 例大祭

10月19日は 根頭神社の例大祭の日。
根頭神社の境内にある「御由緒」には、次のように書かれています。

10月19日は例大祭。神社総代以下、数日、祈願のお籠りをして心身を清め、素朴ながら伝統の神事を執り行います。

午後になって時間ができたので 出かけてみました。

参道の階段下には、祭礼の大きな提灯が下げられていました


鳥居の間から見える参道の両脇が いつの間にか鋪装されています


鳥居から拝殿まで ずっと鋪装されていました


約1カ月前の参道 こちらの方が好みです


幟竿が台にかけられており、竿は右にある木にも縄で結ばれています


幟竿はX字型に組まれており、神社の幟ではなく 国旗がはためいています


幟立ての台が 三角定規のような形をしている理由が わかりました


なぜ国旗なのでしょうか

靖国神社で最も重要な祭事は、春秋に執り行われる例大祭だといいます。
秋の例大祭は10月17日から20日までの4日間に行われるようです。
根頭神社で例大祭が行われる日は 10月19日。
国旗が掲げられているのは、これと関係がありそうです。

秋季例大祭の詳細については、以下をご参照ください。

 ➜  靖国神社 秋季例大祭


幟竿が立ち、提灯がさげられている他は いつもと何も変わりません


拝殿では、氏子の方が静かに談笑していました


小さな祠には お供えがありました


来年こそは、幟竿を立てるところを見てみたいものだと思いました。


2014年10月19日日曜日

印旛を歩く(1) 千葉県立 印旛沼公園 (印西市・師戸もろと

前に12回ほど 本埜地区(旧本埜村)の寺院をシリーズとして取り上げましたが、新シリーズとして 折々に印旛地区(旧印旛村)の見どころを訪れていきたいと思います。
今回は、印旛地区の師戸にある「千葉県立印旛沼公園」を取り上げます。

以下の地図は、印旛沼を中心にして見た地図です。
印旛沼公園は、印西市の師戸にあります。

印旛沼とその周辺 印旛沼公園の位置を赤い文字で示してあります
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用

公園の周辺を拡大したのが 以下の地図です。
公園が高台に位置しているわけは、あとでわかります。

印旛沼公園周辺の拡大地図
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用

印旛沼公園の近くには案内表示が出ています。
また、大きな目立つ看板が 入口に立っています。

印旛沼公園の入口 駐車場へと続いています


駐車場 トイレがあり、自動販売機が置かれています


駐車場にある案内図 空堀がわかりやすく描かれています


より正確な案内図 (印旛沼公園 HP 「施設案内」より)


散歩道を進んでいくと、堀のようなものが見えてきます


「師戸城跡模式図」の掲示板 師戸城の歴史が簡潔に説明されています

説明板には「師戸城の歴史」について、以下のとおり書かれています。

 師戸城は、千葉氏の一族であった臼井氏の居城である臼井城の支城として、14世紀に築かれたといわれる。その後、何度か改築され、現存するような形となったのは16世紀中頃と推定される。
 城主については明らかではないが、江戸時代初期に書かれた「臼井家由来抜書」に名前の見える臼井家四天王の一人である師戸四郎が この城に 関係があったかとも考えられる。
 印旛沼の対岸にある臼井城とは「わたし」で連絡され、臼井城の防衛に大きな役割を果たしたと考えられる。永禄9年(1566年)、上杉謙信の臼井攻めにも よくその猛攻を防いだが、天正18年(1590年)、豊臣氏による下総攻略で落城し、臼井城と命運を共にした。
 本丸、二の丸、三の丸、道場台どうじょうだいの4つのくるわ、外敵を防ぐための土塁、空壕などがみられ、中世城郭としての様式をよく残すとともに本県の歴史を知る上で価値の高い城跡である。


印旛沼公園は 師戸城址につくられた公園だったのです。
堀のようなものは、まさに堀(空堀)そのものでした。
高台に築かれた師戸城、その跡にできた印旛沼公園。

印旛沼公園の概要については、以下をご覧ください。

 ➜  千葉県立 印旛沼公園


スポーツができる 自由広場 隣には遊具のある ちびっこ広場があります


要所ごとに方向を示す表示があります


梅 園 多くの梅の木が植えられていました 来年の3月が楽しみです


ときおり 散歩道から 空堀が見えます


早春の空堀 2015年3月中旬撮影


花木園 この広場に面してパーゴラが建てられています


大きな藤棚のパーゴラ(日陰棚) ベンチがあり、水道も出ます


芝生広場 多くのテーブルとベンチが置かれています


ヤマトタマムシが落ちていました 豊かな自然を感じます


柵の外側には、草木越しに 印旛沼が見えます


展望台に到着しました 師戸城の本丸があった近辺です


展望台は グルリと円く石に囲われています


広々とした印旛沼の風景   対岸の臼井城とは「わたし」で連絡されていました

「渡」とは、船着き場のことを意味していたのでしょうか?

Wikipedia によると、「師戸渡」とは 「師戸と佐倉市臼井の間」を結ぶ水上の道のことを意味していたようです。

➜  Wikipedia 利根川図志


この高台の上にあったのは 師戸城 三の丸


随所に残る空堀、土塁 起伏に富んだ 素晴らしい公園です


掲示板にあった「師戸城 歴史セミナー」の案内

この「師戸城 歴史セミナー」については、以下をご覧ください。
5月にも実施されたようです。

 ➜  【イベント情報】10/26(日)師戸城 歴史セミナー



補 遺 鎌ケ谷市と印西市


印西市と鎌ケ谷市、双方の市域の面積を比較してみると、印西市が123.80 km² 、鎌ケ谷市が 21.11 km² 。
印西市の面積は、鎌ケ谷市の約6倍です。

2010年3月23日に印西市に編入合併した 旧本埜村の面積だけをみても、23.72 km² あり、鎌ケ谷市よりも広いのです。
同日に印西市に編入合併した 旧印旛村の面積はさらに広く、46.57 km² あります。鎌ケ谷市の2倍強です。
広いということは、見どころも それだけ多いということになります。

市の人口は、印西市が 93,730人、鎌ケ谷市が 108,705人(2014年9月 現在)。
人口は、鎌ケ谷市の方が少し多いようです。



追 記 2015.03.12

梅花の時季となったので、印旛沼公園の梅園を見にいきました。

梅が満開でした 多くの白梅に交じって紅梅も見えます


辺り一面、梅のいい香りが漂っていました


白梅の花びらを近接撮影


見事な紅梅の老木


追 記 2015.04.09

印旛沼公園は、桜の名所でもあるということを、葉桜の時期になってから訪れて知りました。
来春は、満開の時期に訪れたいと思います。


➜ 印旛を歩く(2) 真珠院 (印西市・造谷つくりや