2015年6月26日金曜日

2015.06.24 あじさいの里 (鎌ケ谷市・東中沢)

根郷川沿いの谷津では、斜面脇のあちらこちらで搾り水が湧いています。
「あじさいの里」も、そうした外和戸の斜面林に面した場所にあり、6月の下旬には、種々のアジサイが美しく咲きそろいます。

湧き水に 紫陽花 映り 蜻蛉とんぼゆく


































2015年6月25日木曜日

2015.06.24 身近な植物 (6月下旬)

いつも歩いているコースの途中にある林縁には、ウラシマソウが多く見られます。
6月の下旬、すでに あの仏炎苞の姿はなく、立派な実がなっていました。

ウラシマソウを特徴づける葉の形です


仲よく並んでいるウラシマソウの実


このウラシマソウの実は大きいです

林縁横の道を下り、谷津の方へと足を進めました。

ススキ(芒、薄) 別名は 尾花、茅(「」とも書きます) 茅葺きの材料



ヨシまたはアシ(葦、芦、蘆、葭) これも茅葺きの材料


カナムグラ(鉄葎) 肌を傷つけるトゲトゲの茎


オオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉) ♂


ヒメジョオン(姫女菀) いかにもキク科らしい花です

途中、あじさいの里で見事なアジサイを鑑賞し、写真を撮りました。
次回の記事で、その写真を掲載します。

さらに、谷津に続く住宅地の方へと向かいました。

アメリカオニアザミ(アメリカ鬼薊) すごい名前です


アメリカオニアザミの花自体は とてもきれいです


シロタエギク(白妙菊) 黄色い花が咲くのですね


ブラックベリーの実 これから黒く熟すそうです


アジサイのような花の塊 ハンドボール大です

上の花は、アメリカノリノキ(アメリカ糊の木)の栽培品種「アナベル」であるようです。
アジサイ科であり、別名はセイヨウアジサイとのこと。


これは何の蕾でしょう?

答は下の写真の植物であるようです。
一般的に「メドーセージ」として知られますが、正しくは「サルビア・ガラニチカ」(学名 Salvia guaranitica)といい、サルビアの仲間であるようです。
シソ科アキギリ属です。 同属のキバナアキギリが思い出されます。

サルビア・ガラニチカ(通称 メドーセージ)の花


庭に小さなツユクサが咲いていました。

朝の陽に 露草みて 光りたり

ツユクサ(露草)の 花弁は3枚 です(下部の1枚は白くて小さい)。
ツユクサには6本の雄蕊おしべがあります。
そして、葯の形は3種類あります。
 (1) 花弁に近いところには、蝶のような形をした X字形雄蕊が3本
 (2) 中ほどには、Yを逆さまにしたような Y字形雄蕊が1本
 (3) 最も前に突き出ている O字形雄蕊が2本

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

➜  花*花・flora ツユクサの雄しべ


ヤマブキ(山吹、棣棠) バラ科 ヤマブキ属


6月末の開花は ヤマブキとしては遅い方ですね


2015年6月24日水曜日

北総の宗像神社(7) <白井市・清戸きよど> (その1)

白井市の清戸にある宗像神社を訪れました。
この神社は、北総にある宗像神社の中では西端に位置します。
所在地は、白井市清戸553番地です。
船橋カントリー倶楽部の南にあたります。

「清戸」の「戸」は、「きよ」というように濁って読みます。
もともとは「清土」と表記されていたもののようです。
『白井の地名』(白井市郷土資料館、2005) Pp.40-41 には、「清土」や「浄土」との関連について述べられています。

久しぶりに行ったら、神社の周囲が一変しており、鳥居が見つかりません


以前の清戸宗像神社 鳥居周辺 (2012.02.02 撮影) 上の写真と同じ場所

この写真は、あの大震災の ほぼ11カ月後に撮ったものです。
鳥居は、このときには まだ建っていました。
しかし、2011・3・11の2年7カ月後に訪れた方のレポートには、すでに鳥居の姿がありません。 以下をご覧ください。

➜  び・び・びのびいすけ 宗像神社 《白井・清戸》 (2013年10月7日)


すでに鳥居は撤去されており、左にあった木も伐られていました

割 込 2015.08.26

白井市郷土資料館の学芸員の方にうかがったところ、道路整備の関係で御神木を伐り、鳥居を後方に移すことになったのだそうです。
本殿にも併せて手を入れることになったようです。

割 込 終 了


なお、大震災前の神社の様子は、以下のサイトで見られます。

➜  神の坐す場所 清戸宗像神社


宗像神社の参道


参道にあった敷石は、脇に積まれています


神社があったはずの場所に 青いビニールシートが見えます


どうやら修復中のようです


社殿のまわりに覆い屋を建てるのでしょうか


社殿の左には 深い樹林が続いています


参道の左側にあった「清戸集会所新築記念」の碑


清戸集会所は、神社の右側にありました


集会所の裏手には 狛犬や灯籠が置かれていました

帰り際、鳥居の前にいると、道路を挟んで反対側にいた工事現場の警備員さんがやってきて、本殿を一時持っていったことを教えてくれました。
そのときの様子をレポートしたサイトがありました。
こうした記録は貴重です。

➜  神社と花と光の写真 宗像神社 千葉県白井市清戸



追 記 2015.11.08

この9月の下旬に清戸の宗像神社に行く機会がありました。
前に訪れてから3カ月後のことです。

鳥居を建てる準備をしているようでした 立入禁止です


本殿の胴葺きの屋根が 葺き替えられています


清戸集会所の右隣に見える本殿


本殿全体の修復が終わっているようです


平成27年(2015)11月に 神社の改修が終わりました。
一新された姿は 以下をご参照ください。

➜  北総の宗像神社(7) <白井市・清戸> (その2)