2018年12月29日土曜日

散歩で見たもの (2018年 12月下旬) 千葉県立印旛沼公園

冬の日、千葉県立印旛沼公園 を訪ねました。

印旛沼公園入口の手前に 師戸宗像神社の元旦行事を案内する看板が立っていました。

師戸宗像神社の元旦祭案内 神社は写真の道を真っ直ぐに進んだところにあります


元旦祭は 大晦日の午後11:30から始まるようです


印旛沼公園の駐車場に到着。
この公園は、師戸城跡につくられています。

公園の案内図


この白菜のような植物は何なのでしょう

 
この公園にも イノシシが出るようになったようです


枯れ枝越しに 印旛沼が見えます


散策路の右手に見えるのは 空堀の跡


2018年12月23日日曜日

郷土資料館 ミニ展示 駿河国・田中藩の鎌ケ谷市域の飛び領 と 領主・本多氏

鎌ケ谷市郷土資料館で、「鎌ケ谷幕末騒動記 ~ 本多の殿様 と 田中藩下総領の村々 ~」と題したニ展示が行われています。
詳しくは、以下の「広報かまがや」の記事をご覧ください。

「広報かまがや」 2018.12.15号 8面より

現・鎌ケ谷市域となっている 粟野 ・ 佐津間 ・ 中沢 ・ 道野辺 の村々は、かつて、駿河国するがのくに田中藩 の飛び地領(田中藩の下総領の一部)でした。
田中藩の下総国しもうさのくにの領地は、幕末の時点で、葛飾郡に33村、相馬郡に10村あったとのこと。
下総は 幕府の置かれていた江戸に近いため、なにかと便利だったようです。

田中藩の領主・本多氏については、以下の記事が若干参考になります。

➜ 「大津川中流域の自然と歴史を歩く」 (その5) (13) 藤心陣屋跡

本ミニ展示は 歴史講演会Ⅰとコラボしています。
ミニ展示を見てから歴史講演会Ⅰを聞くと、理解が深まることでしょう。
また、学芸員が展示の詳細を説明するギャラリートークもおすすめです。



追 記 2019.01.08

チラシが手に入りましたので、ここに掲載します。

郷土資料館 第20回ミニ展示 チラシ (表)


郷土資料館 第20回ミニ展示 チラシ (表)



追 記 2019.01.22

ギャラリートークの最終回に参加しました。

20名近くの人が参加し、熱心に聞いていました


展示物は、年代ごとに整然と配置されていました


ガラスケースには 古文書、 その上の壁面には それらの説明や関連画像


古文書の実物が見られるのは 実にありがたいことです

古文書の展示箇所を翻刻した30ページからなる資料が配布されました。
この素晴らしい資料を提供してくださった学芸員の方に 心から謝意を表したいと思います。


2018年12月22日土曜日

2019 ミニとっこめ寄席 (鎌ケ谷キンゲン亭)

新春に、以下のとおり「ミニとっこめ寄席」(別名 「鎌ケ谷キンゲン亭」)が開かれます。
みなさま、どうぞ お出かけください。

「ミニとっこめ寄席」 ポスター

前売り限定の通し券20枚は、完売となったそうです。
また、すでに 1回目は40名、2回目は47名の申込みがあるそうです。
(2019年1月23日 現在)


「ミニとっこめ寄席」 チラシ


「広報かまがや」 2019.01.01号 8面掲載


追 記 2019.02.03

当日の様子です。

当日の写真から 枠内は出演された噺家さんのお二人


また 以下は、当日配られた栞です。

当日配布された栞 表


当日配布された栞 裏


2018年12月21日金曜日

散歩で見たもの (2018年 12月中旬) クロガネモチ・蘚苔類(コケ植物)


ハクセキレイ(白鶺鴒) スズメ目 セキレイ科
幼鳥なのでしょうか、近寄っても逃げませんでした 


クロガネモチ(黒鉄黐) モチノキ科 モチノキ属


コケの写真を撮ってみました。
以下の写真を撮ったときには 近接撮影をしなかったので、乾いた部分のものが、蘚苔類なのか 地衣類なのか判別できません。

岩戸宗像神社境内のコケ
湿った部分は蘚苔類乾いた部分は地衣類でしょうか

コケ植物は「蘚苔類」とよばれます。
蘚苔類は植物です。

地衣類は菌類であり、植物ではありません。
地衣類は、必ず藻類(シアノバクテリアや緑藻)を共生させています。


以下は、近所で撮った蘚苔類(コケ植物)の写真です。
近接撮影をしたものです。
肉眼では、こうした微細なところまで見ることができません。

蘚苔類 1 図鑑を見ても、何という名なのか分かりませんでした


蘚苔類 1 上記写真を拡大


蘚苔類 1 顕微鏡をとおして撮影


蘚苔類 2 肉眼では「蘚苔類 1」と区別ができません


蘚苔類 2 上記写真を拡大 「蘚苔類 1」とは ずいぶんと違います


蘚苔類 2 顕微鏡をとおして撮影


以下はコケ植物(蘚苔類)ではありません。
どちらも被子植物です。
とても小さいので、近接撮影しました。

ツメクサ(爪草) ナデシコ科 ツメクサ属


ベンケイソウ科 マンネングサ属 の植物でしょうか


2018年12月7日金曜日

散歩で見たもの (2018年 12月上旬 ③) もみじの里


東中沢の「もみじの里」では、湧水溜まりの上で イロハモミジがすっかり色づいていました。




手前右側にある緑色の葉の植物は アジサイです。
梅雨時期には、道沿いに きれいな花を咲かせます。
「もみじの里」は、別名「あじさいの里」でもあります。










散歩中に見たビワの幼木です。

ビワ(枇杷) バラ科 ビワ属 実生でしょう  それにしても大きな葉です
この大きく厚い葉は、お茶や漢方薬の材料に使われるそうです


2018年12月5日水曜日

散歩で見たもの (2018年 12月上旬 ②) 上野公園

快慶・定慶じょうけい展を見にいきました。
会場は トーハク(東京国立博物館)の平成館です。
平成館は、大規模な特別展のために 平成11年(1999)に開館した展示館です。

東京国立博物館 本館 平成館は本館の左手を進んだ最奥部さいおう ぶ にあります


東京国立博物館の平成館 壁面に 開催されている展示の案内がありました


快慶・定慶展 案内パンフレット  おもて


快慶・定慶展 案内パンフレット なか

見応えがあったのは、快慶作の釈迦の十大弟子立像。
ものすごくリアリティーがありました。
また、定慶作の六観音像も見事でした。
六臂の如意輪観音 が見られて嬉しかったです。

しょう観音像のみ 撮影が許可されていました


平成館の外に出ると、冬には稀な暑いくらいの陽気でした。

トーハクの敷地にあるイチョウの黄葉が とてもきれいでした。

表慶館の左手にあったイチョウの木


まばゆい黄葉でした


トーハクを出たあと、上野公園内をしばし散策しました。

しばらく歩くと、「ボードワン博士像」という胸像がありました。

ボードワン博士像

明治時代のはじめまで、寛永寺は 徳川将軍家の菩提寺として 上野の山に広大な境内を有していました。
上野公園の一帯は、かつて寛永寺の境内の一部でした。

現在 東京国立博物館の敷地となっている場所には、寛永寺の本坊がありました。

 明治時代のはじめ、この地に大学病院の建設計画が進められましたが、オランダから招聘された軍医・ボードワン(Bauduin)博士は、豊かな自然が失われるのを惜しみ、政府に公園づくりを提言したのだそうです。
まさに上野公園の父といえる人です。
詳しくは以下をご参照ください。

➜  上野の歴史を知る 上野恩賜公園開園百年

なお、「Bauduin」の発音は、ネイティブの発音を FORVO というサイトで聞く と 「ボードゥエン」のように聞こえます。

上野公園が、寛永寺の境内だった名残は、公園内に多く残っています。

寛永寺の「パゴダ薬師堂」と書かれた提灯


石段を上がった高台に パゴダ薬師堂と上野大仏があります


「上野大仏とパゴダ」の説明書き


パゴダ薬師堂の左手に 上野大仏が安置されています


パゴダ薬師堂 本尊 薬師如来


パゴダの説明書き


上野大仏 なぜ顔面だけなのでしょう


「上野大仏」 説明書き


顔面以外は 戦時に供出されたのですね


さらに歩くと、小高くなった所に 清水きよみず観音堂と「月の松」が見えました。

寛永寺 清水観音堂(重要文化財) 左端に「月の松」が見えます

今回は、展示を見たあとに暑い中を歩いて 疲れてしまったので、清水観音堂には立ち寄りませんでした。
機会があれば、石段を上って お参りしたいと思います。

ここにも 見事なイチョウの黄葉
清水観音堂の近くで見ました