2017年11月29日水曜日

2017.11.29 身近な植物 (11月下旬) ハナカイドウ ・ イロハモミジ

近所で見た植物です。

ハナカイドウ(花海棠) 果実 バラ科 リンゴ属


キダチダリア(木立ダリア) キク科 ダリア属


イロハモミジ(いろは紅葉) ムクロジ科 カエデ属


湧水でいつも濡れている道路があります。
今日通ったら、舗装の下をくぐって湧水が流れるようにしてありました。

舗装道路の下から湧水を流す工夫 1


舗装道路の下から湧水を流す工夫 2


この谷津の斜面林下には、湧水溜まりに沿って「もみじの里」があります。
陽当たりが悪いので紅葉するのが いつも遅いのですが、ようやく少しは「もみじの里」らしくなってきていました。

「もみじの里」 1 湧水溜まり


「もみじの里」 2 濃いピンク色の花はツバキでしょうか


「もみじの里」 3 水面に落ち葉が散っています


「もみじの里」4 右端はナンテンの実


2017年11月28日火曜日

2017.11.25 「ぐるっと一周 平塚の里」 (その2)

白井市・平塚を訪れた「ぐるっと一周 平塚の里」、その後半です。


2 平塚鳥見神社



平塚鳥見神社は、延命寺のすぐ近くにあります。

この神社については、以前このブログで取り上げています。
以下の記事を ご参照ください。

➜  白井市平塚を歩く(1) 平塚鳥見神社


平塚鳥見神社は、約20社ある鳥見神社のうちの一社


参道左手には、「大々御神楽奉奏記念」の石碑が並んでいます
初期には伊勢神宮で奉奏  その後 拝殿で奉奏されるようになったとのこと


左 本殿、 右 拝殿の一部


本殿の後ろにある 横穴式石室 この場所に古墳があったようです


平塚村大師 第33番札所の標石



3 平塚八幡神社



平塚の八幡神社は、鳥見神社の北300mほどの位置にあります。
M氏にお訊きしたところ、八幡神社は「鎮守」で、鳥見神社は「産土うぶすな」であるとのこと。
「鎮守」は〈外部から守護する神〉、「産土」は〈生まれた土地の守り神〉であるそうです。
役割が分かれているようです。


左が八幡神社へと至る道 右の広い道は後に敷かれた道路


八幡神社に向かう道の途中で 右手に枝分かれする道が 古くからの旧道


あとで旧道をたどって進んだら、市道近くの茂みに何とか出られました


八幡神社の鳥居と本殿の覆い屋


本 殿 彫刻が施されています


平塚村大師 第23番の標石


平塚村大師 第31番の標石




4 向台観音堂



向台むこうだいの方へと、谷津に盛り土して敷かれた道を進みました。


この市道の両脇は 田んぼ、畑、ビニールハウスです


灌漑用水路
手賀沼の水をポンプアップしているとのこと


向台観音堂 子安観音が道路沿いに並んでいます


平塚村大師 第71番の標石


観音堂の近くから下手賀沼が見えました


下手賀沼をクローズアップ



5 滝田家住宅



向台を北の方角に下っていったところに 滝田家住宅はありました。
滝田家住宅のある場所は、小字でいうと「舟戸ふな と 」です (白井市郷土資料館 2005 『白井の地名』参照)。
国土地理院の地図では「船戸」と書かれています。


左 野菜の集荷場所、 右 滝田家住宅の長屋門
長屋門の両脇のスペースには、かつて 小作が住んでいたとのこと


茅葺きの滝田家住宅(国指定の重要文化財) 今も住宅として居住


茅葺き屋根の板の部分は、由緒ある家だけに許された特徴とのこと


床下の礎石は丸い石


田下駄等の古い農具が置かれていました


とても大きな田下駄


新たな発見に充ちた 楽しい半日でした。


➜  2017.11.25 「ぐるっと一周 平塚の里」 (その1)


2017年11月26日日曜日

2017.11.25 「ぐるっと一周 平塚の里」 (その1)

手賀沼流域フォーラムの白井地域イベント「ぐるっと一周 平塚の里」に参加しました。
このイベントは、NPO法人 しろい環境塾の企画によるものです。
詳しくは、以下のチラシをご覧ください。

「ぐるっと一周 平塚の里」のチラシ


「ぐるっと一周 平塚の里」で訪れた先
延命寺  鳥見神社  八幡神社  向台むこうだい観音堂  滝田家住宅
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用

訪れた先は、上の地図にある5カ所です。
記事が長くなりますので、2回に分けて掲載します。

案内してくださった しろい環境塾のM氏からは、多くのことを教えていただきました。
心からお礼申し上げます。


1 延命寺


しろい環境塾のベースキャンプを出発した後、最初に延命寺に向かいました。

延命寺の山門や本堂については、以前このブログでまとめていますので、ご参照ください。

➜ 白井市平塚を歩く(3) 平塚延命寺 ➁ 山門 ・ 本堂


(1) 山 門

延命寺門柱前の道路 この道が かつてはメインストリートだったとのこと


境内に入ると 右手に見える建屋は、御輿庫とのこと


朱塗りの山門の奥に本堂、その左手前に観音堂が見えます


山門左手に建っている延命地蔵尊


「延命寺の維持管理の変遷」 建物等の歴史が細かく述べられています


(2) 鐘 楼

鐘楼と観音堂については、以下の記事にまとめてあります。

➜  白井市平塚を歩く(4) 平塚延命寺 ➂ 観音堂 ・ 鐘楼

鐘楼 平成14年(2002)に現在地に再建

鐘楼の再建に伴い、新たな梵鐘も釣るされました。
前の梵鐘は戦時に供出されてしまったそうです。

橦木のある面から時計回りに 梵鐘の四面を見てみました。

梵鐘 1 「南無大師遍照金剛」
橦木が当たる撞座(つきざ、どうざ)が見えます


梵鐘 2 「萬民豊楽」


梵鐘 3 「普登山ふとうざん 蓮華院 延命寺」
こちらにも撞座が見えます


梵鐘 4 「四海安寧」


(3) 観音堂

観音堂は 県指定の有形文化財


柱の床下部分は八角形 丸い礎石にのっています


かつては粘土だった基礎部分 今はコンクリートで覆われています


屋根裏にある柱上の組み物は 本格的な禅宗様式だという


かつて厨子は観音堂の中心部に置かれていて、三面の扉から入れたという


観音堂の屋根と紅葉


(4) 本 堂

本堂は、観音堂同様 かつては茅葺きだったそうです。

茅葺きの本堂 明治時代の写真だろうか (当日配布資料から)


本 堂 高岡藩主井上筑後守の命で建てられたという
(内部のつくりは居城の体裁)


大正時代に付けられたという電灯


古い建物はサッシの戸で支えられているという


床を覆う板の部分は 後に加えられたものだという


(5) 石造物

出羽三山講のもっとも新しい碑
古くは、右から 湯殿山、月山、羽黒山の順だとか


五輪塔 僧の供養塔



➜  2017.11.25 「ぐるっと一周 平塚の里」 (その2)