2014年8月30日土曜日

2014.08.29 佐津間地区を歩く (鎌ケ谷市)

「印西ウエットランドガイド」の公募散策会の下見として、鎌ケ谷グループのメンバーで佐津間地区を中心に歩きました。
今回のコースは おおむね以下のとおりですが、実際の公募散策会では、多人数での移動となりますので、安全等を考え 行き先を縮小して実施することになるでしょう。

散策コースのマップ (クリックで拡大)
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用

東武野田線 六実駅 【スタート地点】    WC  ☜ トイレが使える場所
馬頭観音と庚申塔
光明真言道標
渋谷総司顕彰碑 (宝泉院内)
大宮神社

渋谷総司資料室 (佐津間自治会館内) WC
   【注意!】
      火 ・ 土曜日の 10:00~15:00 のみ公開

渋谷総司の生家

日枝神社 (佐津間・字山王台)
湿地とハンノキ林 (佐津間・字山ノ下)

北部公民館              WC
大津川緑道  (木道)
   【昼食場所として最高です】
母路橋(ぼろばし)

粟野コミュニティセンター       WC
粟野の森 (粟野地区公園)
市制記念公園             WC
新鎌ケ谷駅  【ゴール地点】    WC


少人数なら十分に回りきれるコースだと思いますので、ぜひ歩いてごらんになることをお勧めします。

見所は いずれご紹介する予定です。
今回は、下見をしながら目にとまった石造物や植物・昆虫の写真に限って載せたいと思います。


文字の汚れが大分薄れてきた光明真言道標(


宝泉院() 山門から本堂へと続く道


渋谷総司顕彰碑()   撮影に絶好な陽の光


宝泉院 本堂() 今回初めて 近くでゆっくりと眺めました 


路傍の小さな小さな道標(の近く)


佐津間城跡近くの民家の塀から顔を出していたクワの実(の近く)


大宮神社() 本殿の後ろに回り込んで撮影したもの


大宮神社() 本殿の周りには美しいコケが


マキのまだ青い実() 美しいライトブルー


ヒヨドリジョウゴの花() ちょっと変わった形の花です


参 考   ヒヨドリジョウゴの実 (粟野コミセン隣の林にて  2013.10.19 撮影)


日枝神社() 素朴な木の鳥居


日枝神社の鳥居は、昨年の台風で倒れ 建て直されたといいます(


鳥居にとまっていたサトキマダラヒカゲ(


ここ 佐津間・字山ノ下では 年間をとおして豊富な湧水が見られます(

この場所の湧水については、手賀沼水環境保全協議会の以下の資料をご参照ください。
 ➜  手賀沼水環境保全協議会   H23水環境マップ(湧水)


ニラの花が美しい() ヒメアカタテハが花の蜜を吸っています


ニラの花にとまっているセセリチョウの一種(


赤褐色の沈殿物と油のような皮膜は 鉄バクテリアが生成したもの(



カラスウリのまだ青い実() 縦に白い筋が見えます


参 考 カラスウリの熟した実  (印西市・松虫にて  2012.10.31 撮影 )


獲物を捕らえたクモを更に狙うオオカマキリ(


ハラビロカマキリの幼虫() 前脚の基節には 白いイボ状突起が3個


蛾の一種() 落ち葉に擬態しています


ツチイナゴの幼虫() 複眼の下の黒いすじが特徴的


追 記  2014.10.19   玄関にいたツチイナゴの幼虫


大津川() 仕切りのようなものが 水質浄化に役立っているそうです


白花のオオイヌタデ(


上の個体の葉には 黒い部分が見えます(


淡いピンク色の花のオオイヌタデとミズヒキ(


葉の全体が緑色になってしまったハンゲショウ(


参 考 葉が白いハンゲショウ  (粟野の森にて  2014.07.22 撮影)


➜  2014.11.08 佐津間地区・粟野の森コース 散策会 (鎌ケ谷市)


2014年8月28日木曜日

2014.08.27 中沢のビオトープ観察会 (生涯学習推進課 主催)


中沢みんなのスポーツ広場の奥に「中沢のビオトープ」(仮称)という池があります。
場所は、弓道・アーチェリー場の駐車場の隣といった方がわかりやすいかもしれません。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。

 ➜  2013.12.11 市民プール跡地の北にできた小さな池
 ➜  2014.08.08 弓道・アーチェリー場を訪ねる (鎌ケ谷市・中沢)

この「中沢のビオトープ」で観察会が行われました。
観察会の概要については、以下の記事をご参照ください。

 ➜ 中沢のビオトープで行われる催し (鎌ケ谷市・中沢)


この池は、周囲をフェンスで囲まれていて、ふだんは入れないのですが、観察会が開かれたので 間近に見ることができました。
また、「かわ・水・みどり」(代表  倉田 智子さん) の皆さん方や 生涯学習推進課の担当の方に いろいろと説明していただきました。

以下は、当日の様子のほんの一部です。
写真は掲載されていませんが、ワークショップでは紙による工作(トンボ作り)も行われました。

ビオトープとなっている池 底には遮水シートが敷いてあります


網で底の泥をすくい、池の生きものを楽しそうに探している子どもたち


泥の中からはいろいろな生きものが見つかりました


見つかった コオイムシ(子負虫)の雄 3週間ほど卵を背負っています 


コオイムシの雌 呼吸中なのだそうです


ギンヤンマのヤゴ


ヤゴを捕まえたコオイムシ


これらの鉢も生きものの棲みかとなっています


このタンクは 池に水を補充するためのものだとわかりました


ビオトープができるまでを写真で記録した 貴重なパネルがありました


この池で生きている水生植物の実物も展示されていました


トチカガミ なんと葉の裏には小さな浮き袋がついています


水の透明度をみるための透視度計



トンボと水草についての 池の情報 (展示パネルより)


ビオトープにおける 春と夏の「植物相」の記録 (展示パネルより)
「植物相」 ・・・ ある一定の地域で見られる植物全体のことを指す言葉



追 記 2014.09.09

「かわ・水・みどり」の代表の方から、立地に無理があり、追加工事が生じていると聞きましたので、見にいきました。
大木の剪定やソーラーパネル、循環ポンプなどの設置が行われたようです。
 
床屋に行った後のようです スッキリしすぎています


ソーラーパネルがついていました ポンプの駆動用とのことです


タンクには青いホースがつながれ、その先は池の中に没しています


水が蛇口から出ていました これは循環ポンプからの水です



追 記 2014.09.11

「かわ・水・みどり」の代表の方から、上記の写真についてのご説明をいただきました。

隣接する梨の作業場の屋根の雨水を集め、水源のひとつとしているとのことで、雨水タンクから出ているブルーのホースは、大雨の時のオーバーフロー用のものだそうです(目立ちすぎるので対応を考えているとのこと)。

ソーラーパネルは池の循環ポンプのためのもので、90ワットの出力があり、マックスで稼働すると かなり勢いのある水流になるそうです。
蓄電しないので、陽がなくなれば ポンプのモーターは止まるそうです。



追 記 2014.09.21

「かわ・水・みどり」のパネルが以下で展示されています。
代表個人の展示も隣に並んでいます。

 ➜  「かまがや環境フェア」 2014 (主催 市環境課)の展示



追 記 2014.12.18

2014年11月下旬の中沢のビオトープの様子を以下の記事にまとめました。

 ➜  2014.11.21 中沢のビオトープ