2016年4月21日木曜日

2016.04.21  身近な植物(4月下旬)

(1)


近所の路傍に小さな黄色い花が咲いていました。

カタバミ(酢漿草、片喰、傍食)です


カタバミのそばに、さらに小さな花が見えます(右下)


タチイヌノフグリ(立-犬のふぐり)です


街を彩る花々です。

ハナミズキ(花水木) 別名 アメリカヤマボウシ
ミズキ科 ミズキ属 ヤマボウシ亜属
花弁のように見えるのは総苞 中心の緑色の塊が花序


チェリーセージ(英 Cherry Sage) シソ科 サルビア属


キランソウに似た紫色の花 何でしょうか?


セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単) 別名 アジュガ
シソ科 キランソウ属 江戸時代に渡来したとのこと


(2)

 
友人宅でアンズの実や様々な植物を見てきました。

まず、アンズの実から。

だいぶ大きくなってきたアンズの実


まだ小さいアンズの実 上の方に虫がいます ツマグロオオヨコバイ?


アンズは多くの小さな実を 自ら落としてしまいます


庭には、いろいろな植物が生育していました。

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) アジサイ科 アジサイ属


スイセンアヤメ(水仙文目)  別名 スパラクシス  アヤメ科 スパラクシス属


ミヤコワスレ(都忘れ) 別名 野春菊、東菊 キク科 ミヤマヨメナ属


チドリソウ(千鳥草) 1 キンポウゲ科 ヒエンソウ属(Consolida

別名(その1)は 「 ヒエンソウ(飛燕草)」。
これらの千鳥草や飛燕草という名前は、花の形から名づけられています。

別名(その2)は 「ラークスパー」(英 Larkspur)。
「ヒバリの蹴爪」という意味です。
花の特徴的なきょの形から名づけたようです。
以下の写真で距の部分を見てください。

チドリソウ 2 花の後方に距が飛び出ています


チドリソウ 3 距は蕾のうちから、その形が分かります


(3)


路傍で見かけた花。

アップルミントのような葉


キャットミントでしょうか?


(4)


近所で見かけた植物です。

オオバベニカシワ(大葉紅柏) 中旬には紅色でした


ダイコン(大根)の花 薄い紫色に縁取られています


アカメガシワ(赤芽柏) 赤い色はこすると取れます


ニワトリが散歩していました


ホウチャクソウ(宝鐸草)


たらの芽が刈られたタラノキ(楤木)


ハルジオン(春紫菀) いまが花盛りです


ハルジオンの花弁は 糸のように細いのが特徴です




(5)


玄関先に大きな黒い蝶がいました。

ナガサキアゲハの ♀ でした

風の強い日でした。
ナガサキアゲハは、その大きな羽を風にあおられていました。

どこから来た蝶なのでしょうか?
ハナユ(花柚)の木の下で見つかったので、この木で羽化したのかもしれないと思いました。

ハナユの枝に止まらせると、上の方へとのぼっていきました


2016年4月20日水曜日

印旛を歩く(29) 六合小学校 ・ 瀬戸幼稚園 (印西市・瀬戸)

印西市の旧・印旛村の地域は、昭和30年(1955)に合併して印旛村となるまでは、宗像村と六合村に分かれていました。

この「六合村」というのは、「六つの旧村が合わさってできた村」という意味です。
明治22年(1889)の町村制施行に伴い、瀬戸村、山田村、平賀村、吉高村、萩原村、松虫村(江戸時代からの6村)が合併して、この六合村が成立しています。

後に六合村となる地域にできた小学校が 現在の六合小学校です(明治6年(1873)開校)。
旧・松虫村の松虫寺に 「連合小学校」として創立されたそうです。
昭和16年(1941)に「六合国民学校」となり、昭和22年(1947)には 六三制の施行により「六合村立六合小学校」となりました。
いつ、松虫から瀬戸に移転したのでしょう。
昭和30年(1955)に印旛村ができ「印旛村立六合小学校」となった後、平成22年(2010)に1市2村(旧・印西市、印旛村、本埜村)が合併し新しい印西市となった後は「印西市立六合小学校」となりました。

以下には、沿革がより詳しく載っていますが、六合小学校のHPにおける記載とは違っている点も見られます。

➜  Wikipedia 印西市立六合小学校

では、現在の校舎を見てみましょう。

六合小学校 1 茶色い屋根の校舎が印象的です


六合小学校 2 幼稚園の建物が左隣にあります


小学校の敷地の中に 幼稚園の門柱が見えます


印西市立瀬戸幼稚園です

印西市には、以下の3つの市立幼稚園があるそうです。

 ・大森幼稚園
 ・瀬戸幼稚園
 ・もとの幼稚園


なお、後に宗像村となる地域にできた小学校が、現在の宗像小学校です(明治6年(1873)開校)。
旧・岩戸村の泉福寺を仮教場として 「岩戸校」という名前で開校されたそうです。
現在の校舎については、以下の記事をご参照ください

➜ 印旛を歩く(20) 印旛歴史民俗資料館 (印西市・岩戸)



➜  印旛を歩く(28) 岩戸の庚申道標 (印西市・岩戸)

➜  印旛を歩く(30) 一本松揚水機場と湧水 (印西市・瀬戸)


2016年4月18日月曜日

2016.04.17  身近な植物(4月中旬)

(1)


近所を歩くと、実に様々な植物が目に入ってきます。

カロライナジャスミンでしょうか


アマドコロが芽を出していました 茎には稜があります

このアマドコロ(甘野老)が生えている場所には、実をつけるまで、ときどき見にいくのが 毎年の楽しみとなっています。


道端にカラスノエンドウ(烏野豌豆)が群生していました


正式和名は ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)

正式和名にある「矢筈」とは「弓弦を受けるためにV字形に加工した矢の尾部」をいいます。
上の写真を見ると分かるように、葉が この矢筈に似ることから命名されたようです。


ナガミヒナゲシ(長実雛芥子) 長い実がついています


オオバベニカシワ(大葉紅柏) でしょうか 赤くて大きな葉がきれいです


フリージア (学名 Freesia refracta) 黄花は とても佳い香りです

デンマークの植物学者エクロン (C. F. Ecklon) が南アフリカで採集し、友人であるドイツ人医師フレーゼ (Freese)に敬意を表して献名したそうです。
学名の「refrecta」は、「折れ曲がった」という意味で、花をつけた茎が折れ曲がっていることを表しています。


ムベ(郁子) 同じ科のアケビとは 随分と違う花です


次は、友人にいつも撮影を促されている花です。

その実からは想像できないような花をつけます


カリン(榠樝) バラ科らしい花です


中沢谷津の搾り水が流れる場所には、水辺を好む植物が繁茂します。

クレソン(オランダガラシ) 可愛い花です


シャガ(射干、著莪、胡蝶花、学名 Iris japonica) これからが花盛りです


いちめんに いちめんのみどり 春きたる



搾り水が溜まっているそばには スギナ(杉菜)の大群落


あちらこちらでモッコウバラが咲き始めました。

モッコウバラ(木香茨、木香薔薇) いよいよ盛りです


友人宅の庭に生えていた植物です。
蔓性の植物には、生命力が旺盛なものが多いようです。

ツタバウンラン(蔦葉海蘭) 地を這う茎が分かります


ツタバウンランの花 トキワハゼにも似ています


(2)


印西市・山田の西定寺に立ち寄った際、林縁に咲いていた植物です。

林縁にある斜面に花が咲いています


タチツボスミレ(立坪菫) 手前に咲いていました


シャガ(射干) 美しい花です


ヤマブキ(山吹) 境内で咲いていました


道の駅に立ち寄ったときに見た桜です。

八重咲きの桜


(3)


鎌ケ谷市の南部公民館の裏庭から根頭神社へと続く道に 菫が咲いていました。

立ち上がった茎の先に花が付いています


タチツボスミレ(立坪菫)でしょうか? とても濃い紫色をしています


近所の垣根の傍に可愛いピンクの花が咲いていました。

ムラサキカタバミ(紫片喰) カタバミ科 カタバミ属

ムラサキカタバミの花は、一見してイモカタバミの花に似ていますが、葯の色が違います。
前者は白、後者は黄色です。