2014年9月30日火曜日

鎌フィル 創立25周年記念 定期演奏会

みなさんは、とっくに ご存じのことと思いますが、鎌ケ谷にもオーケストラがあります。
「鎌ケ谷フィルハーモニック管弦楽団」、通称「鎌フィル」のことです。

毎年 秋には定期演奏会が開かれ、充実したプログラムで楽しませてくれています。
私は、個人的には一昨年行われたブラームス 交響曲第2番の演奏が忘れられません。 心にしみいる実によい演奏でした。


鎌フィルのみなさん (2012.09.30 演奏終了後に撮影)


左  コンサートミストレス: 丹羽道子さん  右  指揮者: 小久保大輔さん


さて、今年の演奏会は以下のとおりです。

〈 創立25周年記念  第24回定期演奏会 〉


日 時  平成26年10月5日() 開 場  13:30 開 演  14:00

会 場  白井市文化会館  大ホール(802席) 親子鑑賞室あり

指 揮  小久保大輔
ヴァイオリン独奏 丹羽道子 (コンサートミストレス 兼 弦楽器トレーナー)
         
曲 目  モーツァルト    劇音楽「劇場支配人」 K.486 序曲
     メンデルスゾーン  ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
     シベリウス     交響曲第2番 ニ長調 作品43

入場料  無料 (全席自由)


一昨年のブラームスの演奏を思い返すと、今年のシベリウスも 小久保さんの指揮のもと、素晴らしい演奏が行われることと思います。

また、メンデルスゾーンのヴァイオリン・コンチェルトは、丹羽さんの本領発揮といったところで、とても楽しみです。



https://docs.google.com/file/d/0B0eo8wCrTacCZC1hdTNLeUhMYU0/edit?usp=drive_web
演奏会の案内チラシ クリックで拡大  (ダウンロードできます) 


鎌フィルのホームページには、その歴史や指導者の方の紹介が詳しく載っています。
ぜひ、ご覧になってください。

➜  鎌フィル  ホームページ



追 記 2014.10.05

公演の日は、台風18号が近づいていて あいにくの雨でしたが、白井市文化会館の大ホールは  多くのみなさんで いっぱいでした。
入口では、創立25周年ということで、プログラムの他にも記念パンフレットが配られました。嬉しい贈り物です。

演奏は、まず モーツァルトの「劇場支配人」序曲で 元気よく幕を上げました。
そして 2曲目は、この日の白眉といってよい メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。
第1楽章のカデンツァでは、丹羽さんの演奏に引き込まれました。
実に格調の高い演奏でした。
鎌フィルのメンバーも大健闘。 アタッカで続く3つの楽章を一気に駆けぬけました。

演奏直後に撮影 丹羽さんの後ろ姿の写真しか撮れておらず、残念・・・

20分の休憩を入れて、最後のプログラムは シベリウスの交響曲第2番。
丹羽さんが コンサートミストレスの席につきました。
演奏を聴いていて、小久保さんの解釈にとても興味をもちました。
ゲネラル・パウゼとなる部分では、シベリウスの師匠ともいえるブルックナーを想い起こしました。
この交響曲は大曲ですが、鎌フィルのみなさんは見事に奏き切りました。

アンコールはシベリウスのカレリア行進曲。
心がウキウキする小品。 気の利いた選曲です。
定期演奏会が楽しく しめくくられました。


2014年9月26日金曜日

本埜の仏刹(12) 蜜蔵院 (印西市・将監)

印西市本埜地区の寺院を巡ってきましたが、今回がこのシリーズの最終回になります。
掉尾を飾る 蜜蔵院は、将監川の南、 印西市(大字)将監しょうげん230番地にあります。

蜜蔵院 周辺地図
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用


山門が道路に面しており、蜜蔵院の全体が見えます


「真言宗豊山派 医王山 蜜蔵院 東光寺」とあります

「蜜蔵院」という寺名は、密教を基とする真言宗らしい命名だといえます。

山門の右にも 小さな古い門柱がありました

1913年に発行された『千葉県印旛郡誌』の「埜原やわら村誌」には、蜜蔵院について以下のように書かれています。

  将監新田 高津に在り、真言宗にして 徳満寺末なり。
  (徳満寺は 利根川を越えた茨城県利根町にある。)
  阿弥陀如来を本尊とす。 由緒不詳。
  堂宇、間口 6間半、奥行き 5間。 庫裏、間口 4間、奥行き 2間半。
  境内、498坪あり。
  住職は、徳満寺住職 細川順継、これを兼務す。
  檀徒 30人を有す。

 
蜜蔵院の本堂(左) と 庫裏(右) 明るい境内


整然としていて 気持ちのよい 本堂の周辺


本堂の左側には、二つの大師堂と不動堂が建っています。
蜜蔵院は真言宗ですが、この開祖は御大師様(空海)です。

本堂の左手に並んでいる三つの小堂


いちばん右にあるのは四郡大師の大師堂です。

四郡大師 第二十番札所の大師堂

四郡大師は、江戸時代の文化・文政年間(1804~1829)に、以下の四つの郡にわたる地域に作られた霊場だといいます。
 ・河内かわち郡  (茨城県  龍ケ崎市、稲敷市、河内かわち町の一部)
 ・北相馬郡 (茨城県  利根町、龍ケ崎市の一部)
 ・下埴生しもはぶ郡 (千葉県  栄町の一部)
 ・印旛郡  (千葉県  栄町、印西市本埜地区の一部)


蜜蔵院は、四郡大師と印西大師、二つの大師講の霊場となっています。
四郡大師の大師堂の左には、印西大師の大師堂があります。

印西大師 第八十四番札所の大師堂


二つ並んだ大師堂の左にも小堂が祀られています。
成田山ゆかりの不動堂のようです。

不動堂 「成田山」という石碑が左にあります


堂内の不動明王像 右手に剣、左手に羂索けんさくを持ちます

成田山新勝寺は、真言宗智山派の大本山のひとつで、本尊は不動明王です。


様々な石碑や仏像が並んでいました これは それらの一部です


ニホンアマガエルが 祠の上にちょこんと座っていました


道路をはさんで蜜蔵院の反対側にある将監青年館


蜜蔵院から100mほど西に行ったところには 大龍だいりゅう神社があります。
この神社で用いる幟用の竿(木製)は蜜蔵院の横に置かれています。

幟竿格納建屋 大龍神社の境内ではなく 蜜蔵院の隣にあります


こんもりとした社叢林が見えます 小高くなった所に大龍神社があります


石の鳥居が 東日本大震災のために倒壊していました


大龍神社境内


大龍神社の社


ホタルガが境内にいました しゃれたカラーリング


➜  本埜の仏刹(11) 大願成就堂 (印西市・荒野)


2014年9月25日木曜日

「鎌ケ谷市民まつり」 2014 案内チラシ

「鎌ケ谷市民まつり」の案内チラシが完成しました。
自治会に加入している市内の全世帯に配布されます。

アート & デザインは、ポスターと同じく TAG のデザイナー 田上さんによるものです。
昨年と比べると、まつりの案内(会場全体図)が2ページに増えて、ずっとわかりやすくなっています。
この「会場全体図」のページには、当日の予定が詳しく掲載されています。
ぜひ、ご覧ください。


P.1 表 紙 ポスターとほぼ同じです


P.2~3 まつりの案内(会場全体図) 中心となるページです


 P.4~7 協賛企業広告


P.8 協賛者一覧


以下の PDF ファイルをダウンロードしてから ご覧になるのが、いちばん見やすいと思います。



2014年9月24日水曜日

かまがや散策マップ(9) 粟野地区公園

今回は、 「粟野地区公園」を取り上げます。

https://drive.google.com/file/d/0B0eo8wCrTacCSEp2b0lWM0RMZlE/view?usp=sharing
画像をクリックすると、拡大できます
 
 
「粟野地区公園」については、以下をご参照ください。
行き方について、紙面よりも わかりやすく説明してあります。

 ➜  かまがや散歩  「粟野の森」の位置


「粟野の森」は、「粟野地区公園」の一部開園という形で ようやく一般公開されたものです。
 2014年3月22日に行われた開園式の様子は 以下に詳しく載っています。

 ➜  かまがや散歩 2014.03.22 「粟野地区公園」 開 園


また、樹林地の散策路の様子については、以下のブログに毎月掲載されている写真をご覧ください。

 ➜  粟野地区公園



➜  かまがや散策マップ(8) 市内南北縦断コース

➜  かまがや散策マップ(10) 軽井沢地区を歩く


2014年9月23日火曜日

本埜の仏刹(11) 大願成就堂 (印西市・荒野)

安楽院の東100mに位置する大願成就堂。
調べてはみたものの、詳しくは分かりませんでした。

大願成就堂のそばには、ヒガンバナが咲いていました


大願成就堂は、少し高い場所にあります


大願成就堂の堂宇


大願成就堂の前に建っている道標   前にはツルボの花

この道標には、「御大典記念」と書かれており、裏側には「昭和三年十一月 荒野青年会 建之」とあります。
昭和天皇の即位を祝ったものなのでしょう。
昭和3年には、多くの場所で「御大典記念」の記念碑が建てられています。

なお、この道標には、正面に「南  雷公神社 並ニ 県道」、右側に「東   萩原 吉高 成田方面」、左側に「北 中根 笠神 小林駅方面」とあります。
方角は一致していませんが、道標のすぐ左側にある道が 北に向かう道です。
この道標は 本来の位置から動かされていないと思われます。


道をはさんで反対側にある道祖神   延享2年(1745) 建立


大願成就堂の南120mには、荒野地区の村社である雷公(らいこう)神社があります。

雷公神社入口の前にある水色の建物は、幼稚園のバス停なのだそうです


幼稚園のバス停の裏にある「村社雷公神社」という石柱


雷公神社の鳥居


雷公神社の拝殿と本殿


➜  本埜の仏刹(10) 安楽院 (印西市・荒野)

➜  本埜の仏刹(12) 蜜蔵院 (印西市・将監)


2014年9月22日月曜日

本埜の仏刹(10) 安楽院 (印西市・荒野)

安楽院は 印西市(大字)荒野(こうや)458番地にあります。
この安楽院の近くには、村社である雷公(らいこう)神社や 大願成就堂があり、荒野地区の中心部をなしています。

安楽院とその周辺の地図
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用

雷公神社や大願成就堂については、次回 取り上げたいと思います。

安楽院に行くには、大願成就堂の近くの道を西に進むのがわかりやすいでしょう。

右に見える赤い建物が大願成就堂 左にあるミラー横の道を進みます

 
門 柱  右には「天台宗」、左には「安樂院」とあります


門柱前にある子安塔(右) 享和元年(1801)建立

子安塔については 蕨由美さんの以下の記事を参考にしました。
 ➜  さわらびYの歴史・民俗・考古探索ノート 安楽院跡の子安塔


1913年に発行された『千葉県印旛郡誌』の「本郷村誌」には、安楽院について以下のように書かれています。

  荒野村 字東にあり、天台宗比叡山派にして 泉倉寺門徒なり。
  阿弥陀如来を本尊とす。 由緒不詳。
  堂宇、間口 7間、奥行き 4間。 庫裏、間口 4間3尺、奥行き 3間。
  境内、478坪あり。 檀徒 175人を有す。

これを見ると、かつては大きな寺だったことがわかります。

境内は広々としており 開放的で、気持ちが清々します



門柱の方を振り返って見たところ


簡素なお堂が 左手の手前に見えます


お堂の右にある 荒野コミュニティセンター 荒野地区の集会所です


大師堂 1   印西大師 第六番札所 お堂の隣にあります


大師堂 2   印西大師 第十八番札所 こちらは遊具の隣


四国霊場への参拝祈念碑


卵塔や如意輪観音像が コの字形に置かれています ここも開放的


子どもの遊具がいろいろと置かれていました 遊具のそばには大師堂

境内は広やかで、そこには明るい開放感があります。
写真では伝えきれないことが多いと、ここでも実感しました。


広やかに 空の開けし 往ける寺



➜  本埜の仏刹(9) 押付の薬師堂 (印西市・押付)

➜  本埜の仏刹(11) 大願成就堂と雷公神社 (印西市・荒野)