2018年6月25日月曜日

散歩で見たもの (2018年 6月下旬) ホシウスバカゲロウ

(1)


南部公民館に所用で出かけました。
裏庭に出ると、アジサイが にぎやかに咲いていました。

南部公民館 と アジサイ (アジサイ科 アジサイ属)


南部公民館の裏庭に続く斜面にも アジサイが植えられています

南部公民館裏庭から南東方向を望むと、急な斜面があり、低いところへと続いています。
低くなっているところは、現在も谷津の形を残しています。
いま南部公民館のある場所も、かつては谷津でした。
そこに盛り土して 南部公民館が建てられたのです。
詳しくは、以下をご参照ください。

➜  かまがや散歩 鎌ケ谷の神社(3) 根頭神社(その2) 旗竿格納建屋

(2018.06.25 撮影)



(2)


庭のオモトに実がつきました。
株分けを4回繰り返してきたオモトですが、実がついたのは初めてです。

オモト(万年青)
キジカクシ科 スズラン亜科 オモト属

いずれは赤く熟すのでしょう。
楽しみです。
(2018.06.26 撮影)



(3)


東武野田線 鎌ケ谷駅の近く、船取線沿いに白い花を付けた木がありました。
近くに行って見てみると、トウネズミモチでした。

トウネズミモチ(唐鼠黐) 1
モクセイ科 イボタノキ属


トウネズミモチ 2 円錐花序の花


トウネズミモチ 3 花を接写

(2018.06.27 撮影)


(4)


網戸にカゲロウの一種がとまっていました。
調べてみたら、似ていたのは、コカスリウスバカゲロウや ホシウスバカゲロウ。
でも、何なのか不明。
観察の経験があまりにも不足しており、見分けの観点が分からないのです。

カゲロウの一種 → 名前は 下記の追記」参照
アミメカゲロウ目 ウスバカゲロウ科

いまのところは、「カゲロウの一種」としておきます。
わが昆虫の先生に ご教授をお願いしましたので、いずれ教えてくださることでしょう。

(2018.06.28 撮影)


追 記 2018.06.30

困ったときに いつも教えてくださるA・Sさんから、実に要領を得たメールをいただきました。
その一部を書き抜かせていただきます。


調べてみたら、「ホシウスバカゲロウ」(星薄翅蜉蝣)のようです。

★原色日本昆虫図鑑(保育社)のホシウスバカゲロウ欄には下記のような解説が載っていました。
「体長30~35mm。 前翅長さ30mm以上。

 前翅端に淡褐色斑、腹部に黄色斑がある。
 成虫期は6~10月。
 灯火に飛来する。…」

★ネットのサイト「そよ風のなかで Part2」の下記アドレスに 上の写真とそっくりな写真が載っています。

このサイトには信頼できる情報が多く掲載されていると思っています。
ご確認ください。
➜  そよ風のなかで Part2 ホシウスバカゲロウ

他に「コカスリウスバカゲロウ」が似ていると思いますが、海岸性なので違うようです。


詳しい方から教えていただけるということは 本当に幸せなことです。
A・Sさん、今回も有難うございました。


2018.06~07 キキョウ 4度目の開花

2018.06.25

今年も庭のキキョウが咲きました。
3年前の10月に、「鎌ケ谷市民まつり」の出店で買ったものです。
今年で4度目の開花です。

日の光が照りつける12時頃に撮りました。

キキョウ(桔梗) 1 キキョウ科 キキョウ属


キキョウ 2 開花する間近まで、蕾は緑色の風船のような形でした


キキョウ 3 まだ未成熟な雌しべの周りを 雄しべが取り囲んでいます

(2018.06.25 撮影)


2018.06.26

キキョウの花は、刻々その姿を変えています。

朝の7時近くに撮りました

キキョウ 4 雄しべが開いて 雌しべから離れました


キキョウ 5 花の蕾は 風船のようです (2番目の花)
キキョウの別名は バルーン・フラワー(英 balloon flower)


キキョウ 6 まだ小さい三番目の花の蕾

カメラの機種によって、キキョウの花の色合いが違っています。
キキョウ 1~3は コンパクト・デジカメ、キキョウ 4~6は デジタル一眼レフカメラで撮りました。
どちらもニコンのカメラですが、紫色の色合いに違いがあります。
(コンパクト・デジカメの写真は、コントラストが強すぎたため、見たときの印象に近くなるよう画像調整しました。)
メーカーや機種により、紫色の再現能力には違いがあります。
また、撮影時刻が違えば、光の加減も大分異なっているだろうと思います。

(2018.06.26 撮影)


2018.06.27

朝の9時頃に、スマホでマクロ撮影しました。

キキョウ 7 2番目の花の蕾が紫色になってきました


キキョウ 8 花柱についた花粉が 落ちはじめました

(2018.06.27 撮影)


2018.06.28

朝の7時頃に、スマホで撮りました。

キキョウ 9 雌しべの柱頭が5裂しました 

雌しべの柱頭は、前日の夕方には 5裂していました。


キキョウ 10 2番目の花が咲きました ちょっと小ぶりです

(2018.06.28 撮影)


2018.06.29

朝の10時頃に、スマホで撮りました。

キキョウ 11 最初の花が 終わってしまいました

この花が咲いていたのは 4日間でした。


キキョウ 12 2番目の花は いまが盛りです

(2018.06.29 撮影)


2018.06.30

朝の7時半頃に、ニコンのコンデジで撮りました。
キキョウの花の撮影には、このカメラが適しているようです。
以後、このカメラで撮影します。

キキョウ 13 最初の花の花弁に 紫色は残っていません
雌しべの花柱は 紫色を残しています


撮影に使ったカメラは 液晶モニターの角度が変えられるので、ローアングルで 2番目の花を撮ってみました。

キキョウ 14 2番目の花 開花直後よりも大きくなったように見えます

(2018.06.30 撮影)


2018.07.01

朝の7時前に撮りました。

キキョウ15 2番目の花 ほとんど変化がありません


キキョウ 16 最初の花の内側

しぼんだ花の内部を調べてみました。

・ 雄しべ 葯の色はそう変わらず、花糸は茶色っぽくなりました
・ 雌しべ 5裂した柱頭と その下の花柱は 濃い茶色に変色しました
・ 子 房 かろうじて まだ紫色をしています

(2018.07.01 撮影)


2018.07.02

朝の6時頃に撮りました。

キキョウ 17 最初の花の内側

雌しべの茶色や 子房の紫色が 薄れてきているようです。
5裂した柱頭の先が くるりとなっています。


キキョウ18 2番目の花の柱頭は4裂

前日の午後には、柱頭が4裂していました。
意外だったのは、2番目の花の柱頭が5裂しなかったことです。
以前、別個体で観察した折には、花弁 5 ・ 雄しべ 5 ・ 雌しべの柱頭 4裂だった花は、全部で8つ咲いたうちで 3つありました。

(2018.07.02 撮影)


2018.07.03

朝の7時頃に撮りました。

キキョウ 19 2番目の花がしぼみました


キキョウ 20 3番目の花の蕾が大きくなってきました

(2018.07.03 撮影)


2018.07.10


3番目の花が開いて数日経ちました。
この日の午後になって、ようやく雌しべの柱頭が裂開しました。

キキョウ 20 花弁・雄しべ・雌しべの柱頭、全て4です

以前に 別個体で観察した折には、全部で8つ開花したうち、花弁が4枚 ・ 雄しべが4本 ・ 雌しべの柱頭が4裂していた花は 2つでした。

(2018.07.10 撮影)


2018.07.14

3番目の花は 1週間近く咲いていましたが、しおれかけ始めました。

キキョウ 21 しおれかけ始めた 3番目の花

(2018.07.14 撮影)


2018年6月23日土曜日

2018.06.22 かまがや環境パネル展 2018 (環境課主催)

鎌ケ谷市役所に所用があって出かけた折、1階の市民ホールで「かまがや環境パネル展」が開催されていました。
このときは すでに展示の最終日。
本ブログで 当展の案内をする時を逸してしまいました。

「広報かまがや」 2018年6月1日号 6面より


展示の様子 1


展示の様子 2


本展の開催趣旨


出展団体と その展示位置


➀ エコネット かまがや


➁ クリーン推進課


➂ 囃子水の自然を育てる会


➃ かわ・水・みどり

「二重川に親しむ会」のパンフレットが置かれていたので、いただいて帰りました。
おもて面には、活動について書かれています。

「二重川に親しむ会」 パンフレット

うら面には地図が載っています。

パンフレットの裏に載っていた 二重川とその周辺の地図

二重川に架かっている橋の名前が書かれていて、ありがたいです。
また、川の周辺には どんな寺や学校等があるのか分かり、とても参考になります。

地図を眺めていて、志多田川が二重川に流入する場所にある 親水広場に行ってみたいと思いました。

参 考 二重川 右手に散策路が見えます 2013年10月23日 撮影

地図の右端に書かれている「西福寺」ですが、船橋市大神保町おおじんぼうちょうにある日蓮宗の「大神保・西福寺」のことであり、白井市にある天台宗の「谷田・ 西福寺」ではありません。
下に「大神保・西福寺」の写真を掲載します。

なお、船橋市宮本には 真言宗豊山派の「宮本・西福寺」もあります。

参 考 大神保・西福寺 本堂 2013年10月23日 撮影

大神保・西福寺や船橋県民の森周辺を含んだ散策のコースが、「大神保・二重川コース」として、船橋市環境部による「自然散策マップ」に載っています。

二重川の上流部は 鎌ケ谷の市域であり、かつて野馬の水呑み場であった丸山溜井(東武団地調整池)や それにつながる井草川(井草水路)があります。
「二重川に親しむ会」の皆さんには、ぜひ単独で写真パネルを作製し、展示していただけると嬉しいです。

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「かわ・水・みどり」 と 「NPO法人 環境カウンセラー千葉県協議会」の展示の切れ目がよく分かりませんでした。
はっきりと分かるようにしておくべきだと思います。


➄ NPO法人 環境カウンセラー千葉県協議会


➅ 千葉県生物多様性センター(千葉県環境生活部自然保護課)

このコーナーには、生物多様性センター(千葉県立中央博物館内)から出されているニュースレターが配布用に置かれていました(机上、右端)。

「生物多様性ちばニュースレター」 No.57 から

読んでみると、上に載せた熊谷宏尚氏による記事が素晴らしい。
やや長い文章ですが、最後まで 一気に読んでしまいました。

〈 私たちが見ている自然の姿は、このように変動する自然の、今という一瞬の姿なのです。〉
という一文に、とても深い感慨を覚えました。


➆ 鎌ヶ谷市放射能対策 市民の会


➇ 鎌ヶ谷・大津川を清流にする会


➈ 大津川水質浄化委員会


➉ 環境課


京葉ガス 船橋支社


2018年6月19日火曜日

2018.06.12 都立 水元公園 (東京都・葛飾区)

散策仲間の皆さんと 水元公園に行きました。

散策のコース(GPS記録) 松戸駅から向かいました


松戸神社 松戸駅から程近い場所にあります


坂 川 松戸神社のすぐ近くを流れています


江戸川と その河川敷


「松戸 緊急用船着場」と書かれた掲示板がありました


水元公園内の地図 (「かつしか 水元マップ」より)
立ち寄ったところは、その名称を赤で囲ってあります

水元公園は、総面積が92ヘクタールもあります。
今回は、東半分の区域だけを散策しました。

金魚展示飼育地 黄色い金魚は「頂点眼」です


スイレン(睡蓮)の一種 スイレン科 スイレン属 
睡蓮の花は、ハスとは違い、花が水面すれすれに咲きます

スイレンとハスは、よく似ていますが、最近の研究では 全く系統が異なることが分かってきたそうです。

以下をご参照ください。

➜  グレゴリウス講座 スイレンとハス


「トイレ ➀」  番号が付いています  公園内には全部で15カ所あるようです


ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科 アヤメ属


「ハナショウブの見分けかた」 が書かれていました


小合溜 こ あいだめ 対岸は、埼玉県営の「みさと公園」です


天台宗 「業平山なりひらさん 南蔵院」 山門 寺号は「東泉寺」とのこと
水元公園のすぐ近くにあります


説明書き「南蔵院のはじまり」 山号の由来が分かります


「しばられ地蔵尊」 願かけ縄は 1本 100円也

雨が降りそうでしたので、このあとは帰路に就き、JR金町駅へと向かいました。