2015年11月30日月曜日

2015.11.29 秋の自然観察会 (郷土資料館 主催)

南部公民館から 根頭神社や市民の森にかけて、秋の植物を観察しました。
参加者はちょうど20人。
観察会には 最適の人数だと思いました。

「広報かまがや」 2015年11月1日号 より

最初に南部公民館の裏庭で観察を行いました。
南部公民館はもともと谷津だったところに盛り土して建てられました。

この周辺の地形については、以下の記事をご参照ください。

➜  鎌ケ谷の神社(3) 根頭神社(その2) 旗竿格納建屋

南部公民館の裏には 低い土地が続いています

公民館の裏庭は 本来谷津であった低い土地に面していて、そこに生えている大木の先端部分が、ちょうど目の高さで見られるのです。

アカガシの葉 目の前でよく見ると 葉には鋸歯がありません
アカガシのどんぐりは、クヌギと同様に、2年かけて成長するそうです


シロダモは雌雄異株 左は雌株、右前は雄株です 左の建物は南部公民館


シロダモの赤い実


ムクノキの実 熟すと 緑から黒に色が変わります


ミズキの葉 なかなか風情があります


南部公民館の裏庭から根頭神社の社叢林に移動しました。

スダジイの張り出した枝


どんぐりからの実生


ノハラアザミ 春に咲く似た花は ノアザミ


遠くに見えた白い花 花期の長いヒメジョオンでしょうか


モチノキの赤い実


ヒサカキの実


ヤブムラサキ(ヤブシキブ)の実 葉には毛が生え フカフカしています


シラユキゲシ(白雪芥子、別名 スノーポピー)でしょうか
近くの農家(神社の氏子)の方が植えたものかもしれません


根頭神社から市民の森へと下りて、観察を続けました。

森の多くは かつて谷津だった場所 木が光を求めて上へと伸びています


迷彩服のようなナツツバキの樹皮


参 考 ナツツバキの花 (2015.06.20 撮影)


チャノキ けっこう あちらこちらに生えていて驚きました


市民の森のキャンプ場で「落ち葉の窓」というものを作りました。
みんなで 楽しく作業しました。

私が作った「落ち葉の窓」 紙の裏側に 落ち葉をセロテープで貼ります


いろいろと教わった中で、以下のことは私にとって大変参考になりました。

 ➊ 落葉樹には 陽樹が多いこと
 ➋ 常緑樹には 陰樹が多いこと
 ➌ 低木には 陰樹が多いこと

実に得るとことが多い「秋の自然観察会」でした。


2015年11月24日火曜日

かまがや散策マップ(13) 木下街道 北へゆく

前回に引き続き、木下街道を取り上げます。
今回は、新京成線 鎌ケ谷大仏駅から北へ木下街道をたどります。


https://drive.google.com/file/d/0B0eo8wCrTacCOTBiUkVoZzhDNVk/view?usp=sharing
画像をクリックすると、拡大できます


コース順路は、以下のとおりです。

新京成線 鎌ケ谷大仏駅
鎌ケ谷八幡神社
下野牧とっこめ跡
魚文の句碑
冨士八幡神社
高架線鉄塔下の馬頭観音塔
白井ロジュマンの野馬土手跡
新京成バス 白井ロジュマン バス停
新京成線 鎌ケ谷大仏駅



➜  かまがや散策マップ(12) 木下街道を南へゆく

➜  かまがや散策マップ(14) ふれあいの森をゆく(1)


2015年11月16日月曜日

「エコフェスタ鎌ケ谷 2015」

今回が初めての開催です。
以下のとおり開催されました。

 ・日 時 2015年11月14日(土) 9:30 ~ 16:00
 ・会 場 きらり鎌ケ谷市民会館

市自治会連合協議会と市の環境課及びクリーン推進課の共同による主催となっています。

「かまがや環境フェア」で掲示されていた案内


チラシが戸別ポスティングされました。

「エコフェスタ鎌ケ谷 2015」 回覧チラシ 表面


「エコフェスタ鎌ケ谷 2015」 回覧チラシ 裏面


また、「広報かまがや」に記事が掲載されました。

「広報かまがや」 2015年11月1日号 掲載記事


以下は、「エコフェスタ鎌ケ谷 2015」当日の様子です。

「エコフェスタ鎌ケ谷」と書かれた幟が立っていました


ロビーにおける展示の様子

かなり多くの展示がありましたが、全体的に写真や文字が小さくて見づらいものが多かったように思います。
見て一目で分かる展示が求められます。
こうしたノウハウを共有していきたいものです。

「自連協」の幟も立っていました


きらりホールにおける「緑のカーテン」取組事例の紹介

小・中学校の児童・生徒が発表するものだと思っていたら、主催者が依頼したプロの方が お一人で全部を発表・紹介していました。
どうして、学校関係を動員できなかったのでしょうか?
児童・生徒の励みになったでしょうし、きらりホールも もっと賑わったことでしょう。

JAXAのOB 並木道義氏による「はやぶさ」に関する 熱意溢れる記念講演

実に心のこもった良いお話でした。
多くの子どもたちや その親に聞いてもらいたかったです。
どうして事前に動員をかけられなかったのでしょうか?
かえすがえすも残念でなりません。


2015年11月14日土曜日

北総の宗像神社(10) <印西市・吉高>

印西市吉高地区の宗像神社は、印旛沼(北印旛沼)の近くにあり、道路に面しています。
所在地は 印西市吉高700番地1です。

神社から かなり離れた路傍にある「村社 宗像神社」と刻された標石


神社に続く道路沿い、南天の実が赤く色づいていました


路傍にあった大きな句碑

最初は歌碑だと思いました。
短歌に思えたものは、仲良く並んだ俳句二句でした。
以下のように彫られていました。


    大正7年1月11日 金婚式 挙けて

  花島 春丹阿楚にあそひて 友

   (花島はなじまの 春に遊びて 共白髪ともしらが   夫

  五十いそとし うへもめてるむ 梅柳

   (五十年の 上もでらん 梅柳  妻)


吉高宗像神社の入口 右手の道路の彼方には 印旛沼が望見されます


神社入口 左の道は畑へと続いています


神社参道の手前


宗像神社の 狛犬と鳥居 右手は手水舎


参道沿いに4対の燈籠が建っていました


拝殿に近づきました


宗像神社 拝殿

大正2年(1913)発行の『千葉県印旛郡誌』の「六合村誌」には、村社 宗像神社の一つとして以下のように書かれています(後編 P.385~386)。

(2) 村社 宗像神社

吉高村 字宮前にあり、祭神は 田心姫命たごりびめのみこと湍津姫命たぎつひめのみこと市杵島姫命いちきしまひめのみこと保食命うけもちのみこと(神)、罔象女命みつはのめのかみを祭る。

天暦てんりゃく2年(948)6月14日、筑前国宗像郡田島より当村に勧請し、宗像大明神を唱え来たれり。
後、天和2年(1682)11月、改造・再興。
弘化2年(1845)、社号に改替。宗像神社と唱う。

祭日、往古より6月15日。
保食神、罔象女命は、明治40年(1907)11月6日、許可を得て合祀す。

社殿(本殿)は、明治35年9月28日全倒。
拝殿は、間口 5間3尺。
鳥居、木造1基。
境内、911坪あり。 氏子、127戸を有す。

境内4社を祭る。 即ち、
 1 天満天神社  菅原道真公を祭る。由緒不詳。建物 間口6尺、奥行き6尺。
 2 金刀比羅大神  大物主命を祭る。由緒不詳。建物 間口4尺、奥行き5尺。
 3 秋葉大神  火産霊神を祭る。由緒不詳。建物 間口4尺、奥行き2尺。
 4 三峯大神  伊弉冉命、伊弉諾命を祭る。由緒不詳。建物 間口2尺5寸、奥行き3尺。

 (以上、『神社明細帳』による)


御祭神等について述べられた説明書き


正面には「宗像神社」と書かれた額が懸かっています


拝殿の中が見えました 大きな太鼓があります


宗像神社 本殿 屋根の下には鶴の彫刻などがありました


社殿横の瑞垣 その前に テーブルとベンチがあるのは珍しいです


本殿背後の 天満宮(扁額には「菅公廟」とあり) ・ 稲荷神社 ・ 水神社


境内には驚くような巨木がありました


拝殿前には どこかに続く階段がありました


階段を上がったところには 水神社 と 魚霊供養之碑


その隣には 金刀比羅神社(額には「象頭山」とあり)


拝殿前から鳥居方向を見たところ