2017年3月19日日曜日

2017.03.18 身近な植物 (3月中旬 ➁)

粟野地区公園とその周辺で見た植物です。

ナガバジャノヒゲ(長葉蛇の髭) 1 キジカクシ科 ジャノヒゲ属

以前の記事においては、 ナガバジャノヒゲ も ジャノヒゲ として扱ってきましたが、今後は区別することにします。

ナガバジャノヒゲ 2 旺盛な生命力で、どんどん繁茂していきます


大津川支川の長谷津水路沿いにはムラサキハナナの花が咲いていました。

ムラサキハナナ(紫花菜) 1 アブラナ科 ムラサキハナナ属

ムラサキハナナは、その別名に、オオアラセイトウ (大紫羅欄花)、ショカツサイ(諸葛菜)、シキンサイ(紫金菜)などがあります。

そのため、ムラサキハナナ属は 、オオアラセイトウ属やショカツサイ属ともよばれるようです。

ここでは、 大場秀章『植物分類表』(アボック社 2011) 初版第3刷(訂正入) に拠り、「ムラサキハナナ属」とします。

ムラサキハナナ 2 4枚の花弁は アブラナ科の特徴


「春の御三家」とでもいうべき、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウが出そろいました。

ホトケノザ(仏の座) 1 シソ科 オドリコソウ属


ホトケノザ 2 茎が四角いのはシソ科の特徴

ホトケノザは、陽当たりのよいとこを好むようです。


オオイヌノフグリ(大犬のふぐり) 1 オオバコ科 クワガタソウ属


オオイヌノフグリ 2 実物は この写真よりも紫色がかっています

オオイヌノフグリは、ヒメオドリコソウよりも早く咲くようです。


ヒメオドリコソウ(姫踊り子草) 1 シソ科 オドリコソウ属 


ヒメオドリコソウ 2 ホトケノザと同属です


土留めのコンクリート板の隙間から伸びて花を咲かせていました。

すごい生命力です 左は ヒメオドリコソウ、右は オオイヌノフグリ


「春の御三家」たちの混生が見られました。
様々な混生がありましたので、興味深く感じながら写真を撮りました。

ここでは、ホトケノザ オオイヌノフグリナズナ が混生


ここでは、オオイヌノフグリヒメオドリコソウ が混生


ここでは、ヒメオドリコソウ  ヤハズエンドウ が混生


近くの畑では 菜の花が咲いていましたが、その種が何なのか分かりませんでした。
アブラナ科の植物の多くは、似たような黄色い花を咲かせます。

アブラナ科の植物 いわゆる「菜の花」