(きらり鎌ケ谷市民会館 集会室)
森本草介は、写実絵画で その名を知られています。
氏は 鎌ケ谷に45年間住み、そして2015年に享年78歳で没しました。
文化・スポーツ課長のKさんのお話では、本展は ご遺族のご厚意によって開催されたとのことです。
チラシ 表 絵の右下には小さな文字で題名が書かれています |
チラシ 裏 展示作品の多くが載っています 最上段・中央の「昼」(1976) 実物は 作品名どおりに驚くほど明るい静物画 |
展示12作品のうち、9作品までが個人蔵です。
(他の3点は、宮城県のエール蔵王 島川記念館所蔵のもの。)
このような形で開催されるのは、最初で最後になるでしょう。
会場パンフレット 「展示目録」 |
会場パンフレット 「森本草介プロフィール」 氏の作品は、千葉市のホキ美術館が多くを常設展示 |
入口付近にかけられていた 着衣の女性を描いた「セピアのデッサン」(1985)という とても繊細な鉛筆デッサンに心ひかれました。
この作品は個人蔵のものですが、幸いなことに、求龍堂から刊行されている森本草介の2冊の画集のいずれにも収められていました。
これらの画集は会場に置かれており、ページをめくって見ることができます。
『森本草介画集』 (1995) |
森本草介『TOWARD THE LIGHT (光の方へ)』 (2012) |
市民会館のエレベーターホール近くには、以前より 氏のリトグラフ(石版画)が飾られています。
森本草介 リトグラフ 「コーヒータイム」 (2014) 2014年に きらりホール開館にあたり寄贈されたもの |
追 記 2017.08.01
森本草介の作品を37点所蔵しているホキ美術館(千葉市)へのツアーが計画されています。
以下の「広報かまがや」の記事をご覧ください。
ホキ美術館 美術鑑賞教室 (「広報かまがや」 2017.08.01号掲載) |
この記事に掲載されている「コーヒータイム」という作品は2007年制作と書かれています。
ということは、リトグラフの前にオリジナルの肉筆画があったんですね。