「広報かまがや」 2017.07.15号 掲載 |
本展のチラシ |
恒例のギャラリートーク(学芸員による展示の解説)は、次のとおり行われます。
8月1日(火)・23日(水)
9月8日(金)・24日(日)
ギャラリートークの様子 (2017.07.15 撮影) |
展示スペース (2階) |
展示スペース (1階) |
県内にあった ミニ四国八十八カ所霊場の数は40 |
左: 下総四郡新四国八十八ヶ所控 右: 讃岐国写准四国八十八ヶ所札所 どちらも文政5年(1822)の史料であることに注意されたい 下総四郡新四国八十八ヶ所から 東葛印旛大師准四国八十八ヶ所が派生 |
「下総四郡新四国八十八ヶ所」は、文化4年(1807)に 八千代市吉橋の貞福寺住職 存秀によって開創されたといいます。
この「下総四郡」とは、江戸時代の千葉郡、葛飾郡、相馬郡、印旛郡を指します。
・ 1 ~23番 (阿波国に相当) → 「吉橋大師」
・ 24~39番 (土佐国に相当) → 船橋・市川方面(未詳)
・ 40~65番 (伊予国に相当) → 松戸方面(未詳)
・ 66~88番 (讃岐国に相当) → 「東葛印旛大師」となる(1822)
「吉橋大師」や「東葛印旛大師」には、新たに上記の番号以外の札所が追加され、それぞれ八十八カ所札所の体裁が整えられました。
「下総四郡新四国八十八ヶ所」の経緯や札所の場所については、以下をご参照ください。
「東葛印旛大師」の札所を記した史料 明治16年(1883) |
札所の変遷 設置場所が移っている札所があります (赤:市内) |
昭和6年(1931)の 准四国八十八ケ所 順路・里程図 (下が北です) |
明治28年(1895)以降の 結願区一覧表 (赤:市内) |