2013年5月31日金曜日

2013.05.29 ボタニカル・アート展 (環境課主催)

市の環境課主催で、「ボタニカル・アート展」が開かれました。

展示場所は、市役所1階入口の右にある市民ホール。
開催期間は、5月27日(月)から31日(金)まで5日間でした。
これに先立って、まなびぃプラザで13点だけ展示されていたようです。
本展では30点の絵が展示されていました。
くわしくは、下の画像にある紹介記事や挨拶文を読んでください。

作品は非常に精細な絵で、その表現力は写真を完全に超えています。
写真では、あの質感は表現できません。
また、どの絵にもふだん日の当たらない根が描かれており、植物の土中での生活にも考えが及んでいきます。

以前、粟野の森で二戸(にと)さんにお会いしたときには、こんな精細な絵を描かれているとは想像だにしませんでした。
写真を何枚か掲載します。


会場入口 挨拶文の内容は下の会場用配付資料を参照のこと


会場入口に置かれていた「船橋よみうり」の紹介記事


会場用配付資料 作者の挨拶が載っています


会場の様子 大きな額に入っていました


オニノゲシ 根が精緻に描き込まれています


ヒメリュウキンカ 葉の質感が素晴らしい 


ウラシマソウ 不思議な愛すべき植物です


平日中の開催のみだったのが残念です。
平日 働いている人にも見せたかった。
環境課には、ぜひ今後も市民が作品にふれられる機会をつくっていただきたいと思います。


2013.05.30 「さわやか環境緑地 ふれあい散歩道」 の竹林

前回 訪れたときには、雨が降ったあとで散策路が濡れていました。
竹林の散策路は、滑って危険なため立ち入り禁止になっていました。
散策路の多くは、あえて鋪装をしていないように思われました。
今回、あらためて竹林を見るために でかけていきました。

竹林の入り口付近 〈転倒注意〉の表示があります


太いモウソウチクの竹林です


しばらく気持ちよい竹林の中を歩きます


見上げてみると


竹林の終わり辺り 下に見えるのは金山落


2013年5月28日火曜日

「新鎌ケ谷地区周辺散策マップ」

先日、お仲間のみなさんと都内に出かけた帰りに 船橋で一息つきました。
そのときに、好奇心のかたまりの O先輩が やおら東武野田線の船橋駅で見つけたというパンフレットを取り出して、「どうだ、どう思う」、「面白いだろう」と言います。
目をとおすと、これが ほんとうに面白い。

パンフレットのタイトルは、『新鎌ケ谷地区周辺散策マップ ~新鎌ヶ谷駅から歩いていける野菜等直売所編~』。
「野菜の直売所」を中心に作成された散策マップなのです。
何度も下調べしないと作れないような充実した内容が、4面にわたって構成されています。
まずは、ご覧ください。


新鎌ケ谷地区全体のマップ


1 野菜の直売所 満載のコース


2 貝柄山公園コース


3 桜並木コース
粟野地区公園について「平成26年3月末開園予定」と書かれています

このパンフレットを見ていて 頭に浮かんだのは、11月に行われる「しんかま秋まつり」のこと。
この おまつりには、”農産物直売 & 音楽フェスタ” とキャッチフレーズがつけられていました。

「新鎌ケ谷地区周辺散策マップ」で検索したら、「鎌ケ谷市 都市建設部 都市計画課 まちづくり室」のページに、このマップの PDF ファイルが載っていました。
また、パンフレットの1面の片隅をよく見ると、「発行  新鎌ケ谷地区まちづくり懇談会運営委員会」と書いてあります。

「まちづくり室」の事業や「まちづくり懇談会」の中身については、私は何も知りません。
詳しいことがわかったら 追記をしたいと思います。


2013年5月23日木曜日

鎌ケ谷で見られる木本(6) エゴノキ

山野を彩る木々 2013.05.16 (その2)

成田市上福田の交差点近くでは、こんな木が花を咲かせていました。

細道の上に枝垂れています


とてもいい匂いが上から降りてきます


白い花が下向きにびっしりとついています


わからないと何でも人にきく私です。いろんな人にききました。
答えは一様に「エゴノキですね」でした。
みんなが「エゴノキの花はきれいだ」と言っていた意味がわかりました。
今回も、まるで知らないことだらけであることを自覚した私でした。

なお、このエゴノキは、鎌ケ谷でもよく見かける樹木です。



追 記 2014.05.17

ほぼ一年後に、同じ場所にエゴノキの花を見にいきました。
去年ほど花がついていませんでした。
今年は遅いのでしょうか。

エゴノキの花 (成田市上福田) 2014.05.15 撮影

この追記 おわり



追 記 2014.05.29

上の写真を撮った日の2週間後にまた行ってみました。
花はまだ咲いていたものの、昨年のようにどっしりとはついておらず、上からよい匂いが舞い降りてもきませんでした。

エゴノキの花 (成田市上福田) 2014.05.29 撮影

この追記 おわり



実についての追記 2013.07.15

近所のさまざまな場所で エゴノキに実がつきました。
緑がかった白い実です。

熟すと茶色くなるようです

別の枝には花のようなものが見えます。
いったい何でしょう。

エゴノキに 咲く花のごと 虫の瘤

これは、花でも実でもない「虫こぶ」です。
猫の足に似ていることから、エゴノネコアシフシという名前。
ひとつの膨らんだ部屋の中には、アブラムシの幼虫が1匹。

T観察会代表のSさんのお話では、エゴノキの側芽にアブラムシ(エゴノネコアシアブラムシ)が卵を産みつけるとこうなるのだそうです。
卵が孵って幼虫が分泌する物質の影響で、エゴノキの芽の細胞分裂に異変が生じてこのような形になるとのことです。
昆虫と植物との関係には、すごいものがあります。
なお、アブラムシは、春から夏にかけては X染色体を2本持つ雌が 卵胎生単為生殖をするそうです。

(写真 2013.07.14 松戸市・根木内歴史公園にて撮影)


鎌ケ谷で見られる木本(5) スダジイ

山野を彩る木々 2013.05.16 (その1)

車で山林の近くを走っていたら、木々の樹冠がところどころ黄色く彩られているのに気づきました。
車をコンビニにとめて缶コーヒーを買い、その足で写真を撮りにいきました(撮影地: 成田市上福田)。

いやでも目につくぐらい あざやかな黄色です


ちょっとクローズアップ 黄色い若葉とともに 花もついています


さらにクローズアップ 花穂(雄花序)が確認できます


あとで写真を見せて、何の木なのかと お仲間の ki さんにきいたところ、「スダジイではないでしょうか」とのお返事。
「スダジイ」というキーワードを手がかりに Google で画像検索したり 図鑑を見たりして、スダジイであると確信しました。
ki さん、ありがとう。


かまがや散策マップ(4) 佐津間史跡コース

「かまがや散策マップ」の4回目は、佐津間の史跡を訪ねるコースです。
佐津間には、さまざまな史跡が残っており、それらを訪れることで昔にタイムスリップすることができます。

佐津間には、かつて「なま道」(鮮魚街道)が通っていました。地図で赤く記入された線が「なま道」です。史跡の多くは、この「なま道」の近くに残されています。

https://drive.google.com/file/d/0B0eo8wCrTacCTFduSkVGckNuS1U/view?usp=sharing
画像をクリックすると、拡大できます

以下のように佐津間に残る史跡をたどります。

➀ 馬頭観音と庚申塔
   ↓
➁ 渋谷総司の生家
   ↓
➂ 日枝神社
   ↓
➃ 佐津間城跡


➜  かまがや散策マップ(3) 大津川コース

➜  かまがや散策マップ(5) 国史跡コース (野馬土手の跡を訪ねる 1)

かまがや散策マップ(3) 大津川コース

「かまがや散策マップ」の3回目は、大津川沿いに佐津間から粟野の森へと歩くコースです。
佐津間や粟野は 鎌ケ谷市の北に位置しており、豊かな自然が残されている すばらしい地域です。

https://drive.google.com/open?id=0B0eo8wCrTacCaUpkRkw1UU54cFk
画像をクリックすると、拡大できます

大津川に沿って、自然を楽しむコースです。

➀ 山王橋
    ↓
➁ 佐津間の湿地
   ↓
➂ 大津川沿いの木道
   ↓
➃ 粟野の森


➜  かまがや散策マップ(2) 鎌ケ谷大仏コース

➜  かまがや散策マップ(4) 佐津間史跡コース


かまがや散策マップ(2) 鎌ケ谷大仏コース

「かまがや散策マップ」の2回目は、鎌ケ谷大仏周辺です。

https://drive.google.com/file/d/0B0eo8wCrTacCbTVsMnpqRDJrcTg/view?usp=sharing
画像をクリックすると、拡大できます

江戸時代から今へと引き継がれている史跡をたどります。

➀ 鎌ケ谷八幡神社
   ↓
➁ 鎌ケ谷大仏
   ↓
➂ 魚文の句碑
   ↓
➃ 野馬の水呑み場跡(丸山溜井)
   ↓
➄ 駒形大明神


➜  かまがや散策マップ(1) 森林浴コース

➜  かまがや散策マップ(3) 大津川コース



かまがや散策マップ(1) 森林浴コース

「かまがや散策マップ」では、市内の散策コースを紹介していきます。
1回目は、道野辺から中沢を歩くコースです。

https://drive.google.com/file/d/0B0eo8wCrTacCSG5KVFQ0akxPYTQ/view?usp=sharing
画像をクリックすると、拡大できます

以下のコースで 緑陰をたどっていきます。

➀ 道野辺八幡神社
   ↓
➁ 根頭神社の森
   ↓
➂ 八幡春日神社の森
   ↓
➃ 中沢の谷津

➁と➂の森は、「ちば遺産100選」にも入っており、鎌ケ谷の大切な自然遺産となっています。


➜  かまがや散策マップ(2) 鎌ケ谷大仏コース


2013年5月5日日曜日

鎌ケ谷の大師堂(7) 2013年 東葛印旛大師「送り大師」巡拝
  結願 萬福寺(柏市増尾)

毎年、5月1日から5日にかけての5日間は、東葛・印旛大師講の送り大師巡拝が行われます。
送り大師とは、厨子に入った弘法大師像を一人が背負い、そのあとを巡礼たちがついていき、札所から次の札所へと順に送っていくことをいいます。
年ごとに決まる結願の寺から 5月1日に出発し、八十八ヶ所の霊場(札所)を巡拝して、5月5日には結願の寺に戻り 結願式を行います。

巡拝の間、鎌ケ谷にある大師堂には、横に幟が立てられるところがあります。
軽井沢自治会館の隣にある大師堂には 幟が立てられていました。
軽井沢は、5月3日が送り大師の宿泊地だったようです。

第16番札所 軽井沢の御堂

5月4日の朝早くには、次の札所である粟野の大師堂に向けて出発。
その粟野青年館の横にある大師堂にも 幟が立てられていました。

第10番札所 粟野の千寿堂

大師堂の近くの空き地が、送り大師巡拝のための駐車場として確保されており、その張り紙がはられていました。
近年では、バスを仕立てて移動する地区大師組合が多いのです。

他にも札所2カ所と掛所に行ってみましたが、いつもと同じで幟は立てられていませんでした。


結願の日、5月5日となったので、今年の結願の寺、柏市増尾地区の萬福寺にでかけていきました。
萬福寺は、結願を行うのにふさわしい立派なお寺でした。

萬福寺における結願式のようす 参加者は千人を超えていたでしょう

萬福寺には 二つの札所が置かれていて、大師堂が二つあります。
大師堂は並んで建っていて、左が53番、右が67番です。

第53番札所 柏市増尾・萬福寺の大師堂 1


第67番札所 柏市増尾・萬福寺の大師堂 2

とてもよく似た形の大師堂です。
53番の大師堂には 次の扁額が懸かっていたので 見分けられました。

本家 四国八十八ヶ所の第53番は 円明寺

円明寺オリジナルの御詠歌が、そのまま書かれています。
「来迎の 弥陀の光の 円明寺 照りそう影は 夜な夜なの月」
奇を衒わない素直な書きっぷりです。

67番の大師堂の扁額は、文字が薄れてしまっていて全く読み取れませんでした。
石造物と違って、こうしたものの保存の難しさを感じます。
写真やビデオに収めておかなければ、いまは読めるものであっても いずれはわからなくなってしまいます。


結願式に先だって、11時から11時半ごろにかけて「お練り込み」(練り供養)が行われました。
増尾ふるさと会館から万福寺までの間、数百人の行列がゆっくりと進みました。
露払いの音、法螺貝の響き、鈴(れい)の澄んだ音色。そして詠唱の声。

詠唱は、「なーあむ だーあいし へーんじょう こーんごう」と節をつけられて唱えられます。
一人が大きな声で唱えた後、同じ言葉をみんなで唱えます。
そして、これをずっと繰り返します。
いまでも頭の中で、あの声が聞こえてきます。

2013.07.21 追 記
先ほどNHK総合で「冨士講」(富士講)に関する番組を見ていたら、「鈴」をリンではなく、レイと言っていました。ネットで調べても、レイと呼んでいるようです。
そこで、上の記述を「リン」から「鈴(れい)」に訂正しました。
この追記 おわり

お練り行列が露払いを先頭にして進みます


法螺貝はかなりの音量 「吹螺師」と書かれたリボンを付けていました


役員、稚児(70人)、幟、僧侶、先達、大師像、一般と 延々と続きます


「南無大師遍照金剛」と詠唱しながら萬福寺へ


結願式における 結願成就記念の御柱 除幕


頭陀袋にある「同行二人」とは、いつも御大師様が一緒にいるという意味
「どうぎょう ににん」と読みます

来年の結願の寺は、柏市塚崎の寿量院だとのことです。
塚崎地区の世話人の方が、寿量院は狭くて駐車場がないので、船取線の反対側にある塚崎運動場に駐車していただくことになるだろうと、参加者全体にお話しされていました。

また、柏市では 大師講に関する展示を9月から12月にかけて行う予定であるとアナウンスがありました。
開催期間から推して考えると、柏市郷土資料展示室の企画展でしょう。
いまから楽しみです。



2013.11.12 追 記

以下は「送り大師」展の案内チラシです。

「送り大師」展の案内チラシ 2013年9月配布

この「送り大師」展については、以下の記事でふれています。



上記の企画展では、幸運なことに 今年の送り大師の順路手引が入手できました。
コースや「泊り」、「中食」(ちゅうじき : 昼食のこと)の場所などがわかる順路手引です。

平成25年 「東葛飾印旛貮郡 組合大師靈場 順路手引」





2013年5月4日土曜日

2013.05.04 大町公園 5月の長田谷津散策会

近所に住むわが植物のお師匠さんと一緒に テクテクと歩いていきました。
大町公園には さまざまな花が咲いていて、目を楽しませてくれました。
バラ園では まだ大方がつぼみで、わが師匠はがっかりしていました。

大町公園で見られる植物の多くは、鎌ケ谷でも観察することができます。

吊り下がって咲く ツリバナ(吊花)の花


キショウブ(黄菖蒲)が水辺を彩っています


ニシキギ(錦木)の花 秋には美しく紅葉します


ハナイカダ(花筏) 葉の太い主脈の先に花がついています


冬越しをしたキタテハ がんばりました 


これから咲こうというガマズミの花 秋にはきれ いな赤い実がなります


シオヤトンボの雄 休憩中です


キツネノボタン(狐の牡丹)の花 葉の形が牡丹に似ているようです


フトイ(太藺) 「茎の太い藺」という意味 全体的には細長いのです


サワフタギ(沢蓋木) 沢をふさぐように枝葉が茂るのが名前の由来


ウグイスカグラ(鶯神楽)の実 食べられます


キリ(桐)の花 大きくてきれいな紫の花を咲かせていました


キショウブの近くでカワセミさんがポーズをとってくれました


ホタルカズラ(蛍葛) 鮮やかに咲く瑠璃色の花がホタルのようだから

最後におまけ
家の近くまで戻ってくると、ハリエンジュ(ニセアカシア)の高い梢には、白い花が今を盛りに咲いており、辺りには芳香が漂っていました。

ハリエンジュの花の周りでは ミツバチがブンブン いっていました