5月の下旬に 印西ウエットランドガイドの散策会で印西市の松虫地区を歩きました。
春まっ盛りで、昆虫たちの天国でした。
当日 見た昆虫の一部をご紹介します。
なお、各昆虫の同定に当たっては、わが昆虫の先生 IH氏に確認をお願いし、わからなかった蛾の名前も教えていただきました。
今回も 昆虫の特徴や習性について いろいろと教えていただいたことを、心から感謝します。
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イチモンジチョウ (タテハチョウ科) 翅を上からみたところ |
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イチモンジチョウ 翅の裏側は美しい朱色です |
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オスグロトモエ(春型) (ヤガ科) 木の葉そっくりです |
上の蛾は、図鑑で見てもネットで調べても なかなかわかりませんでした。
詳しい方に教えていただける ありがたさを感じます。
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キスジホソマダラ (マダラガ科) しゃれたデザインの翅です |
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ヤマトシリアゲ (シリアゲムシ科) 腹端をピンと上にあげています |
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ヒトオビアラゲカミキリ (カミキリムシ科) カミキリムシらしい触角 |
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ハラビロヘリカメムシ (ヘリカメムシ科) |
以前の記事で上のカメムシによく似た ホシハラビロヘリカメムシを取り上げました。
➜ 2014.05.20 武西・戸神で見た昆虫 (印西市)
ハラビロヘリカメムシには 背に★が無いこと、体の幅がより広いことなどが特徴だそうです。
以下の3枚の写真はクヌギカメムシの仲間です。
コナラやクヌギの林で見られることから、そう名づけられたようです。
I・H氏によると、その仲間には、クヌギカメムシ、ヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシという一見同じに見える3種があり、気門の色や腹の先端の形を詳細に調べないと 種を同定できないそうです。
そこで、ここではクヌギカメムシの仲間としました。
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クヌギカメムシの仲間 (クヌギカメムシ科) (その1)
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クヌギカメムシの仲間 (その2) 膜質部の色が黒っぽく見えます |
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クヌギカメムシの仲間 (その3) 膜質部が金色に輝いています |
昼食後に、I氏が「こちらで面白いものが見られるよ」と声をかけてくれました。
行ってみると、そこでは 2匹のアリ(種名は不明)が、巣までの長い距離を 根気よく工夫しながら獲物を運んでいました。
それをずっと見ていて、すっかり感心してしまいました。
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イチモンジカメムシ (カメムシ科) を巣に運ぶアリ |
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このイチモンジカメムシは前胸背に淡紅色の横筋があるので雄だそうです |
おまけです。
途中の水辺で見たカエル2種とメダカ。
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ニホンアマガエル 鼻筋から目・耳にかけての褐色の太い帯が特徴 |
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トウキョウダルマガエル かつてはトノサマガエルだと思われていました |
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メダカ (別名 ニホンメダカ) 群になって泳いでいます |
一昔前、カエルやメダカは水辺で当たり前に見られました。
そのことが いまや「とてもすばらしいこと」になってしまいました。