所在地は、印西市浦部 〔字 御手洗〕 2125番地です。
当神社は、けっこう分かりづらい場所にあります。
カーナビなどに頼って行くと、細い道をクネクネと たどることになってしまいます。
観音寺まで行ってから、徒歩で神社に向かうという方法が一番分かりやすいでしょう。
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まず、観音寺仁王堂の左手にある道を進みます (仁王堂前広場から撮影) |
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参道の左右に 二つの大師堂が建っています そこを、左に曲がります |
あとは、道なりに進みます。
浦部鳥見神社は、観音堂の裏手にある高台に位置しています。
道は階段へと続きます。
階段を登りきり、道を左に進むと、すぐに下の写真の三叉路に行き着きます。
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三叉路には標示が出ています |
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「浦部の鳥見神社」と書かれています |
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浦部鳥見神社は すぐ近くにあります |
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鳥居は木造 全体の形は 両部鳥居です |
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鳥居には 「鳥見大明神」と神額が懸かっています |
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拝殿へと続く参道 左端にわずかに見えるのは神楽殿 |
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拝 殿 とてもスッキリとした感じです |
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拝殿内に「鳥見神社」と書かれた 大きな扁額がありました |
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拝殿に貼られていた 浦部十二座神楽 のポスター |
ポスターには、「駐車場 観音寺前広場」と書かれています。
仁王門の前にある広場(駐車場)のことです。
この広々とした駐車場も、「浦部十二座神楽」のときには、きっと満杯になってしまうのでしょう。
それで、離れたところにある
宮内青年館の駐車場も併記されているのだと思います。
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拝殿の右手には 6基の出羽三山碑が建ち並んでいます |
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鳥居をくぐって すぐ左手にある神楽殿 扁額が懸かっています |
当神社について、大正2年(1913)発行『千葉県印旛郡誌』所収の「永治村誌」のうち、「神社誌」に 以下のように書かれています(P.541~542)。
(2) 村社鳥見神社
浦部村 字御手洗にあり、登美屋比賣命、饒速日命、宇麻志摩遅命を祭る。
鎮座年暦、慶安元甲子年(1648? 慶安元年は「戊子」)。
元禄16癸未年(1703) 再建。
寳4壬子年(寛政4年(1792)の誤りか この年は「壬子」) 3月建。
旧地頭・上杉家の祈願するところ。
社殿、間口 5間、奥行き 4間。
拝殿、間口 6間3尺、奥行き 3間。
境内、550坪。
氏子、149戸。
境内7社あり。 即ち、
1 八坂神社 素戔嗚尊を祭る。 由緒不詳。
建物、間口 1尺、奥行き 1尺。
2 大杉神社 神直日命、大直日命を祭る。 由緒不詳。
建物、間口 1尺、奥行き 1尺。
3 水神社 罔象女命を祭る。 由緒不詳。
建物、間口 1尺、奥行き 1尺。
4 愛宕神社 軻遇突知命を祭る。 由緒不詳。
建物、間口 1尺、奥行き 1尺。
5 稲荷神社 稲蒼魂命を祭る。 由緒不詳。
建物、間口 1尺、奥行き 1尺。
6 明正神社 神直日命、大直日命を祭る。 由緒不詳。
建物、間口 1尺、奥行き 1尺。
7 子安神社 木花開邪姫命を祭る。由緒不詳。
建物、間口 1尺、奥行き 1尺。
(神社明細帳)
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拝殿と本殿は つながっていません |
この配置を見て、当神社の近く
(印西市・白幡)にある
八幡神社を思い出しました。
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本殿は 木で造られた 美しい瑞垣に囲まれています |
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本殿前にある引き戸は、左右に開いていました |
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本 殿 |
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神額は懸かっていません |
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本殿に向かって右手 祠や小社が見えます |
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何の神社か分かりませんでした |
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本殿の後方から見た景色 いちばん右に見えるのは神楽殿 |
本殿に向かって左手の高みには、二つの小社がありました。
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小社 1 |
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中には子安観音が安置されていました |
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小社 2 |
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中を見ると、台座には左三つ巴紋がありました |
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左手の奥には トイレがあります |
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境内から鳥居方向を見た景色 |
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手水鉢には 三猿が彫られていました(珍しい!) 元禄13年(1700) |
手水鉢の右の方には 「庚申待供養成就」と刻されています。
余 談
往路は、観音寺の仁王門前から どう進めばいいのか分からず、ぐるりと遠回りしてしまいました。
仁王門左横の道を進めば すぐに行けると分かったのは、帰路についてからのことです。
遠回りをした往路では、切り通しの道をのぼりました。
道の始点には「新道開鑿記念碑」が建っていました。
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新道開鑿記念碑 大正12年(1923) |
この記念碑は 大正12年のもの。
もう百年近くが経っています。
「新道」をのぼりきって進むと、三叉路に至り、そこには石塔が建っていました。
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三叉路に 二つの石塔が見えます |
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どちらも道祖神でした 左 嘉永4年(1851) 右 宝暦13年(1763) |
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道祖神の下には、タチツボスミレが咲いていました |
遠回りののち、ようやく神社に たどり着きました。