今回は、「萩原鳥見神社」を取り上げます。
道路沿いに 鳥見神社の鳥居が見えます |
明神鳥居に 「鳥見神社」と神額が懸かっています |
鳥居右手の石造物 左 猿田彦大神碑 中 ・ 二十三夜塔 |
幟立て 明治26年(1893)のものです |
参 道 |
境内 ・ 拝殿 |
拝 殿 |
この神社について、大正2年(1913)発行『千葉県印旛郡誌』所収の「六合村誌」のうち、「神社誌」に 以下のように書かれています(P.387)。
(5) 村社鳥見神社
勧請の年月は不詳。
古老の口碑に、往古、大和国城上郡(旧萩原 当今灰原)鳥見神社を分霊し勧請仕るに及び大破する中、往古、千葉介清胤公、寄附に依りて 本社 ・ 拝殿 ・ 鳥居 再建奉るところ、その後、相馬郡布川城主 豊嶋主膳正、寄附に依り、寛永8年(1631)9月建立奉る。
その後、安政6年(1859)11月建立奉る。
往古、松虫村 ・ 荒野村 ・ 萩原村 三ヶ村の(萩原郷の)郷社に これあるなか、往古以降、松虫村 ・ 荒野村 分郷に相成る 。
故に、鳥見神社、三ヶ村の中央に当たれり。
故に、鳥見神社、三ヶ村の中央に当たれり。
明治41年(1908)11月2日、許可を得て、萩原 字権現堂にありし三峯神社、同 辺田谷にありし稲荷神社を 本社に合祀す。
社殿、間口 1間、奥行き 1間。 御拝出 高柵手摺りあり。
拝殿、間口 4間3尺、奥行き 2間3尺。
境内、1,047坪。
神官は、郷社鳥見神社 祠掌 石井重徳。
氏子、97戸を有す。
境内9社を祭る。 即ち、
建物、3尺四方。
2 子安神社
建物、3尺四方。
3 阿夫利神社
建物、1間方中に神。
4 香取神社
建物、1尺5寸四方。
5 琴平神社
建物は石祠。
6 痳疹神社
建物は石祠。
建物は石祠。
8 疱瘡神社
建物は3尺四方。
9 道祖神社
建物は石祠。
(神社明細帳)
〇『新撰佐倉風土記』(二十五頁)に云う、「鳥見神社 萩原村 鳥見が丘に在り。 ◯ 旧風土記に曰く、饒速日命 、相殿神 ・ 御炊屋姫命 、味間見命 を祭る所なり。 永禄中(1558~1570)の梁簡 を有す。 元禄中(1688~1704)、社司 ・石井氏、吉田兼敬卿に請うて、正一位を奉る 焉 (文末助字)」
本 殿 向かって右の側 |
本殿には 彫刻が施されています |
本殿右面の彫刻 |
本殿背面の彫刻 |
本殿左面には 彫刻がありませんでした |
本 殿 向かって左の側 |
境内には 多くの石祠が祀られていました |
小社も いくつかありました。
天照皇大神の小社 |
子安神社の小社 |
阿夫利神社の小社 |
参道を振り返って見たところ |
大きな頌徳碑 鳥居の近くに 道路を挟んで建っていました |