2014年5月21日水曜日

鎌ケ谷で見られる草本(5) シャガ

鎌ケ谷市東中沢には、シャガの花が咲く水辺があります。
シャガは キジカクシ目 アヤメ科 アヤメ属の植物であり、水辺に群生し、美しい花をつけます。
「東中沢ふれあい緑道」や「めだかの郷」で見ることができます。

以下は、「東中沢ふれあい緑道」で 2013年4月9日に撮った写真です。
とてもきれいに咲いていました。

群生しています


とてもきれいな花です


アップでもう一枚

初めて見たときには、花の名前がわかりませんでした。
家に帰ったあと調べてみました。
図鑑を調べてもすぐには見つからないので、ネットで「白い春の花」を画像検索してみました。
すると、すぐに見つかりました。

  ➜ Google(画像検索) 「白い春の花」

ネットとは便利なものです。

名前がわかったので、再び図鑑で調べました。
園芸種だとばかり思っていたら、なんと野生種でした。
アヤメ科で、漢字では「射干 ・ 著莪 ・ 胡蝶花」などと書くようです。
学名は Iris japonica です。「日本の」とついていますが、中国原産であり、かなり昔に日本に入ってきた帰化植物だそうです。
多年草で、湿った場所を好むようです。
近所の懇意にしている人にきいたら、「うちの庭にも生えているよ」と言って 見せてくれました。

この植物は三倍体であり、実を結ぶことがなく、根茎で増えますが、これの意味するところはすべてのシャガは同一のDNAをもつクローンであるということです。
植物に詳しい方と話していて気づかされました。


以下は、「めだかの郷」で 2014年5月14日に撮った写真です。
なお、この場所は 「めだか」と名前が付けられていますが、「メダカ」はいません。
いるのは、似て非なる「カダヤシ」です。

「めだかの郷」には 搾り水(湧き水)が静かに流れています


上の写真に写っている橋の左手の水辺


同じく橋の右手の水辺


シャガの花が水に映えて とてもきれいです

5月も下旬となったいまでも元気に咲いています。

「東中沢ふれあい緑道」のシャガは もうまったく花をつけていませんので、生えている環境により花の寿命も違うようです。

「めだかの郷」の近くには鳥がやってくる池があり、写真を撮っている人をよく見かけます。
私は、鳥ではなく、以下の写真を撮りました。

池の端に姿を現したウシガエル  2014.05.19 撮影