2014年12月2日火曜日

2014.11.30 秋の自然観察会 (郷土資料館 主催)

市民体育館の周辺で 晩秋の木々を観察する会が催されました。

「広報かまがや」 2014年11月15日号 より

身近に見かける代表的な樹木について勉強する よい機会になりました。


1 ケヤキ


けやき百態」といわれるように ケヤキは様々な姿を見せます。
市民体育館のケヤキも 樹皮や枝振りに違いが見られます。

ケヤキ(欅) 1 樹 形  上方に大きく枝を張り広げています


ケヤキ 1 樹 皮  薄く剥がれている樹皮


ケヤキ 2 樹 形


ケヤキ 2 樹 皮


ケヤキ 2 葉  美しく黄葉していました



2 シラカシ


シラカシ(白樫) 樹 形   常緑広葉樹で冬も緑です


シラカシ 樹 皮  ザラザラとしています


シラカシ 実  殻斗かくとは 横に何本も筋が入っているのが特徴です


3 コナラ


コナラ(小楢) 樹 形


コナラ 樹 皮  深く縦に筋が入っています


コナラ 葉


コナラ 実  ドングリの実本体は 殻が縦に割れます


4 イヌシデ


イヌシデ(犬四手) 樹形  縦に長い筋が特徴


イヌシデ 樹 皮  白い斑点があるものが多いようです


イヌシデ 葉


5 エノキ


エノキ(榎) 樹 形


エノキ 樹 皮  平滑な表皮です


エノキ 葉  葉脈が特徴的です


エノキ 板根ばんこん  根が地表から高く浮き出ています


6 ハリギリ


ハリギリ(針桐) 樹形  若木は幹等に棘があります


ハリギリ 樹 皮  深く縦に入った筋が特徴です


ハリギリ 葉  同じウコギ科のヤツデと、葉の形がよく似ています


7 アカマツ


アカマツ(赤松) 樹 形


アカマツ 樹 皮  名前の由来となった赤褐色の樹皮


アカマツ 葉  断面が半円形です


8 クロマツ


クロマツ(黒松) 樹 形


クロマツ 樹 皮  深い割れ目のある黒褐色の樹皮


クロマツ 葉  よく見るとアカマツの葉とは違っています


9 ミズキ


ミズキ(水木) 樹 形


ミズキ 樹 皮


ミズキ 葉


10 サイカチ 


サイカチ(皁莢) 樹 形  きわめて珍しい植物だそうです


サイカチ 樹 皮  枝には棘が生えているのが見えます


サイカチ 葉 マメ科なので複葉です


サイカチ  実 30cm近い鞘もありますが、中身はとても小さな種子です


サイカチ 根  豆とともに 葉を緑のまま落としていました


その他


モミジバフウ(紅葉葉楓) 別名 アメリカフウ


トウカエデ (唐 楓)  樹皮が短冊状に剥がれます


トウカエデ 葉  先が3つに分かれています


左 チリメンカエデ(縮緬楓)の葉、 右 イロハモミジ(いろは紅葉)の葉


左 トウネズミモチ(唐鼠黐)の葉、 右 ネズミモチ(鼠黐)の葉

トウネズミモチの葉の方は、陽にかざすと 葉脈が白く透けて見えます。
トウネズミモチ」と覚えると間違えません。

モジゴケ(文字苔)の一種  (地衣類 モジゴケ科)

「山」という字や 「日」という字が見える 面白いモジゴケ。