今回は、境内に見られる主なものを取り上げていきたいと思います。
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参道から鳥居に向かって見たところ |
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参道には同じ形をした石塔がずらりと並んでいます 「百庚申」です |
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「百庚申」の説明書き |
「百庚申」は その名のとおり、ちょうど100基あります。
「庚申塔」と文字が彫られた文字塔が90基、
青面金剛像が彫られた刻像塔が10基あります。
青面金剛像は、文字塔の間に10基目ごとに配置されています。
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文字塔と刻像塔 もろい房州石に彫られており、崩れてしまった石像も |
房州石は、房総半島中南部から切り出された凝灰質砂岩ないし粗粒凝灰岩の総称です。
比較的軟弱で風化しやすいものですが、耐火性があるそうです。
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百庚申の中で 唯一 顔が崩れていない青面金剛像 |
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参 考 印西市岩戸の路傍で見た青面金剛像 |
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台座に彫られた三猿 きれいに彫られています |
割 込 2015.12.30
庚申塔は、江戸時代に盛んに造立されました。
今でも市内の粟野地区では庚申講が続いており、講により庚申塔の造塔が継承されています。
文化12年(1815)以降 200年間にわたり、1845年と1850年を除いて、5年ごとに現在まで規則正しく建てられてきています。
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参 考 粟野の八坂神社にある庚申塔(最新のもの) |
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参 考 平成27年(2015)10月 造立とあります |
石を専門とする お仲間のT氏にお聞きしたところ、この庚申塔の石質は花崗岩(白御影石)だそうです。
また、いくら年数が経っても灰色になっていくことはなく、汚れていくだけであるとのことです。
割 込 おわり
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女人講により寄進された子安観音像 |
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吉橋大師講 第43番札所の大師堂 廃寺となった花蔵院から移されました |
拝殿の右手奥には、「庚申道標」があります。
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「庚申道標」の説明書き |
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大仏十字路近くにあった頃の庚申道標 大きなエノキの下にありました
(鎌ケ谷市郷土資料館 『平成21年度企画展 鎌ケ谷・昭和の日々』 より) |
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現在は 鎌ケ谷八幡神社の境内に移されています |
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境内社の古峯神社と三峯神社 |
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拝殿左側に並ぶ様々な石塔 |
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富士講の面白い石碑 「不」の字の一部が 手の形になっています |
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これも富士講の石碑 富士講の一派「丸不二講」の印でしょうか |
上の石碑に刻されているように、富士山は様式的に三つの峰として描かれます。
これは、仏の
三尊様式にのっとり、三峰の山頂をそれぞれ薬師如来、阿弥陀如来、大日如来仏に見立てていることに拠ります。
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市指定 保存樹木のアカガシ |