(1)
街路樹の中に顔を出しているニワウルシ。
ニワウルシ(庭漆) 1 ニガキ科 ニワウルシ属 |
ニワウルシ 2 葉痕上部の冬芽に まだ変化がありません |
百科事典や図鑑で ニワウルシについて調べてみました。
ニワウルシ (庭漆)
別名 シンジュ (神樹)
名前の由来
・ 和名は、紅葉がウルシのように美しく、庭植えが可能であることから名付けられた。 しかし、ウルシとは全く違う別種。
特 徴
・ 中国北部原産。
・ 1877年ごろ わが国に渡来。
・ 落葉高木。
・ 雌雄異株。
・ 高さ10~20mになる。
・ 生長が早く、庭木、街路樹、器具材などに用いられる。
・ 近年では道端などに広く野生化している。
ニワウルシ 3 これらも 植えたものではないのでしょう |
・ 根を傷つけると ひこばえを出す性質がある。
ニワウルシ 4 ひこばえが出ています |
・ 若枝は赤褐色。
ニワウルシ 5 鮮やかな色の若枝 (2017.01.11 撮影) |
葉
・葉は互生で奇数羽状複葉。長さは40~70cm。
ニワウルシ 6 葉は複葉です (2016.12.22 撮影) |
・ 小葉は7~12対。長さは5~12cm。
・ 小葉は先端が尖った長卵形。
・ 基部近くの小葉は左右の部分が不同で、2対の鋸歯がある。
・ その鋸歯の先に大きな腺体があり、揉むとにおいを発する。
・ 葉が落ちたあと(葉痕)はハート型をしていて特徴的。
(1枚目と2枚目の写真を参照)
ニワウルシ 7 枯れかけている葉 (2017.01.11 撮影) |
花
・ 6月頃、枝先に20~30cmの円錐花序を頂生する。
・ 径8mmの緑白色の花を多数つける。
・ 花弁は5枚。
・ 雄花の雄しべは10本。
・ 雌花の雌しべを構成する心皮は5つから成り、花柱は5裂する。
実
・ 果実は翼果。
・ 披針形で長さ4~5cm。
・ 薄い羽根の中央に種子がある。
(2)
中沢の谷津を歩きました。
枯れ草が、市により きれいに刈り取られていました |
ホトケノザ(仏の座) シソ科 オドリコソウ属 |
(追 記 2017.02.08)