当日の参加者数は、一般 54人、スタッフ 17人、合計 71人でした。
このコースは、約8kmの道のりです。
結縁寺コースの散策マップ (「北総の里山 散策ガイド」より)
|
国土地理院の電子国土Webシステムから配信された地図を利用しました
➊ 千葉ニュータウン中央駅 ➜ ➋ ニュータウン大橋 ➜ ➌ 多々羅田公園 ➜ ➍ 結縁寺(けちえんじ) ➜ ➎ 入定(にゅうじょう)塚 ➜ ➏ 松崎台公園 ➜ ➐ 頼政塚➜ ➑ 名馬塚 ➜ ➌ 多々羅田公園 ➜ ➒ 県立北総花の丘公園
古刹 結縁寺の周辺には、美しい谷津田が残っており、見ているだけで心がなごみます。
谷津のある風景が広がっています |
結縁寺の山門 美しいたたずまいです |
内側から見上げた山門 釘を使わずに建てられているように思われます |
結縁寺は真言宗豊山派の寺 本堂の前に建っているのは結縁塔婆 |
結縁寺 六地蔵 この雨囲いも釘がいっさい見えません |
私が六地蔵を見ていると、植物のみならず日本文化にも造詣の深いS氏が、六道輪廻の餓鬼道について次のような よい話をしてくれました。
「〈餓鬼〉は、お腹が膨れていて、小さな口をしています。
ながーい箸を持っているのですが、その箸では長すぎて自分の口に食べ物を運ぶことができません。
食べたい、 食べたい、 食べたい。 でも、一人では食べられません。
他の〈餓鬼〉と お互いに食べさせ合うことによって、はじめて食物が口にできるのです。」
道をゆくと春を感じさせるものが目に入ってきます。
梅の花が 行く先々で出迎えてくれました |
路傍のフキ (蕗、キク科フキ属の多年草)の花 〔開いたフキノトウ〕 |
谷津田の近くでは、小さな野草が 小さな花を 咲かせていました。
オオイヌノフグリ (大犬のふぐり、オオバコ科クワガタソウ属の越年草) |
ホトケノザ (仏の座、シソ科オドリコソウ属の一年草または越年草) |
ヒメオドリコソウ (姫踊り子草、シソ科オドリコソウ属の越年草) |
ミチタネツケバナ(道種漬花、アブラナ科タネツケバナ属の越年草または一年草)の白い花 |
キジムシロ (雉莚、バラ科キジムシロ属の多年草) |
私の植物の先生の一人である S氏がロゼットという言葉の意味について教えてくれました。
ロゼットの英語での綴りは「rosette」。
バラ(rose)の花に由来する名前だそうです。
メマツヨイグサ(雌待宵草、アカバナ科マツヨイグサ属 2年草)のロゼット |
上の写真のメマツヨイグサのロゼット(根出葉)は、まさにバラの花のようです。
結縁寺の近くにある 松崎台公園下の谷津には 水辺がつくられています。
そこには多くの生きものが生息しています。
松崎台公園下に広がる谷津田の風景 |