2014年4月8日火曜日

2014.04.08 ぶらり鎌ケ谷 第15回

「ぶらり鎌ケ谷」の第15回の散策会に参加しました。
お天気に恵まれ、楽しい一日を過ごせました。

今回の目玉は、山屋食品の工場見学、赤道(あかみち)沿いの野馬土手、そして、開園したばかりの「粟野の森」散策です。

コースマップ
国土地理院の電子国土Webシステムから配信された地図を利用しました

 ➊ 鎌ケ谷市役所  山屋食品  稲荷前三差路  初富小学校
 ➎ 赤道沿いの野馬土手  市民体育館  粟野の森


鎌ケ谷市役所で準備運動をしたあと出発。
はじめに長谷津市営住宅の向かい側にある鎌ケ谷市福祉作業所「友和園」に行きました。
園内の見学はせず、耐震改修工事中の友和園の前で 園長さんからお話をうかがいました。

次に向かったのは山屋食品の工場です。

山屋食品工場内の見学 ケチャップやソースをつくっている工場です

工場内は非常に清潔でピカピカに磨かれていました。
ヘアーネットをかぶり、エアシャワーを浴びたあと、ケチャップなどの製造工程を実際に見せていただき、責任者の方からお話をうかがいました。
市内のスーパーでは手に入らないヤマヤの製品をいただけたのは、本当に嬉しかったです。
ぜひ、市内のスーパーでも取り扱ってほしいものです。

山屋食品でいただいたトマトケチャップと中濃ソース とても嬉しい

山屋食品のすぐ南には勢子土手が残存しています。
以下をご覧ください。
 ➜ 鎌ケ谷の野馬土手(14) 山屋食品の南に残る勢子土手跡

山屋食品の南側敷地内に残る勢子土手

工場見学後、すぐ近くにある稲荷前三差路の石塔群を見にいきました。
明治時代に入って開発された初富という土地柄から、石塔は明治以降のものばかりですが、道標を兼ねている「廿三夜講中」の石碑(1907年建立)はすでに100年をこえています。


稲荷前三差路の子安観音像 (1919年6月建立)

そのあと、かつての野間土手に沿って北上しました。
まず、捕込とともに国史跡「下総小金中野牧跡」の指定を受けている初富小学校横の野馬土手を訪れました。

初富小学校 校庭の横に残る勢子土手 (国の史跡)

さらに北に向かって「赤道」(あかどう、あかみち)と呼ばれた細い生活道路を進みました。
「赤道」については、以下をご参照ください。
 ➜ Wikipedia  里道

断片的に野馬土手が続いたあと、急にきれいな野馬土手が出現します。
この野馬土手については、以下をご覧ください。
 ➜ 鎌ケ谷の野馬土手(6) 初富小学校の北にある勢子土手

赤道(あかみち)沿いに残る勢子土手 鎌ケ谷でいちばん美しい野馬土手

市民体育館(福太郎アリーナ)に到着して野間除土手跡近くのベンチに座ってお仲間と一緒に昼食。
ここに残存する野馬土手については、以下をご覧ください。
 ➜ 鎌ケ谷の野馬土手(5) 市民体育館横の野馬除土手

陸上競技場の周囲は 桜が満開でした。

桜咲く 春来たるとの 大号令

陸上競技場(福太郎スタジアム)の横には、大きなサイカチの木があって、この木について「ぶらり鎌ケ谷」スタッフのYさんから詳しい説明が聞けました。

このサイカチの木は N家の敷地に道路が通ることになり移植されました


サイカチはマメ科であるという証拠に、大きな豆のさやが落ちていました

市制記念公園の方に向かって進み、3月22日に開園したばかりの「粟野の森」を訪れました。
「粟野の森」の位置等については、以下をご覧ください。
 ➜ 〈粟野の森〉の位置

森やその周辺では、春の花々が咲き、若葉が芽吹いていました。

アケビの花 左上の2つが雌花、ほかは雄花


ミツバアケビの花 上が雌花、下が雄花


ミズキの葉は 上下に重なり合わないようにして 天を仰いでいます


クロモジの繊細な花 この木の枝はいい香り


コブシの花の雌蕊と雄蕊 緑色の花床に雌蕊群が螺旋状についています


コブシの花の裏側には 葉が一枚だけついています


花芽だったときの皮が まだ残っています


鎌ケ谷市役所に戻ったあと、記念の「完歩証明」をいただいて帰りました。

最後にいただいた名刺大の「完歩証明」 気の利いたプレゼントです

 左上の写真 山屋食品の工場  右上の写真 粟野の森
 左下の写真 陸上競技場の桜  右下の写真 稲荷前三差路の石塔群

大満足の一日でした。