所在地は 印西市山田2635番地です。
西定寺 と その周辺 |
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「西定寺」の読み方については、天台宗の公式ホームページで調べました。
以下のリンク先で、印西市の旧本埜村と旧印旛村にある天台宗の全寺院がわかります。
➜ 天台宗公式ホームページ 本埜地域と印旛地域にある天台宗の寺院
これを見てわかるように、旧印旛村地域にある天台宗の寺院は 以下の3寺です.
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願定院と真珠院については、本シリーズ「印旛を歩く」において、すでに取り上げました。
西定寺 山門 右に「天台宗」、左に「西定寺」とあります |
大正2年(1913)発行の『千葉県印旛郡誌』の「六合村誌」には、「第十章 寺院仏堂誌」に 以下のように書かれています(後編 P.394)。
(7) 西 定 寺
山田村 字岩井戸にあり、天台宗比叡派にして 花光山と号し、印旛郡 旧小倉村 泉倉寺末なり。
宝冠阿弥陀如来を本尊とす。
大同13年(? 800年代の年号である「大同」は 5年までしかない)、貞観始めて草庵を結う。
堂宇、間口 6間 奥行き 4間。
境内、555坪あり。
檀徒158人を有す。
本堂の前には聖観音像が建ち並んでいます |
本 堂 近 景 |
西定寺の山号「華光山」と書かれた扁額 「泉倉寺」の名が見えます |
天満天神(左) と 水神(右)の 小祠 |
「南無大慈大悲観世音菩薩」の石碑 |
境内の端の方まで 聖観音菩薩像が何体も並んでいます |
印西大師 第六十二番札所の大師堂 |
御詠歌の書かれた扁額 薄れていて 部分的にしか読めません |
扁額は、四国八十八カ所の第62番札所である 天養山 宝寿寺の御詠歌であるようです。
さみだれの あとに
五月雨が降り、地にしみ込んだ雨粒は、その後に湧き水となって出で
白坪の里に建てられた 一の宮を流れる
本堂の右手前に見事な藤棚がありました 見てみたいフジの花 |
山門の手前に蓮池があり、朽ちた木道がありました 夏には花が咲く? |
追 記 2015.04.23
4月の下旬に再び訪れました。
藤棚には フジの花が満開でした。
まわりにフジの花の よい匂いが漂っていました |
園芸品種と思われる 白いヤマフジの花も見事でした |
蓮池の方はどうかと見てみると、ハスがしっかりと育っているようでした。
夏が楽しみです。
蓮池のハス |
➜ 印旛を歩く(11)
➜ 印旛を歩く(13)