以下の写真は、今年の印西ウエットランドガイド「里山散策会」の当日に見学した折に撮ったものであり、残念ながら個人での見学はできません。
ドイツ製の通気発酵用の容器 |
上の写真は、ヨーロッパで開発されたお酢の醸造方法の容器です。
通気発酵法では、空気を入れて撹拌することにより 隅々まで酵母がゆきわたって発酵が進むため、数時間~24時間で お酢をつくることができるといいます。
昔ながらの、樽による 静置発酵法によるお酢の醸造もしています。
表面だけでしか発酵が進まないため、2~3カ月かかって ようやく お酢ができるのだそうです。
古来の吉野杉の樽 組み立て直しながら100年間利用できるといいます |
手間暇がかかっている分、このお酢は値が張りますが、素晴らしい味です。
おすすめは 「吉乃川」の酒粕を使用した「不二吟酒粕乃酢」です。
360mlの瓶で626円です。
工場の2階にある事務所で購入することができます。
ここで手に入れるか、私市醸造の通販を利用するなどして味わっていただきたい お酢です。
樽の周囲の杉材は 古くなると削りながら再利用を繰り返します |
樽の杉材は、新しいときには7~8cmの厚みがあるそうです。
古くなってくると、バラして削り直し、再度 樽に組み直します。
これを繰り返し、100年近く利用するとのことです。
かつて使われていた18リットル入りの甕 |
甕はちょうど1斗(10升)入るように作られていました。
いまは、切りのよい20リットル入りのポリタンクが使われているそうです。
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