2015年9月2日水曜日

2015.09.01 身近な植物 (9月上旬)

散策会の下見で、佐津間地区を歩きました。
その折に目をひいた植物を まず取り上げたいと思います。

ウメモドキ(梅擬) モチノキ科 名前の由来は葉がウメに似ることから


スベリヒユ(滑莧) スベリヒユ科 美味しい野草だそうです

スベリヒユ科の植物には、マツバボタン(松葉牡丹)や 園芸植物・ポーチュラカとして知られるハナスベリヒユ(花滑莧)などがあります。


ショウジョウソウ(猩々草) トウダイグサ科 ヤマトシジミが吸蜜中

ショウジョウソウの葉が 葉柄の方からオレンジ色に変わっています。
葉の先の方は 緑色のままです。



斑入りのヤブラン(藪蘭) キジカクシ科

植物に詳しい方のお話では、斑入りの葉の植物は、元々は自生しているものの中から選別されて、園芸種として栽培され、市場に出回ったものが多いそうです。


ハゴロモルコウソウ(羽衣縷紅草)  ヒルガオ科

別名は モミジバルコウソウ(紅葉縷紅草)。
葉の形がイロハモミジに似ていることから、こう名付けられたとのこと。

アメリカにおいて スロッター氏により、ルコウソウ(縷紅草)とマルバルコウ(丸葉縷紅)を交配させ作出された と推測されているようです。
なお、ルコウソウの別名は ホソバルコウソウ(細葉縷紅草)です。


次の2種の植物は、葉がとてもきれいです。
植物に詳しい方に名前を教えていただきました。

ハツユキカズラ(初雪葛)   キョウチクトウ科   赤白の葉

ハツユキカズラは、テイカカズラの園芸品種だそうです。
花は テイカカズラに よく似ているようです。
花を 直接 見比べてみたいと思いました。


ハツユキソウ(初雪草) トウダイグサ科

ハツユキソウは、葉が美しいのに比し、花は小さくて目立ちません。
上の写真をよく見てみると、花が咲いています。


ヘクソカズラ(屁糞葛) アカネ科 別名 サオトメバナ


イチイ(一位、櫟) または その変種のキャラボク(伽羅木) イチイ科
赤い仮種皮が とても鮮やかです

上の写真の植物の同定に関しては、A氏ほかの植物に詳しい方に大変お世話になりました。
イチイとキャラボクの見分けは相当に難しいようなので、「イチイ または その変種のキャラボク」とさせていただきました。


近所でも様々な実や花が見られました。

ニガウリ(苦瓜) ウリ科 実から こぼれた真っ赤な種


センニチコウ(千日紅) ヒユ科 白と紫の花


黄色い花を いっぱい付けた木がありました


ハナセンナ(花旃那)のようです 別名 アンデスの乙女 マメ科


エゴノキ エゴノキ科 実が鈴なりです


以下は、出かけた先で見た園芸品種です。

サルビア・スプレンデンス シソ科 アキギリ属


ヒルガオに似ていますが、葉の形が違います
何という名前なのでしょう?

上の写真の植物を、いつものように図鑑やネットで調べても 名前が分かりませんでした。
ホームセンターの園芸植物コーナーに行けば、同じような花が見つかるかもしれないと思い立ち、行ってみました。

店の担当の方に写真を見せ、同じ植物が置いてあるか聞いてみましたが、いまは店頭にないとのこと。
花の名前をお聞きしました。
「ペチュニア」でした。
知っている名前でした。

あとで「ペチュニア」という名前で検索して調べたところ、様々な色や形の花をつけるものが 多種 栽培されていると分かりました。

ペチュニア」は、ナス科 ペチュニア属 に属する草本の総称だそうです。
なお、ペチュニアの属すナス科も ヒルガオが属すヒルガオ科も、同じナス目に含められているようです。


ベゴニア・センパフローレンス シュウカイドウ科


これもベゴニア 名前の由来は 「ベゴン」という人名


参 考 木立性ベゴニア 前の写真の品種も茎が太い


参 考 木立性ベゴニアの花 何という品種なのでしょう?


ハナスベリヒユ(花滑莧)〔ポーチュラカ〕 スベリヒユ科


ニチニチソウ(日々草) キョウチクトウ科


マリーゴールド  キク科 コウオウソウの栽培種の総称

「コウオウソウ」は、漢字で書くと「紅黄草」。
マリーゴールドの色そのものをいっているかのようです。