2015年9月14日月曜日

2015.09.13 身近な植物 (9月中旬)

今年は残暑がなく、猛暑から一転して、急に涼しい秋になってしまいました。

クズ(葛) マメ科 クズ属 マメ科らしい形の花


サルビア・ガラニチカ(メドーセージ) シソ科アキギリ属
トラマルハナバチ(虎丸花蜂)が長い口器(中舌)で吸蜜


コムラサキ(小紫) クマツヅラ科ムラサキシキブ属


コムラサキとムラサキシキブの違いについては、以下のサイトで詳しく述べられています。

 ➜  かぎけんWEB コムラサキ(小紫)

上の写真の植物は、以下の特徴からコムラサキと同定しました。

 ➀ 果実が固まって付いている。
 ➁ 葉柄ようへい花柄かへい(花序・果実を支える茎)の付く位置が少し離れている。
 ➂ 葉の鋸歯   が上半分にしかない。

参 考 ムラサキシキブ(紫式部) 2012.11.10 撮影

両者の果実の色を比較すると、コムラサキの方が明るく浅い紫色であるように思われます。


学校の門横にある花壇に 見事に花が咲いていました。
ようやく、こうしたところにも目がいくようになりました。

メランポジウム キク科 メランポジウム属


メランポジウム(メランポディウム)の花


参 考 3週間後のメランポジウム とても大きな株になっていました


アフリカホウセンカ(アフリカ鳳仙花) 1 ツリフネソウ科 ツリフネソウ属中心部が白い花(右上)は ニチニチソウです 花と葉の形が違います


アフリカホウセンカ 2   別名 インパチェンス(Impatiens = 属名) 蒴果さくかです


ハナスベリヒユ(花滑莧) 1 スベリヒユ科スベリヒユ属
別名のポーチュラカの方が よく知られています


ハナスベリヒユ 2 雌しべの先が5つに分かれています


ハナスベリヒユ(ポーチュラカ) 3 色違いの品種です


ハナスベリヒユ(ポーチュラカ)  4 雌しべの特徴が よく分かります


参 考 3週間後のハナスベリヒユ 花の数が増加 


印西ウエットランドガイドの散策会で 鎌ケ谷市の佐津間地区を歩いたときに見た植物です。
いつものように、分からない植物は、植物に詳しい方から名前を教わりました。

ヒモゲイトウ(紐鶏頭) ヒユ科 ヒユ属
別名 アマランサス 本来は食用野菜とのこと


ツルボ(蔓穂) キジカクシ科 ツルボ属


オクラ(英語 okra)の花   アオイ科 トロロアオイ属


ユーパトリウム キク科 ヒヨドリバナ属

上の植物は、アゲラタム(キク科 カッコウアザミ属)か ユーパトリウムか、迷いましたが、植物に詳しい方におききすると、ユーパトリウムであるようです。
また、園芸種には「流通名」という呼び名があって、ユーパトリウムには「宿根アゲラタム」という流通名もあるとのことです。
両者は属が違う上、アゲラタムは一年草のはずなのに、強引な名前の付け方ですね。

近所で いろいろな花が咲いていました。

ヤブラン(藪蘭) キジカクシ科 ヤブラン属


ハギ(萩)の一種 マメ科 ハギ属


サルスベリ(百日紅)の花 ミソハギ科 サルスベリ属


ホウセンカ(鳳仙花) ツリフネソウ科 ツリフネソウ属


赤花のホウセンカ 種を遠くまで撒き散らす蒴果さくかです 


白花のハナスベリヒユ(ポーチュラカ) スベリヒユ科


ハナトラノオ(花虎の尾) シソ科 ハナトラノオ属
別名 カクトラノオ(角虎の尾) 茎が角張っているため


散策会の下見のときに見た植物です。
名前の分からない植物は、A氏とNさんに教えていただきました。

アベリア スイカズラ科 ツクバネウツギ属


ユーパトリウム(キク科 ヒヨドリバナ属)でしょうか?
それとも、アゲラタム(キク科 カッコウアザミ属)?

ユーパトリウムとアゲラタムの花はそっくりで、見分けがつきません。
植物に詳しい方におききすると、アゲラタムの葉は 感じが「丸っこい」とのことです。
写真の植物の葉は三角形をしていますので、ユーパトリウムでしょうか?

ユーパトリウムとアゲラタムの名前の由来について調べてみました。

➀ ユーパトリウム (Eupatorium) 以前はエウパトリウム属(Eupatorium)に含められていたことから、いまでもこの名が付いています。 エウパトリウムは、古代の小アジアに栄えたポントス王国の国王「ミトリダテス・エウパトル」(Mithridates Eupator)の名に因んでいるそうです。国王は この仲間の植物を薬用にしていたといいます。

➁ アゲラタム (Ageratum) 花が長期間咲き 丈夫で色褪せない様子を、ギリシア語で否定を表す「ア」と 年齢を重ねる(歳をとる)「ゲラス」の2語を組み合わせて「老いを知らない、古くならない」という意味で名前が付けられたそうです。


バラの実 ローズヒップとは この実のことなんですね
「ヒップ」だけで「バラの果実」を意味しているそうです


ヒガンバナ(彼岸花) ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
曼珠沙華は サンスクリット語 manjusaka の音写という



センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科 センニンソウ属
学名は Clematis terniflora
なんと、テッセンクレマチスと同属です


センニンソウ 繊細な形をした花です



参 考 3週間後のセンニンソウ まだ 蕾がいっぱい


参 考 3週間後のセンニンソウ 実から白い綿毛が


スズメウリ(雀瓜) の花 ウリ科 スズメウリ属


スズメウリの実