キンモクセイ(金木犀) モクセイ科 モクセイ属 |
陽は落ちて 金木犀の 香りくる |
単に「モクセイ」というと、「ギン(銀)モクセイ」のことを指すようです。
「キン(金)モクセイ」は「ギン(銀)モクセイ」の変種だとか。
また、国内に植えられているのは雄株だけとか。
これは 樹皮が動物のサイ(犀)の皮膚に似ているためだとか。
中国のお酒で「桂花陳酒」というのがありますが、これは白ワインにキンモクセイの花を3年漬け込んでつくるのだとか。
甘いお酒です。
学名は「Osmanthus fragrans var. aurantiacus」。
Osmanthus は、ギリシア語の osme(香り)と anthos(花)に由来しており、fragrans は「芳しい香り」、 aurantiacus は「橙色の」という意味があるとか。
「var.」は変種であることを示します (var. = varietas (ウァリエータス))。
var. aurantiacus で「橙色の変種」という意味になります。
長い学名ですが、実にキンモクセイらしい命名ですね。
白井市郷土資料館主催の「しろい文化財めぐり」に参加したときに、文化財とともに様々な植物を見ました。
キツネノマゴ(狐の孫) キツネノマゴ科 キツネノマゴ属 |
植物に詳しい Yさんに教えてもらいました。
とても小さな花が 花穂についています。
キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔) 別名 エンジェルトランペット ナス科 キダチチョウセンアサガオ属 |
こちらは、とても巨大な花。
別名の「天使のトランペット」という名前の由来が すぐに想像できます。
アルストロメリア ユリズイセン科 アルストロメリア属 単子葉植物です |
シュウカイドウ(秋海棠) シュウカイドウ科 シュウカイドウ属 |
薬王寺の植え込みを見て、「キダチベゴニアが咲いている」と言ったら、すかさず Yさんから「シュウカイドウでしょう」と直されました。
これら2種の植物は同属であり、花がそっくりです。
シュウカイドウの花 同属のキダチベゴニアの花によく似ています |
春の花々の中で一番美しいとされるカイドウ(海棠)のように、秋に美しく咲くからというのが名前の由来のようです。
シュウカイドウの別名は「断腸花」。
この花をこよなく愛し、庭先に植えていた文人は永井荷風であり、その居室を「断腸亭」と名づけていました。
「断腸亭」に住んでいた時期に執筆された日記が『断腸亭日乗』です。
コブシ(辛夷) モクレン科 モクレン属 鈴生りの実 |
コブシの実 学名は マグノリア・コブス(Magnolia kobus) 宮沢賢治に 「マグノリアの木」 という作品があります |
解散後、帰り道で見た植物です。
コリウス シソ科 コリウス属 シソ科らしい花です |
サルビア・スプレンデンス シソ科 アキギリ属 |
エレモフィラ・ニベア (学名 Eremophila nivea) ハマジンチョウ科 エレモフィラ属 |
外出先の歩道に植えられていた植物です。
ペンタス アカネ科 ペンタス属 五芒星のような花形 |
ペンタスにやってきたクマバチ(熊蜂) |
サルビア・ファリナセア シソ科 アキギリ属 |
近所を歩いたときに目に入ってきた植物です。
トキワサンザシ(常磐山査子) 別名 ピラカンサ バラ科 トキワサンザシ属 (学名 Pyracantha coccinea) |
ストレプトカーパス イワタバコ科 ストレプトカルプス属 |
ダンギク(段菊) シソ科 カリガネソウ属 |
イヌタデ(犬蓼) タデ科 イヌタデ属 |
ボタンクサギ(牡丹臭木) クマツヅラ科 クサギ属 |
ミゾソバ(溝蕎麦) タデ科 タデ属 別名 牛の額 |
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸) ナス科 ナス属 |
ススキ(芒、薄) イネ科 ススキ属 別名 尾花、茅(萱) |
ヨシ または アシ(葦、芦、蘆、葭) イネ科 ヨシ属 |
ヨシの穂は 出はじめの頃は赤いようです |
エノコログサ(狗尾草) イネ科 エノコログサ属 |
ケイトウ(鶏頭) ヒユ科 ケイトウ属 |
ケイトウ 様々な品種があるようです |
オキザリス・トライアングラリス カタバミ科 カタバミ属 |
白花のユーパトリウム キク科 コノクリニウム属 |
ブラキカム(Brachycome) キク科 ヒメコスモス属 |