2016年10月21日金曜日

2016.10.21 身近な植物 (10月下旬)

(1)


庭のヤブコウジに新しい実がついていました。

ヤブコウジ(藪柑子) 1 サクラソウ科 ヤブコウジ属


ヤブコウジ 2 昨年ついた実 赤い色が残っています


ヤブコウジ 3 今年ついた実が大きくなっていました


近所を歩いていると紫色の花をいっぱいつけた植物が見えました。

ずいぶんと大きな株です 何でしょう?

近づいて花を見たら分かりました。

ホトトギス(杜鵑草) ユリ科 ホトトギス属


路傍に白い花が咲いていました。
紫色の雄しべの花糸には細長い毛が密生しています。
色の取り合わせが とてもきれいです。

白花のムラサキツユクサ(紫露草)
ツユクサ科 ムラサキツユクサ属


(2)


市制記念公園の近くで見た植物です。

ヒノキでしょうか、サワラでしょうか?


小さな実がついていました


葉の裏側には、「X」の字型をした小さな白い模様
 したがって、この木は
サワラ(椹) ヒノキ科 ヒノキ属

葉の裏側の模様が「Y」の字型なら、ヒノキ(檜、桧)です。


次にイネ科の植物を2種。

ススキ(芒、薄) 1 イネ科 ススキ属


ススキ 2 花穂です


チカラシバ(力芝) 1 イネ科 チカラシバ属


チカラシバ(力芝) 2 花穂のアップ

(追 記 2016.10.26)


(3)


近所で見た植物です。

シュウメイギク(秋明菊)  キンポウゲ科 イチリンソウ属

友人宅に立ち寄りました。

キダチダリア(木立ダリア) キク科 ダリア属
学名 Dahlia imperialis (皇帝ダリア)

この植物は、学名を日本語に訳した「皇帝ダリア」という名前の方が一般的でしょう。
「木立」は「コダチ」と読むことも多いようです。
2階の高さにまで生長する植物ですが、上の写真の株は友人の話だと茎が折れてしまったのだそうです。
茎はまるで竹のようですが、やわらかい感じです。

先日路傍で見たハゼランが友人宅にもありました。

ハゼラン(爆蘭、米花蘭) スベリヒユ科 ハゼラン属


さらに散歩を続けました。

ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌) ヒユ科 イノコヅチ属 大きな群落です


サザンカ(山茶花) ツバキ科 ツバキ属 美しい

「サザンカ」の名は、「山茶花」の本来の読み方である「サンサカ」または「サンザカ」の音の並びが入れ替わったものだといわれます。
「山茶花」には「茶」の字が入っていますが、チャノキ(茶の木)も ツバキ科 ツバキ属であり、ツバキやサザンカに似た花や実をつけます。


翼のある大きな葉をもつ植物 右上はイチジクの葉
 イヌドウナ(別名 ウドブキ)の仲間でしょうか?

食用として植えられたものかもしれません。
近くの農家の方におききしてみることにします。

割 込 2016.11.02

近くを歩いていたら、農家の方にお会いできました。
名前をおききしたら、なんと「ヤーコン」。
ヤーコンは、キク科(スマランサス属)の植物。
イヌドウナもキク科(コウモリソウ属)。
葉の形が似ているのも偶然の一致ではないでしょう。

この割込 おわり


ボタンクサギ(牡丹臭木) 1 シソ科 クサギ属


ボタンクサギ 2 蕾 


ボタンクサギ 3 開花したもの


ボタンクサギ 4 花のクローズアップ


ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸) 1 ナス科 ナス属


ヒヨドリジョウゴ 2


木の高いところに 白い花が咲いていました。


何の花なのでしょう


スイート・アリッサム(英 Sweet alyssum)
別名 ニワナズナ(庭薺) ・ ニオイナズナ(匂い薺)
アブラナ科 ニワナズナ属(ロブラリア属)

花にほのかな甘い香りがあることから「スイート・アリッサム」と名づけられたようです。
特に白い花が強く香るとのこと。
今度見たら、香りをかいでみたいと思います。
花期は、2~6月 と 9~11月。
夏の高温多湿に弱いそうです。

(追 記 2016.10.26)