曹洞宗の寺院です。
所在地は 印西市(大字)吉田1707番地です。
明示する必要があるときには「吉田・慈眼寺」とします。
慈眼寺の境内 手前に見えるのは防火水槽 |
大正2年(1913)発行『千葉県印旛郡誌』の「宗像村誌」のうち、「寺院仏堂誌」には 以下のように書かれています(後編 P.416)。
(10) 慈眼寺
釈迦如来を本尊とす。
宗祖道元禅師19世の法孫開山・宰春和尚、元久5年(?? 元久は、1204年から1206年の3年間)11月、本堂庫裏1宇建立。
明治19年4月22日、再建の許可を得たり。
境内 293坪あり。
即ち、
1.観 音 堂 馬頭観世音を本尊とす。由緒不詳。
建物 間口 2間、奥行き 2間。
2.大 師 堂 弘法大師を本尊とす。由緒不詳。
建物 間口 4尺、奥行き 4尺。
印西大師 第34番札所の大師堂 |
境内には、大師堂があるのと、その右手奥に卵塔(僧侶の墓塔)などの墓石があるほか、寺らしいものはなく、まるで廃寺のようです。
慈眼寺を管理している印西市・岩戸の高岩寺(同じ曹洞宗)におききしたら、本堂に当たるのだそうです。
『千葉県印旛郡誌』には、境内に観音堂があると書かれていますので、この場所にあったのかもしれません。
集会所のような本堂 1 |
集会所のような本堂 2 |
境内に沿った道路からは 萬福寺の山門が見えます |