2013年9月15日日曜日

変わりゆく風景 (1) DIXIE の給水塔 ・ 畑がコンビニに

ほんの最近まではあったものがなくなっていて、そこには新しいものが建っていたりし、身のまわりの景色はつねに変化しています。

最近、変わってしまった景色を三つ取り上げてみます。

まず最初に、JR成田線 木下駅近くにあった日本デキシーの給水塔。
日本デキシーは、紙コップをはじめとした食品紙容器メーカーです。
給水塔は、紙コップの形をしていました。
2013年の6月の初めに木下を訪ねたときにはあったのに、同年8月の下旬にはなくなっていました。

遠くからも見えた DIXIE の給水塔 (2011.11.25  木下万葉公園から撮影)


今年の6月にはありました (2013.06.01 木下万葉公園から撮影)


今はない給水塔のアップ (上の写真と同日、近くから撮影)


どこを見ても給水塔の影はなし (2013.08.24 木下万葉公園から撮影)

給水塔がなくなって、なんだか、ひどく寂しい気持ちがしました。

なお、木下にあった千葉工場は、すでに2009年10月に閉鎖され、栃木県真岡市に移転しています。

 ➜ 日本デキシー 真岡工場

真岡工場には、紙カップの形をした給水塔はないのでしょうね。



二つめは、鎌ケ谷の入道溜三差路の南にある三差路にあった畑。
なだらかな斜面に美しく広がっていました。
写真を もっといっぱい撮っておけばよかったと悔やまれます。
 
右奥のなだらかな斜面にあった畑 (2011.10.12 撮影)


今年の8月の下旬にはコンビニができていました (2013.08.29 撮影)


コンビニの後ろには空き地が残っています 草むらの向こうまで畑でした



三つめは、多古町十余三の風景。
二年前に、私が道標に興味をもつきっかけとなったのが、下の石塔です。
石塔は、畑の端に ちょっとかしいで 寂しく建っていました。

西国三十三所供養塔 (2012.08.16 撮影)

正面には、右下に「とつかう」(取香)、左下に「なりた」(成田)と彫られています。
彫られた文字の手前の方角には、取香や成田があります。
この道標は、正しい向きに置かれているわけです。
道標の建っている四ツ辻は旧道です(『多古町史』参照)。
江戸時代の昔から、大きく位置を変えられてはいないのでしょう。
両脇にも近辺の地名が彫られています。
これもまた当然ながら正しい方角を指し示しています。
詳しくは、いずれ ご紹介します。

ここにも 9月の初めにはコンビニが(2013.09.12 撮影)

畑があったところには コンビニができました。
かしいでいた石塔もまっすぐに建て直されました。
きっと、「何だろう?」と注目する人も増えるでしょう。
「説明板があればもっと楽しめるのに」と思います。

この交差点の左手前には 道祖神があります


小さな道祖神 近くには「道祖神」という名前のバス停があります