天気予報では雨になるとのことで、当日予定されていた この地区の里山調査自体は中止されたのですが、なんとか降られずに3人で約6kmの行程を回ることができました。
下図は アイ・オー・データ社のGPSロガー「旅レコ」で実際に記録したコースを航空地図に書き込んだものです。
コース図 (木下駅 ➜ 中央公民館) クリックで拡大できます |
立ち寄った場所等を白い文字で書き込んであります。
木下駅を出発し、まず最初に「ひょうたん島池」に行きました。
航空写真をよく見ると、池の中にはひょうたんの形をした島が見えます。
この池は人工的に整備された池で「竹袋調整池」(たけふくろ ちょうせいいけ)というのが正式名称であるようです。
「調整池」の読み方は、印西市においては「ちょうせいいけ」に統一されているようです。わかりやすいので、私はこの読み方に賛成です。
ハスの花が美しく咲いていました。
お仲間のY氏に「スイレンではないよ」と教わりました。
「ひょうたん島池」のハス(蓮)の立ち葉と花 |
同じくハスの浮き葉と花 スイレン(睡蓮)ではありません |
追 記 2015.05.14 睡蓮の葉と花 葉には切れ込みがあります |
追 記 2014.08.14 ハスの実 (印旛沼にて) |
追 記 2014.10.17 ハスの実 (ひょうたん島池にて 2014.08.20 撮影) |
「ひょうたん島池」の南には 「天神山」という神社があります。
急な階段をのぼった小高いところに小社が祀られています。
途中に踊り場はありますが とても急な階段です |
頂上には小社があり、横の手水鉢の近くには「天神山」と書いてあります |
「天神山」の先を行くと景色が一変し、美しい谷津田が広がっています。
以前、冬場に来たときには 一面茶色い景色が広がっていて、なんてつまらない場所なんだろうと思いましたが、今回は目を見張りました。
青々とした稲が美しい田圃 |
谷津田を右手に望みながら進むと「山崎池」に行き当たりました。
何だか薄暗い池です。
「山崎池」は人の手が入っていない 昔ながらの池のようです |
「山崎池」のすぐ近くには鳥居があって、そこから「ふれあいの小径」がはじまっており、竹袋稲荷神社へとつながっています。
鳥居をくぐり階段を上がると「ふれあいの小径」の碑があります |
林の中の「ふれあいの小径」をたどっていくと、竹袋稲荷神社に至ります。
左上に小さく写っている「鋳銅鰐口」は印西市の指定文化財 |
表参道をとおって、いったん道路に出ます |
道路の反対側には、天台宗の古刹 「三宝院」(さんぼういん)があります。
由来等については、以下の説明板が参考になります。
説明を追加 |
この説明書きには、三宝院は竹袋稲荷神社の別当寺であると記載されています。
「三宝院」の本殿 |
山門へと至る道は苔むして美しい |
また道路へと出て、竹袋稲荷神社の裏参道の右手にある「竹袋青年館」に寄りました。
この建物は普段閉まっていますが、近くに簡易トイレが設置されています。
竹袋青年館 印西市には「青年館」という名前の建物が多く残っています |
高さ3mにもなる大きなサンショウ(山椒)の木あり ピリピリと辛い実 |
「加蘇山」と書かれた石碑 何でしょうか? |
「加蘇山」について調べてみたところ、鹿沼市にある「加蘇山(かそやま)神社」を指しているようです。
鎌ケ谷市の根頭神社には、同じ鹿沼市にある古峯(ふるみね)神社が祀られています。
根頭神社と同じように、竹袋稲荷神社にも加蘇山神社を詣でる代参講があったのかもしれません。
代参講については、以下のリンク先の「古峯神社についての説明書き」をご覧ください。
➜ 鎌ケ谷の神社(2) 根頭神社(その1)
記事が長くなりましたので、続きは次回に。
➜ 木下・竹袋地区を歩く (印西市) その2 旧印旛高校の跡地まで