掉尾を飾る 蜜蔵院は、将監川の南、 印西市(大字)
蜜蔵院 周辺地図 |
国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものを利用
山門が道路に面しており、蜜蔵院の全体が見えます |
「真言宗豊山派 医王山 蜜蔵院 東光寺」とあります |
「蜜蔵院」という寺名は、密教を基とする真言宗らしい命名だといえます。
山門の右にも 小さな古い門柱がありました |
1913年に発行された『千葉県印旛郡誌』の「
将監新田 高津に在り、真言宗にして 徳満寺末なり。
(徳満寺は 利根川を越えた茨城県利根町にある。)
阿弥陀如来を本尊とす。 由緒不詳。
堂宇、間口 6間半、奥行き 5間。 庫裏、間口 4間、奥行き 2間半。
境内、498坪あり。
住職は、徳満寺住職 細川順継、これを兼務す。
檀徒 30人を有す。
蜜蔵院の本堂(左) と 庫裏(右) 明るい境内 |
整然としていて 気持ちのよい 本堂の周辺 |
本堂の左側には、二つの大師堂と不動堂が建っています。
蜜蔵院は真言宗ですが、この開祖は御大師様(空海)です。
本堂の左手に並んでいる三つの小堂 |
いちばん右にあるのは四郡大師の大師堂です。
四郡大師 第二十番札所の大師堂 |
四郡大師は、江戸時代の文化・文政年間(1804~1829)に、以下の四つの郡にわたる地域に作られた霊場だといいます。
・
・北相馬郡 (茨城県 利根町、龍ケ崎市の一部)
・
・印旛郡 (千葉県 栄町、印西市本埜地区の一部)
蜜蔵院は、四郡大師と印西大師、二つの大師講の霊場となっています。
四郡大師の大師堂の左には、印西大師の大師堂があります。
印西大師 第八十四番札所の大師堂 |
二つ並んだ大師堂の左にも小堂が祀られています。
成田山ゆかりの不動堂のようです。
不動堂 「成田山」という石碑が左にあります |
堂内の不動明王像 右手に剣、左手に |
成田山新勝寺は、真言宗智山派の大本山のひとつで、本尊は不動明王です。
様々な石碑や仏像が並んでいました これは それらの一部です |
ニホンアマガエルが 祠の上にちょこんと座っていました |
道路をはさんで蜜蔵院の反対側にある将監青年館 |
蜜蔵院から100mほど西に行ったところには
この神社で用いる幟用の竿(木製)は蜜蔵院の横に置かれています。
幟竿格納建屋 大龍神社の境内ではなく 蜜蔵院の隣にあります |
こんもりとした社叢林が見えます 小高くなった所に大龍神社があります |
石の鳥居が 東日本大震災のために倒壊していました |
大龍神社境内 |
大龍神社の社 |
ホタルガが境内にいました しゃれたカラーリング |
➜ 本埜の仏刹(11) 大願成就堂 (印西市・荒野)