2014年10月12日日曜日

鎌ケ谷で見られる草本(7) カラスウリ

秋に美しい赤い実をつけるカラスウリ(烏瓜、学名  Trichosanthes cucumeroides)。
スミレ目 ウリ科 カラスウリ属の多年草です。
これまでに 散策会の折に撮ってきた写真をご覧ください。

秋を色どるカラスウリの実 (印西市・角田にて  2013.10.07 撮影)

雌雄異株で、ひとつの株には雄花か雌花のいずれかがつきます。
カラスウリの花は 日暮れてから咲きます。
何度見ても 不思議で繊細な花です。

日暮れて咲くカラスウリの雄花 (印西市・龍腹寺にて 2014.07.29 撮影)

カラスウリの花は 一日花であり、明け方にしぼみます。
花びらの糸状の部分を収納しつつ しぼんでいきます。

しぼんだ一日花 (印西市・竹袋にて  2014.08.20 撮影)

雌株につくカラスウリの実は、熟す前の青いうちは いかにもウリらしい白い縞が見られます。

まだ青い実 (鎌ケ谷市・佐津間山ノ下にて  2014.08.29 撮影)


お馴染みの 赤く熟した実 (印西市・松虫にて  2012.10.31 撮影)

翌年の4月~6月にかけて 塊根から発芽するか、または実生により発芽するかします。