5月1日(金)に観音寺を出発した「送り大師」一行は、4日(月)には 鎌ケ谷市軽井沢のお堂(第16番札所)で中食をとりました。
東葛印旛大師 第16番札所の大師堂 (鎌ケ谷市軽井沢) 2014.10.03撮影 |
その折には、伝統の「おしゃらく踊り」が披露されたそうです。
おしゃらく踊りは、鎌ケ谷市の無形民俗文化財に指定されています。
都合がつかず、見にいけなかったのが大変心残りです。
以下の画像は、昨年の「鎌ケ谷市民まつり」の第1会場(市役所駐車場)のステージで披露された際のものです。
「おしゃらく踊り」 (筆者撮影のビデオからの一画面) 2014.10.11撮影 |
さて、今年の結願寺である観音寺には 車で行きましたが、どこに駐車したらよいか分かませんでした。
前年の寿量院では 近くの塚崎運動場が駐車場に指定されていました。
そこで、今回も近くの逆井運動場に停めて、1kmほど歩くことにしました。
柏市逆井運動場 |
観音寺のすぐそばまで来ると、隣にある逆井中のグラウンドが臨時の駐車場となっていました。
臨時駐車場 (逆井中 グラウンド) |
観音寺のすぐ近くに駐車場が設けられていたわけですが、1kmの往復の道中には 様々な発見があり、面白かったです。
この道中での発見は、次回の記事で取り上げます。
では、観音寺へと入っていきましょう。
旧山門 右に「真言宗 安楽山」、左に「誓光院 観音寺」とあります |
旧参道の右手にある駐車場 講の各区から来たバスが並んでいました |
現在の参道 |
山門と参道が 昨年(平成26年) 移動されたと、碑文にあります |
現在の山門 |
巡拝の皆さんだけではなく、多くの人々がみえていました |
巡拝の皆さん その横に張り出された数限りない灯明料の奉納掲示 |
本堂へと続く道は 人でいっぱいです |
本堂前の人々 |
結願式が始まり、般若心経が合唱され、それに続き光明真言(「オン アボキャ・・・」)が唱えられました。
光明真言については、以下の記事をご参照ください。
➜ 北総の宗像神社(3) <印西市・瀬戸>
除幕され、五色の紐が風にたなびいています |
回向柱には 「南無遍照金剛」とあります |
回向柱から延びた |
かつての回向柱にも「南無遍照金剛」とあります |
回向柱にある「南無遍照金剛」の「遍照金剛」というのは、弘法大師 空海の灌頂名(法号)であるようです。
よく見るのは、大師堂の幟にあるように 「南無大師遍照金剛」という8文字ですので、「あれっ」と思い、調べてみました。
境内には多くの木が植えられており、花が美しく咲いていました。
シャクナゲ〔品種 紫炎〕の花 と ナガサキアゲハ(長崎揚羽) |
シャクナゲ(石楠花、石南花) と ジャコウアゲハ(麝香鳳蝶、麝香揚羽) |
黄色いボタン(牡丹)の花が残っていました |
本堂の左手、手前にある観音堂 |
本堂のずっと手前の左手奥に 大師堂や大師像があります |
東葛印旛大師 第69番札所の大師堂 |
大師堂には、扁額と古い写真が掲げられています 鰐口が珍しいです |
四国八十八カ所第69番札所(同名の 観音寺)の御詠歌が写されています |
御詠歌を書き写してみましょう。
第六十九番
讃州 観音寺 写し
観音の だいひ(大悲)のちから(力) 強ければ
重き罪をも ひきあげてたべ
最後の「たべ」は「給え」という意味です。
四国 観音寺で撮った写真のようです いつ頃のものでしょう |
2016年の結願寺は、松戸市金ケ作の祖光院だとのことです。
東葛印旛大師講の大先達 星野平八郎氏の地元であり、氏は かつて 祖光院の西隣にある 熊野神社の宮司をされていたようです。
祖光院は、新京成線 常盤平駅から 500mほどの位置にあります。