以前から見てみたかった「
屏風ケ浦」の近くに行く機会がありました。
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「屏風ケ浦」周辺の地図 |
国土地理院 電子国土Webシステム配信の地図を利用
「屏風ケ浦」は、銚子マリーナ海水浴場が所在する銚子市・
名洗町から 旭市の
刑部岬まで、10kmに渡って続く海食崖であり、水郷筑波国定公園に属しています。
フランスとイギリスの間にあるドーバー海峡両岸の白い岩壁は、中生代白亜紀の地層として有名ですが、それに似ていることから「東洋のドーバー」とよばれているそうです。
「屏風ヶ浦」と「ヶ」が小さく書かれることが多いようですが、千葉県その他の表記に倣って、ここでは「屏風ケ浦」とします。
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銚子マリーナ駐車場からの景観 「屏風ケ浦」がすぐ近くに見られます
駐車場の脇に、石碑と説明板が並んでいました |
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「伊能忠敬銚子測量記念碑」 石碑に伊能忠敬の描いた地図が見えます |
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説明板 「屏風ケ浦の展望」 多くの情報が載っています
屏風ケ浦の地層の年代等について 分かりやすく説明されています |
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上の説明を読みやすくしてみました
この説明板を制作した千葉科学大学は、銚子マリーナのそばにあります |
「屏風ケ浦」につながる地層の中で一番古いものは 「
愛宕山層群」で、1億5千万年前の中生代ジュラ紀
(白亜紀の前の時代 )にさかのぼると書かれています
(上の説明板の「こぶしエリア A」)。
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少し進むと、また説明板がありました |
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説明板 「屏風ケ浦の地層」 周辺の地図が描かれています |
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左側手前は「銚子マリーナ海水浴場」 遠くに見えるのが「屏風ケ浦」 |
「屏風ケ浦」は、銚子マリーナ海水浴場の近辺から 旭市の刑部岬へと、西に10kmほど続いています。
そして、「屏風ケ浦」に沿って、海中には消波ブロックがほとんど切れ目なく10kmほど続いています。
この消波ブロックを設置する前は、「屏風ケ浦」は1年間に1mずつ削られていたそうです。
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手前側が銚子マリーナ海水浴場 堤防で囲われています |
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海水浴場の外側 長く続いている白い石は 消波ブロックではありません |
銚子マリーナ海水浴場の近くでは、「屏風ケ浦」の東端部分が間近に見られます。
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「屏風ケ浦」をなしている地層は「犬吠層群」とよばれているとのこと |
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「犬吠層群」は 新生代更新世のものだそうです |
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300万年前~30万年前に堆積した地層が 海食崖となって見えています |
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銚子マリーナ海水浴場と 海食崖の間には、歩道が設置されています |
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断崖絶壁の上に家が建っています 見晴らしは最高でしょう |
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消波ブロックにより 崖が削られなくなったかわりに、
いずれは この断崖も植物におおわれてしまうそうです |
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風力発電用の発電風車が数多く見られました 強い風が吹くのでしょう |
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左手の先方にある旭市刑部岬へと 「屏風ケ浦」は10kmほど続いています |